「小さな旅」を続けていく2024-03-09 11:45

先週、日月と一泊二日で滋賀まで「小さな旅」をしてきた。
隠居生活なので月1、「小さな旅」を老夫婦ですることにしている。2月の結婚記念日(42回目)に淡路島旅行を予定していたが、孫のインフルエンザのため孫守が入り、旅行をキャンセル。今回は妻の誕生日祝いを兼ねて「小さな旅」に出かけた次第。

日曜はJR能登川駅から近江バスに乗って五個荘の町へ。五個荘金堂地区は近江商人ゆかりの地として知られており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。ちょうど近江商人屋敷4邸で雛人形が展示され、共通入館券を購入して、五箇荘の町を散策。

どこもお庭が素敵やね。




荻原魚雷氏のエッセイでもたびたび出てくる作家外村繁実家もなかなか趣があります。

旅行を終えて、外村繁の晩年の作品「阿佐ヶ谷日記」を国会デジタルコレクションで読んでいる。病気で亡くなる直前まで書かれた日記は、老境ならではの静謐な文章が続く。有名な作家ではないけれど、近江の地が育んだ作家であろう。


商人屋敷を巡っていると、地元の案内の人が「次の商人屋敷は遠いので、自動車で行ってくださいね!」と強く提案されるけど、私たちは徒歩。
案内の人は「いやいや20分ほどかかるので、車で行ってください!」と何度もおっしゃる。地方の人ほど車中心の生活をされているので、歩いて移動なんて考えられないでしょうね(苦笑

最初の商人屋敷付近は食べるところが定休日が多い。昼食、困ったなーとGoogleマップで検索しながら歩いていると、次の商人屋敷に向かう途中に鶏料理の店を発見。入ってみると、これが大正解。私は鶏肉をあまり好まないけど、この店の鶏肉は新鮮でめちゃ旨い。
新鮮な鶏肉盛り合わせ、小鉢2品、ごはん、しじみ汁セットで990円。とっても安い。ビールとも相性ぴったり。

満足して、最後の近江商人屋敷へぶらぶらと歩いていく。鈴鹿山系には積雪があり、暖冬とはいえ、この付近は寒さが厳しいのだろう。

ランドナーに最近は乗っているので、昔の無骨な自転車が魅力的に見えますね。



近江バスでJR能登川駅に戻り、彦根へ。JR彦根駅からホテルの送迎バスに乗って、ホテルに宿泊。
部屋から琵琶湖を眺めることができる。

夜はのんびりと会席料理をいただき。早めに就寝。

翌日、午前5時過ぎにホテルの温泉に入浴。朝食をいただいてから、ホテルを出て長浜へ。米原までは電車が多いけれど、長浜までは本数も少なく、けっこう遠いことに今更ながら気づく。

まずは開催されている長浜盆梅展へ。



レプリカの長浜城に上り、隣接する公園を散策。盆梅展もいいけど、普通の梅もいいね。


長濱浪漫ビールで昼飲み。ピッチャーで飲むのが私たちらしい(苦笑

ぶらぶらと長浜の町を散策。伊吹山ヒルクライムの際に、ロードバイクで長浜の町を通過したり、かなり昔、家族旅行で散策したことがあるが、ゆっくりとこの町を散策するのは初めて。商店街はおしゃれな店が多いけれど、筋を外れると落ち着いた、どちらかというと北陸に近い印象の町並み。北国街道が通っているのだから、琵琶湖畔の町とは違う雰囲気だ。



近江菓子などを買って、在来線で帰宅。2時間半ほど電車に乗っているので、武庫之荘の居酒屋で飲んで「小さな旅」を終えた。


新NISAなど「老後資金」に備えなさいと金融庁などがやたら奨励しているけれど、私たちはまさしく老後真っ最中。新NISAは長生き保険として、2−30年じっくりと保有してこそ意味のある投資だろうね。65歳を過ぎたら、きれいに慎ましくお金を使っていくほうがそれなりに豊かなような気もしますね。

