裏六甲・船坂谷を歩く ― 2007-12-01 21:40
今日はひさしぶりに裏六甲の船坂谷を歩いてきた。JR宝塚駅前の阪急バス乗り場から「山口営業所行き」に乗る。R51の坂をバスはゆっくりとしたスピードで登っていくが、この道は何度かロードバイクで走った道だ。今日はロードバイクの姿はまだ見かけないな。
船坂橋停留所で下車して林道を詰めていく。分岐点がわかりにくく何度来ても記憶を確認しなければならない。堰堤を左から巻いて船坂谷に入っていく。
谷といっても小さな流れのある静かな谷だ。
川上の滝に到着。
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堰堤から流れ落ちる小さな滝。いつ来ても静かな場所。
裏六甲の山は人も少なく静かな山歩きを楽しむことができる。
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谷で休んでいると、黄葉が散っていく。この谷で人に出会ったことがない。
最後の急登を経て、六甲ドライブウェイにいきなり行き当たる。先日、この道をロードバイクでヒイヒイ登っていたと思うと不思議な感覚だ。
石の宝殿から蛇谷北山を経て、東お多福山登山口バス停に下山。4時間ほどのゆっくりとした山歩きだった。
・表六甲は人が多い。静かな山歩きがお望みなら、船坂谷、白石谷、黒岩谷、西お多福山などがお薦め。船坂谷、白石谷は分岐点などがわかりにくく、最初は迷いやすいので注意が必要。
・ロードバイク乗りで膝を痛めているので、サポーターをつけて歩いた。大丈夫みたいだ。ロードバイク乗りも楽しいけど、山歩きもやっぱ楽しいな。
静かなブログを書き続けること ― 2007-12-02 23:18
ふとこのブログを書き続けている意味を考えてみた。
このブログは2年半以上書き続けているが、アサブロ(ASAHI-NETのブログサービス)という超マイナーな場所で書いている。
■アサブロで書き続ける理由
・いろいろなブログを試してみたが、マイナーなゆえに静かなブログを書くことができる。別にブログで金儲けをしたいとか(まあムリだし)、お友だちをたくさん作りたいわけじゃない。
・機能が貧弱(最近は少しマシになった)なゆえに、ブログの仕組み自体自助努力が必要であり、ちょこっと勉強さざるをえない.
・マイナーブログサービスゆえヘンな訪問者がない.
・なぜかGoogle検索では上位にUPされる.
・1日数百人程度のアクセスでアサブロ内では上位のアクセスランキングに入る(苦笑.
■ブログを書くこと
・私は、職業人・恋人・夫・友人としてそれほど悪い素材じゃないと思う。だが同時に、「他者が評価する自分」というのも「自分」であるという価値観を持っている。
でもね、「asyuuってこんな人でしょ」という押しつけには辟易としている。
だからこのブログでは自分の突出した部分がかなり表れている。
・私のリアルというのは仕事だけ、それをめぐる人間関係にだけ表れるのだろうか。
・1991年にPCに出会ってから日記や読書メモをPCで書いてきた。備忘録としてブログに移行したともいえようか。だがスタンドアローンで書いていたときと異なり、ブログに書くということはNetに公開することだ。
だから、基本的には人・会社の悪口、プライバシー情報は書かないという基本原則を守るようにしている。
■リアルな私とは
・この数年は、他者への失望・憎しみが原動力となって生きてきた傾向が私にはある。
だが先日、ある人にお会いして私の認識はあまりにも偏狭ではないだろうかとも思った。この失望や憎しみを原動力にすることは、いつか私を腐蝕させるのではないのか。
もし心をオープンにして裏切られるならばそれもよし、単にお人好しにならなければよいのではないのか。
・Netの緩やかな繋がりは私には好ましく感じられる。それはリアルでは得られない感覚のようにも感じられる。リアルでは心の貯金をする人が多すぎて、あちこちで「信頼していたのに」「実は・・・」「あいつは世間をわかっていない」「人ってそんなもんじゃないよ」などの無意味な言葉が飛び交う。
・だがリアルで偏狭だと感じるのは、わたし自身が偏狭な生活を選んでいるのではないか。固い核を身につけて攻撃・防御態勢にすぐ移れるようにしているのではないか。
・心を開きつつ、付和雷同しない。そんなスタイルをすこし考えていってみよう。
偏屈者の山歩き・UNIX ― 2007-12-04 22:29
平日は仕事ばっかのasyuuです。
会社の健康保険を1年間使わなかったということで粗品をもらえると連絡をいただく。社員の3%が対象者らしい。もっとも健保扶養家族が受診すると資格はないので、べつに健康だという証明にはならない。
なんか高齢者(70歳くらいの人たち)の対談集を読んでいると、「何歳くらいに戻りたいか?」という質問に意外にも「50代前半」というのが多いらしい。
うむ、私の年齢ではないか。ほんまかいな?
