今が老後でしょ!(隠居生活8年目)2025-04-02 19:32

4月、隠居生活8年目に入った。64歳で隠居生活となり、古稀を越えて、残り10年ほどを静かに生活できたらいいなと思っている。
されどそれは自分で決定していくものではないだろうという達観もある。老いのスピードを緩めることはできても、老いを止めることは誰にもできない。

肩肘張らずに日々を暮らして生ければいいなとおもう。ハレとケの世界でなくとも、刺激は必要なので小旅行をしたり、街歩きをしたり、友人と食事会をしたり、孫たちと遊んだりする日々は大切にしなければならないだろうね。

4月になったので、毛馬桜之宮公園の桜を見に行った。今年は寒暖の波が激しく、2月から3月にかけて順次咲いていく水仙・梅・ユキヤナギ・桜が並行して咲くという珍しい年。

桜は咲きかけたところだが、大阪には歴史のある建造物がけっこう残存していることに気づく。



大川沿いのOAPビルにあるお寿司屋さんでランチ。春らしいちらし寿司とビール。

造幣局博物館にも立ち寄ってみた。桜の通り抜けの際には、すごい人波で一方通行になるけれど、まだ桜並木は蕾の木が多い。造幣局のなかをゆっくりと歩けるのは、隠居生活の贅沢さだろう。




大阪に出て、KITTEのローカルショップで食材と日本酒を購入。最近、オープンしたウメキタ広場のショップを覗いてから帰宅。夜は土佐の地酒を飲む。



4月の予定。
明日は、長男夫婦の子供たち(小4と新1年生)二人を万博記念公園内の国立民族博物館へ連れて行く。春休み中の孫守ですわ。

週末は西宮神社で日本酒のイベントがあるので、遊びがてら行く予定。たぶん日本酒を買ってしまうでしょう。

4月中旬、サラリーマンを辞めて司法書士試験に合格した次男が「満を持して」事務所に就職して、司法書士としてリスタート。息子たちは、人格も頭脳も私よりは優れているので、活躍を期待していますわ。お祝いを兼ねて、食事会の予定。
友人も異動したり、退職したり、転職したりしながら、みな頑張っているひとばかり。陰ながら応援してます。

4月下旬、京都の東寺の市に行くことを予定していたが、日帰りはしんどいので前日に滋賀の温泉に泊まろうと旅館を予約した。一泊二日の小旅行。

あとは義父と母それぞれの墓参り。

最近、某株主優待の利用を思いついたので、NISAやネット証券のことを調べていた。今がまさに老後であって、「老後に備えて金融資産を増やす」という年齢ではない。
それに欲どおしいことを考えても、たぶんうまくいかないだろう。ただ株主優待制度はちょっと興味があるので、「形から入るのが大好き」人間である私は関連の書籍を読み始めた。
すこしは頭の体操になるかもしれない。

こんな感じで春を迎えた。身体が動くかぎり、それなりに前に進んでいこうと思う。




桜老いて、私も老いた2025-04-11 21:57

桜の季節。高度経済成長期に植えられた桜が各地には多いので、桜も樹齢50年以上の木が多くなっているようだ。
桜は樹齢40年ほどで成長を止め、多くの桜並木では剪定されて枝振りが弱くなったり、花のひろがりも昔ほどの勢いがない桜も多くなっている。人間でいうと、年老いて体幹が弱くなり、毛髪も淋しくなった状態といえようか。
桜も老いて、私も老いた。そんな今年の春、でもそれなりにやはり春は楽しい。今年は、近場で桜を楽しんだ。

■4月3日(木)

長男夫婦の息子たち(新小学4年と新1年生)をつれて、万博記念公園へ。当初は、国立民族博物館を見学する予定だったが、孫たちが興味を示さないので下の孫は妻とともに太陽の塔の内部を見学。孫たちは桜にも興味はないので、アスレチック迷路や縁日のゲームを楽しんだりした。

孫たちは、まるで昭和の子供のようです。彼らが生きる時代が幸いなることを願うとともに自分ができることをしていこう。



■4月6日(日)

次男が孫娘たちを連れて来宅。近くの公園の縁日で遊んで、ファミレスでランチ。我が家の近くの公園で、シンプルに遊びます。


私たちがもう老木とすれば、孫たちは若木。息子たち、孫たちと、時代を継いでいくことは喜ばしいことなのでしょう。

■4月7日(月)
ふらっと、清荒神へ。阪急清荒神駅前の宝塚図書館に本を返してから、清荒神参道をぶらぶら。小腹が減ったので、老舗の茶店でひと休止。ミニうどんセットと瓶ビール。月曜の午後1時過ぎなので、店ものんびりした雰囲気。