長浜・五箇荘の町を以前、ロードバイクで走ったが、残念ながらそのような気力・体力は私にはない。



でも4台の自転車をそれぞれのシーンで乗り継いでいくのが、老サイクリストの嗜みだろう。

ここ数日は、ランドナーで近場の梅林巡りをしていた。小確幸なり。




春眠2024-03-15 20:40

この時期、季節の変わり目はバイオリズムがおかしくなり体調を崩しやすい。

ということで普段よりはよく寝て、のんびりする生活。
ここ数日は、シクロクロスで近場をポタリング。2−3時間のんびり走るだけでも、かなり気分転換になる。

猪名川・藻川沿いを走る。








義父母宅の片付けの帰りに、近くの公園に立ち寄る。



川津桜が満開。



今日は所用のあと、武庫川河川敷のダートで遊ぶ。



「春眠、暁を覚えず」を先取りして、よく寝たので体調がしっかりしてきた。
もう、ぼーっと生きているだけで意味あるような気もしてきた(苦笑



寒の戻り2024-03-18 21:46

それなりに遊びや雑用がある予定なので、体調を整えるために、シクロで地道を走ったり、ウォーキングする日々。

遅れてきた自転車乗りとして、2007年8月からロードバイクの乗り始めたのが54歳の夏。うかうかと古稀を迎え、もう「遊ぶ」という感覚で自転車には乗っているね。


中州の地道を走ってみた。

途中、側溝や小さいながらも武庫川に合流する支流をシクロで渡る。



なんか楽しいね。


42年前のランドナーが復活したのも、遊びとしての自転車に拍車をかけているのだろう。
(義父母宅で42年間、冬眠していた)


(長い長い冬眠から覚めたランドナー。当時28歳だった私は70歳になって、浦島太郎状態)

今週は寒の戻りみたいだ。

今日は、武庫川河川敷を北上。強い北風。

清荒神参道にて、遅めの独りランチ。バッテラセットに瓶ビール。

来月から隠居生活7年目に入る。もうね、仲良しごっこなどにはいっさい興味がないので、それなりに機嫌よく生きていけたらなと勝手に思っている。

参道沿いの店なので、店員さんも老人にはかなり優しい感じ(苦笑

図書館で借りた本。エッセイ類が多いな。




帰路も武庫川左岸。

先日、シクロで走った中州の地道を対岸から眺める。

この時期、川の浚渫工事が多くの場所で行われている。川のなかで浚渫用の作業車がすれ違うのを眺めていた。
このような地道な作業のおかげで、水害から街を守ってくれているわけだ。

今日は14kmほどウォーキング。

さて30分ほどストレッチとミニ筋トレをして、早めに就寝しよう。


花起こしの雨2024-03-29 21:53

桜の開花前に降る雨を「花起こしの雨」と呼ぶらしい。風情のある名称なれど、冷たい雨が続いた。桜を目ざまさせるよりは、開花を止めてしまうような雨。

なんとなく調子が狂ってしまうね。

天候が持ち直した日に、シクロクロスで多田銀山まで走ってきた。
(定点観測 肝川旧道)





村上新田の地道を北上。


里山も春めいてきた。


このため池にはモリアオガエルが産卵できそうな雰囲気があるけれど、どうだろう。


前日の雨で、水の色は濁り色だ。



多田銀山跡をシクロで走っていると、山道でなにかこすれるような音がした。山道から、60歳前後の男性が下りてきて「すみません。オートバイが倒れたので、起こすのを手伝ってくれませんか」と話しかけられた。すこし山道を上ると、荒れたコンクリート道に新車の250CCバイクが倒れている。バランスを崩して転倒したが、ライダー本人は怪我はないとのこと。


袖すり合うも多生の縁、転倒したバイクをいっしょに引き起こす。さすがに二人だと簡単に引き起こすことができるようだ。
善をなせば、回り回ってよいこともあるでしょう。「お気をつけて」とライダーに声をかけてから、シクロで里山を走る。

県道12号線旧道沿いのエドヒガンも開花が例年よりかなり遅れている。



60Kmほどのんびりと走った。
グラベルは少ないけれど、シクロで走ると楽しいのは確か。

雨の日が続いたで、居室ではLinux Mint 20.3を21.3にUpgradeした。HP ZBook 14 G2 Mobile WorkstationとThinkPad X220という今となってはレトロなノートPCにてLinux Mint 20.3を走らせているが、来年4月にはサポート期間が終了するので、ボケていないうちに21.3にUpgradeした次第。
これで2027年4月までサポート期間が延長された。ハードが故障しないかぎり、2年ほどはボーッとしておれるだろう。


Upgradeにそれぞれ数時間要したけれど、大きなトラブルもなく(いくつか設定をしなおしたけど)、あいかわずサクサクと動く。デスクトップ環境はRegolith 3.1にUpgrade。こちらもいちばん使いやすいデスクトップ環境かな。

明日はのんびりとランドナーで走って、週末は「小さな旅」にて花見に行く予定。桜、あんまし咲いてないけど。





はてなブックマークに追加はてなブックマークに追加
Blog(asyuu@forest)内検索

Copyright© 2005-2024 asyuu. All Rights Reserved.