私に人生といえるものがあるなら2024-10-04 15:23

うかうかと猛暑を過ごして、10月になった。もう人生を語る必要もないし、息せき切った生き方をする必要もない隠居生活なので、凡庸につつがなくこの夏を過ごした。



猛暑だったので、3−40Kmほどランドナーやシクロで戸外を走ると、肺の中まで熱くなってしまい、さすがに夏大好き人間の私でも辟易するほど。




里山を歩くと、加齢を感じるようになり、8月には71歳になった。

でもなんとなく勝手にご機嫌さんでこの数ヶ月を過ごした。

猛暑で旅行に行く気分にはならなかったので、友人と京阪神の酒場で昼飲みをしたり、


妻と美術館巡りをして、梅田のKITTEなどの新しい街で昼飲みをしたりしていた。



近場では息子たち夫婦家族と食事したり、孫と遊んだりする日も定期的にある。
 (孫娘たちと)

息子たちは私の「上位互換」なので、私より人生を積極的に、家族を慈しみながら生活しているので、ゆっくりと私も老いていくことができる。

次男は今年3月末で、大学院卒業後就職した会社を退職して、某資格試験勉強に専念していた。7歳と3歳の娘がいるけれど、若い頃からよい意味で「人たらし」の人間だったので、大企業で中間管理職になっていたが、私たちを含めて家族は彼の決断を尊重して、いくばくかの援助もすることにした。

次男は先日、合格率5%のその資格試験に実質的に一発合格(2回目受験だが、1回目は仕事兼務の記念受験みたいなもの)。
さすがにマラソンでサブスリーを達成する体力と気力、そして「根拠なき自信」に溢れている次男らしいですわ。

ロードバイクで走るたびに、いろんな神社仏閣で次男の合格祈願をしていたので、秋はそのお礼参りライドをしなければならないだろう。



右上腕骨骨折術後、まもなく1年9ヶ月。肩甲骨がこりやすくなっているので、日々1時間以上はストレッチとミニ筋トレは欠かせない。
もう十分に老人なのだから、身体のバランスを意識的にとっていく必要があるだろう。自在に動き回った2010年頃の私の身体はもうない。

先般、亡くなられた高石ともや氏の「私に人生といえるものがあるなら」を聞いていたら、過ぎ去った「あなたと過ごしたあの夏の日」思い出した。
「あなた」は出会った人たちでもあり、相棒のロードバイクであったり、過ごした森の夜などさまざまなものが含まれるだろう。

tomoya takaishi 私に人生といえるものがあるなら 高石ともや 名曲



そうするとまだまだ出会うことができる「あなた」はこれからもしばし私の眼前に現れるだろう。楽しみです。




夏の終わり、神戸の夜、昼の大阪2024-10-19 21:28

季節外れの残暑が続く。

ぼーっと自宅にいることは少なくて、なるべく外出することが多い日々。
先般は20年来の女友達と神戸のおしゃれな居酒屋で飲み、2軒目はバーで歓談。斜に構えた大人にならないためには、たぶんけっこうな努力と運がいるだろう。
友人も息子たちもきもちのよい中年になっているのを身近に見られて、老人としてはかなりうれしい。

某日は妻と大阪の博物館へ。大阪歴史博物館にて特別展「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」を鑑賞。近くに大阪城があるので、最寄りの地下鉄駅周辺は外国人観光客のほうが圧倒的に多い。


鑑賞後、梅田KITTEのレストラン街で昼飲みしようと訪れたが、お目当ての土佐料理の店は長蛇の列。長時間並んで店に入ることは好みではないので、待たずに入れる串カツ屋で昼飲み。気楽に飲むにはよい店かな。



KITTEの地下にも新しい飲み処が集まっている。廉価で気軽に飲める新しい店を訪ねるのも楽しいね。ビル内のローカルショップで地酒や名産品を買うのも楽しみのひとつ。


最近は阪神西宮駅周辺のクラフトビールや日本酒の店がお気に入り。今月末に孫娘の七五三参りを西宮神社で行うので、たぶんそのときにも昼飲みする予定。

あとはランドナー・シクロで近場を散策したり、ウォーキングして公園でストレッチとミニ筋トレ。
ウエストポーチにゴムチューブを入れているので、公園でストレッチ

日常生活に困らないほどには可動域は回復した。

右上腕骨骨折手術から1年8ヶ月以上が経過したが、残念ながら可動範囲の制約などの後遺症が残ってしまった。ロードバイクに乗ったり、10kmほどウォーキングすると肩甲骨がこりやすくなっているので、毎日、肩周りを、そして連動する身体をほぐすストレッチは不可欠になっている。
50代はことさらメンテしなくとも疲労も残らず、身体を自由自在に動かせたけど、さすがに70代、ましてや骨折の影響がどうしても残っているので、日々のストレッチなどは必要だろう。



自転車で走った際には次男の資格試験合格祈願した神社を再訪して、合格したことのお礼参りをしていた。


夜は読書と音楽を聴く。

私のラブソング:下田逸郎


最近、なんとなくこの曲が好き。国会デジタルコレクションを検索すると、N.S.Pの天野さん、先頃亡くなった高石ともや氏などのエッセイも読むことができるし、このシンガーもエッセイをいくつか書いてはるんやね。それをゆっくりとタブレットなどで読む。確実に年老いていくが、緩やかに老いていくのも楽しいものだ。



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