阪急宝塚駅まで街の桜を眺めながら散策。清荒神駅近くの高架をくぐると、漫画家の手塚治虫の実家ではないかと勘違いさせるような佇まいのある風景が残っている。手塚治虫の実家があった場所は、この場所ではないけれど、彼の漫画に描かれた風景ととても似ているような。たぶんまだ自然が多く残っていた時代の宝塚の風景が、ぽかっとした小さな空間に残存したのだろうと勝手に妄想。



宝塚花の道を通って、路線バスで帰宅。



残りの桜巡りはまた後日(書かないかもしれないけど)。
ロードバイクで桜巡りをしていた時代が過ぎて、私もしっかりと老人になった。
でも落ち着いた日々をそれなりにいとおしいとも思う。


この頃は56歳。数年前のような気もしたが、15年も昔になっていた。


一打ち惚れ=メカニカルキーボードVGN S992025-04-13 15:57

自転車乗りとして、究極の自分用サドルを求めて、さまざまなサドルを試すことを「サドル沼」という。まあ、たいがいは満足するサドルなどには出会えない。
それなら身体を自転車にあわせたほうが早いのでは?と思ってしまう。
とはいえ私もなんどかサドルは交換しましたけどね。

PCヲタクにも、究極の自分用キーボードを求めて、さまざまなキーボードを買いあさる「キーボード沼」があるようだ。

私は、長文を作成したり、プログラミングをしたりするわけでもないので、とくにキーボードにこだわりを持っているわけじゃない。
ただThinkPadのトラックポイント付きキーボードが好みなので、ブログ更新などはLinux Mint 21.3 on ThinkPad X220で文章を作成することが多い。X220はクラシックキーボードというタイピングしやすいものなので、購入後14年も愛機として現役だ。

中華タブレットや中華ミニPCには、Bluetooth式ThinkPad トラックポイント・キーボード(日本語版)や有線式ThinkPad トラックポイント・キーボード(US版)を適宜使ってきた。
とくに難儀していた訳じゃないけれど、名機といわれるHHKBキーボードに、トラックポイント付きキーボードがラインナップされている。
このHHKB Studioはキーボード中央にポインティングスティック、スペースキーの下に3つのマウスボタンを配置しており、ThinkPad トラックポイント・キーボードと親和性が高いようだ。
HHKBはメカニカルキーボードだし、いちど実機を触ってみたいなと思い、ヨドバシ梅田に行ってみた。

残念ながらHHKBキーボードは取扱対象外のようだったが、ひさしぶりに立ち寄ったキーボード売り場、さまざまなキーボードが陳列されている。聞いたこともないメーカーが多いけど、私が知らないあいだに、中華キーボードのメーカーが増加しているようだ。

「 もう両手をキーボードから離さない。高感度な静電容量式ポインティングスティック搭載のマウス操作も可能なメカニカルテンキーレスキーボード」をうたい文句にするキーボードが陳列されていたが、ThinkPad トラックポイント・キーボードの代替にはならない感じ。キータッチもメカニカル特有のカチャカチャした感じで、好みじゃない。

高価なREALFORCEシリーズも、あの「スコスコした」キータッチ感がかえって私には人生の哀愁を感じる(苦笑
いや、たぶん長時間タイピングするにはよいキーボードなんでしょうけれど。

どれも購入するほどのモノはないなあと売り場を去ろうとして、「そうだ、ゲーミングキーボード売り場が別にあるな」と思い立ち、そのコーナーに立ち寄ってみた。
ゲーミング用だけあって、とがったキーボードが多いけれど、コンパクト版もけっこう陳列されている。
配色のキレイなキーボードが目に付いたので、タイピングしてみると、「なんじゃ、こりゃあ!」と思うほどタイピング感しっくりとするキーボードだ。

VGN ワイヤレス ゲーミングキーボード S99 Aurora Ice Cream Glazing Green (メカニカル 静音 リニアスイッチ 2.4GHz無線/Blueooth/有線対応 英語配列 )

フルキーボードほど大きくもなく、キーの配列もそれほど変則的ではない。タイピングもひっかかりが無く、なめらか。
まさしく「一目惚れ」ではなく、「一打ち惚れ」です。ちょっと頭を冷やすため、帰宅してから、YoutubeやAmazonでレビューなどをチェック。結局、Amazonで注文して昨日到着。