山の本を読んでいると、中村圭志さんという方のエッセイ「不健全な山登りの楽しみ」がおもしろい。こんなことを書いている。
「どきどきしたいから、多人数で山に行くこともない。ひとりで行くことが多い。自分にとって登山は社交場ではない。だから山の会にも入らない。例会とか決まったスケジュールにも対応できない」
まぁ肩肘張ることじゃないけど、うんうんと頷(うなず)く。社交場にしたければガード下の居酒屋で飲んでいるほうがずっといいだろう。
山もロードバイクも、ひとりが基本。でも、意外と寂しがり屋なので気のおけない人とは同行しちゃうけど。
家ではLinux(VineLinux4.1、OpenSuse10.0)をデスクトップとして使っている。どちらもGUIがずいぶんと使いやすくなっている。通常の使用ではWindowsより快適なくらいだ。
でも、頭の体操みたいにCUI操作もしてみたいなということで購入。会社近くの書店で見かけて、「いまさらCUIねぇ・・・」と思い立ち読みしただけだが、最寄りの駅の小さな書店に置かれているのを見るとつい買っちゃいました。
会社ではWindows XP ProfessionalにOSを統一するそうな。で、Net環境も他のOSでは接続不可にするそうな。ふーん。でもいまの某専用システムもWindows XP上で動いているけどGUI環境がひどく(画面展開がめちゃ目に悪い)、画面からなるべくそっぽを向いている。
それにしても仕事がタイトになってきた。もっと遊びたいけどねー。
切なさの行方 ― 2007-12-06 23:59
僕が僕であるために
尾崎豊
心すれちがう悲しい生き様に
ため息もらしていた
だけど この目に映る この街で僕はずっと
生きてゆかなければ
人を傷つける事に目を伏せるけど
優しさを口にすれば人は皆傷ついてゆく
僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない
正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで
僕は街にのまれて 少し心許しながら
この冷たい街の風に歌い続けてる
別れ際にもう一度 君に確かめておきたいよ
こんなに愛していた
誰がいけないという訳でもないけど
人は皆わがままだ
慣れあいの様に暮しても 君を傷つけてばかりさ
こんなに君を好きだけど 明日さえ教えてやれないから
君が君であるために勝ち続けなきゃならない
正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで
君は街にのまれて 少し心許しながら
この冷たい街の風に歌い続けてる
仕事でボロ雑巾のような状態。すこしお酒を飲んで、冬の街をひとり歩いていく。
尾崎ではなくミスチルの桜井が唄う「僕が僕であるために」を聴いていると、ひどく切ない気分になる。
街で生きるのは好きだし、それほど哀しんでいるわけでもない。
でもこの切なさはなんだろう。
じぶんが切なくなる時をピックアップしてみた。
・ひとり山を歩いていて青空を見上げ、夏草の匂いを嗅いだとき
・海で泳いでいて海底が見えなくなる沖まで泳いできたとき
・驟雨のあとに靄が解け光が差してきたとき
・人との関係が誤解の総和で成り立っていると、何年もたって気づいたとき
・村上春樹の小説を読んでいるとき
・メールもない時代、好きなのに心すれ違う人と公衆電話で話していたとき
・メールの住所録からその人の履歴・情報を削除したとき
・何時間も何年も話したのに、たったひとつのことで簡単にものごとは壊れていくと気づいたとき
・遠くで泣いている人、哀しんでいる人を知ったとき
・そしてその人の荷物を背負いきれない非力な自分を知ったとき
・でも人の荷物を背負いきることなんてできないと思うとき
・すこし心許しながらもじぶんの精神のこわばりに気づいたとき
・その人が精神的に滑落していくだろうと思いながらも、共に滑落はできないという状況だと思うとき
日々は雑事の総和で成り立っている。切なくなくなったり哀しんでいるだけでは生きていくことはできない。でも「切なさ」のない自分なんて自分じゃないんだろう。
すこし疲れているのかそんなことを考えてみた。
手動型?Buzzcloud「Swicki」を試す ― 2007-12-07 22:27
私はブラウザはFireFox(Linux版)を使っているが、IEでこのブログを見るとサイドバーの表示が崩れているorz CSSをいじってみたがうまく修正できない。しばらくサイトの外観が変わっちゃうけどご容赦ください。