開封。
地味な箱に入っているんやなと思って開封すると、もうひとつの箱が出てきた。


丁寧に包装されたキーボード。キーボード下にはUSB接続ケーブル・交換キー・キーキャップ引き抜き工具などが同梱された箱が入っている。


なかなかよい色合いだけど、キーボードうしろのロゴの意味がわからない。


説明によると
VGN S99は「98% Layout with 99 Keys」と呼ばれるレイアウトが採用されたキー数99のキーボード。コンパクトな99キーのレイアウトといい、テンキーを搭載し、かつ104キーキーボード比でスペースを20%セーブできるという。重量:1.2kgもあり、膝に乗せるとそこそこ重い。でもThinkPad X220の重さと変わらないね。



簡単なマニュアルが添付されている。表紙は中国簡易字体だが、中身は日本語の解説。


キーボード裏面のポケットに無線用USBレシーバーが入っている。無線・有線・Bluetoothの切り替えスイッチ。


Bluetooth接続はCPU100%になると反応しなくなったり、日本語入力時にチャタリングが生じたりする場合があるので、とりあえずは無線接続で使っている。接続は安定している。

ゲーミングキーボードだから「無駄に」イルミネーション機能がある。専用アプリでイルミネーション機能やキーマッピングの一部を変更できる。でもこの「無駄さ」を好ましいと思いますね。


ということで、中華ミニPC+55インチTV+無線式メカニカルキーボード+Bluetooth式マウスというWindows環境でしばらく遊ぶ予定。

中華ミニPC用のキーボードは当面これで使っていく予定だけど、液晶付きキーボードが中華製品として、これから多く出現してくるのではないかと予測している。
このキーボードなど、めちゃ食指が動く。「キーボード沼」には入りたくないけど、「キーボード海」には気持ちよく入ってみたいですね。

関係ないけど、村上春樹『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』のピクチャーブックを図書館で予約していたことを思い出した。キーボードに一目惚れしたせいやろうか。




小さな旅(滋賀大津ー京都東寺・伏見)2025-04-24 22:33

桜の季節も終わり、青もみじが美しい季節になってきた。梅雨前の初夏のような天候がしばらく続くようだ。

シクロで散策したり、
名残のしだれ桜


読書したり、
最近は宮内悠介の小説・エッセイがおもしろい。直接関係ないがMSXの名機。



小旅行に出かけたりしていた。

最近は中華ミニPCを夜は起動することが多い。今まではLinux中心の生活だったけれど、Windows11も使ってみるとそれほどストレスではない。たぶんWordやExcelが不要な生活であることも影響しているだろう。

タイピングの音、キータッチともかなりお気に入り


Windows版VScodeの拡張機能Novel-Writerを利用して、昔話をつらつらと書いている。Novel-Writerは作家藤井太洋氏が作成した小説執筆用の拡張機能だが、小説を書かなくても(正確には書けなくとも)、文章作成に役立つ機能が満載だ。キーボードのS99で、遠い昔の自分を老人の私が眺めながら文章を書いている。

ベタうちの文章はGvim,日記はEmacsのOrgモード、そして昔の自分を書きとめているのはVScodeと分けているけど、ときおりキーバインドに混乱するのが難点ですね。

先週は一泊二日で滋賀・京都旅行へ行ってきた。もうバタバタした旅行は隠居には向かないので、ゆっくりと温泉旅館に泊まることにした。
旧い温泉街だが、湯質は肌になじみ、身体が温まる。


日中は大津の旧東海道を散策したり、琵琶湖疎水が山科へと通じるトンネルを眺めながら、三井寺に至る。
大津の旧い商店街は日曜定休が多い。近江商人は外食しないのか?

ここから山科を抜けて、翌日の十石船(宇治川)と合流する。


寺院は落ち着くけど、10年後は階段がきつくなるだろね。

翌日は、月一の京都東寺の市を覗いて、伏見に出かけて十石船に乗船。東寺市も十石船も外国人観光客が多くて、日本人はAwayの様相。JR京都駅切符売り場や緑の窓口、京都市バスのバス停などは外国人観光客で溢れかえっている。オーバーツリズム、ここに極まりといった状態だ。

若い外国人観光客が多い。国籍は判別できない(苦笑


伏見の酒小路でクラフトビールを飲んだり、利き酒セット(20ml×18グラス)をゆっくり飲んでから帰宅。

ここも外国人観光客ばかり。日本酒は口に合うのだろうか。


昨夜は長男宅でテイクアウトのピザなどを持ち寄って、夕食。持参した滋賀の日本酒をクイッと開ける。といっても来月、孫の迎えや家事の手伝いをしなければならない状況になったので、しばらくはボケているヒマはなさそうだ。





はてなブックマークに追加はてなブックマークに追加
Blog(asyuu@forest)内検索

Copyright© 2005-2025 asyuu. All Rights Reserved.