CSSをいじる際に性懲りもなくブログツールを試してみた。
手動型?Buzzcloud「Swicki」
Grab this swicki from eurekster.com
Lijitと同様、Googleがキャッシュしているこのブログを検索することができる。 LijitはGoogleで多く検索された語句が自動的に多い順に表示される。 O型・めんどくさがりやの私には手頃なBuzzcloudだ。
Lijit Search
Swickiは、自分で語句を指定できる。ビデオや画像で表示することも可能だが、サイトが重くなるのとシンプルが好きなのでTextスタイルにしている。 自分のブログだけでなく他のRSSやWebも読みこませることができるようだ。
当然、英語のサイトなのでちょっと読みこんでから修正をしてみようっと。
ひさしぶりにクロスバイクでポタリング(大阪市渡船めぐり) ― 2007-12-08 21:40
寒くなると膝の痛みなどがぶり返したりする。今日はロードバイクで北摂を走るのではなく、のんびり大阪湾岸沿いをポタリングする。
ViperではなくTREK7300に久しぶりに乗る。クロモリ・ローコストとはいえ、ロードバイクViperはやはり鋭敏な乗り物だ。たらたらと走るにはクロスバイクがやはり楽だ。
大阪市に入り、淀川スーパー堤防を下り北港ヨットハーバーへ。向かい風が強く「ロードバイクで来たほうがよかったかな」とちょっと後悔する。
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北港ヨットハーバー公園も初冬のためか人が少ない。
缶コーヒーを飲みながら休憩すると、ここの自販機80円のものがある。激安ですな。
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舞州、USJを経て安治川沿いに東進。JR西九条を経て安治川海底トンネルを通る。
このトンネルは自転車ごとエレベーターで地下におり、地下道を通って再度エレベーターで地上に出る。
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地下通路のなか自転車を押していると、職員の人からパンフレットをいただく。ポタリング途中とわかったんでしょうね。昭和10年着工、昭和19年竣工なんだ。
大阪市渡船巡りをしようと思うが、家を出たのが遅かったのでとりあえず「甚兵衛渡船」のみ乗船。まだ5個も渡船があるんだ。
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大阪ドームを通りすぎて、天保山へ。天保山渡船に乗り、船から大観覧車を眺める。
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淀川スーパー堤防を走り、帰途に就く。
今日の走行距離【64.32】Km
・クロスバイクはゆるゆると街中を走るのにはイイ。でも北摂のように峠があるところはやっぱロードバイクだな。
・クロスバイクで100Km以上走るのはちょっとムリ。ロードバイクは1.5倍ほどの能力がある(対自分比)。
・リハビリポタリングだったが、膝の調子はまあまあかな。
・クロス、クロモリロード、で来年はカーボンバイクですね(爆。
・大阪湾岸沿いは工場地帯が多い。土曜なので大型車も少なく、のんびり走ることができた。
・大阪市渡船制覇は次回にでも達成しようっと。
DVD「茄子 アンダルシアの夏」を観る ― 2007-12-09 10:39
昨夜はなぜかDVD「茄子 アンダルシアの夏」を観る。次男が下宿先から帰宅していたが、彼がそのDVDをレンタルしていたのだ。
なぜ茄子ーって聞くと、大泉洋が主人公の声優をしているからだって。ロードバイクに興味をもったんじゃないのか・・・。
47分の短編で、レースが中心のストーリー。スペイン・アンダルシアの乾いた風景、ギアチェンジの描写、チェーンの音などなかなかリアル。
でも主人公ぺぺと兄との関係、兄の妻となる元恋人の女性との関係がわかりにくい。
中途半端な人間模様を描くよりは、コミック「シャカリキ!」のように自転車に取り憑かれた狂気っぽさも描いたほうがおもしろいんじゃないかな。
ゴールシーンになると急に劇画っぽくなるのも笑っちゃいました。
以前から題名になんで茄子が入っているの?と思っていたが、茄子の食べ物なんだ。
茄子が食べたくなるのは確かですな。
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