六甲山系登山詳細図(東編)2021-05-24 22:04


2021年5月22日(土)

午前中2時間ほど、長男・孫二人と近くの公園で遊ぶ。

Dマガジンで雑誌「Number Do」が新たに閲覧可能となっている。
今回はランニング特集で読み応えある記事が多くある。




・大迫傑「僕がケニアで走る理由」

・練習日誌を書こう 高橋尚子×川内優輝「能動的な汗を刻みつけろ」

・本はやる気の源 吉森保×原良和「走りを読み解く科学的思考」


右膝が完全ではないのでジョギングを控えているけど、またゆっくりでも走りたいね。



「本はやる気の源」で何冊か紹介されているうち、一冊が図書館の分室に蔵書があったのでクロモリロードで向かう。何冊か本を借りて、義母宅へ。田舎から送られてきたワラビのおすそ分けをバックパックに入れ、帰宅。帰宅すると、雨が降り始めた。

5月23日(日)

梅雨の中休み。クロモリロードでポタリング。西北のジュンク堂で新刊をチェック。
「Number Do」で紹介されていた「六甲山系登山詳細図(東編)」の購入しようとし。たが、西編はあるも東編がない。六甲山系を(そして比良山系も)40代にほとんどの登山道を歩いているはずだが、メインルート以外は「古道」扱いになっているかもしれない。私が歩いた感じでは、六甲山頂より東のほうが低山なれど変化に富んでいる印象。いくつか別の書店もまわってみたが在庫はなし。

結局Amazonでポチって明日午前に到着予定。

20kmほどポタリング

5月24日(月)

昨日午後2時頃スマホで注文にした「六甲山系登山詳細図(東編)」が午前8時半、Amazonから到着

恐るべし早さ。歩いたことのない「赤子谷」のルートを眺めてみるとワクワクするね。
ただ六甲のメインルート以外は、鉄塔巡視路に迷い込んだり、砂防工事の堰堤に突き当たったりして道迷い、滑落の危険は低山とはいえ十分にある。ましてや自分自身が老犬みたいになっているしね(苦笑

クロモリロードで近くまで行って、短いルートをぐるっと周回すればおもしろそう。
スマホアプリ「山と高原地図・六甲」とこの地図を併用の予定。

小雨などで午後からウォーキング。武庫川左岸を北上し、宝塚まで歩く。
喫茶店にて珈琲を飲みながら読書。雨が強まったので路線バスで家の近くまで帰ってきて、公園を歩いて帰宅。

ウォーキング 11km



里山周回と仁川・甲山トレッキング2021-05-14 20:56

5月13日
昨日は天候不順だったので、読書。
今日は天気回復したので、カーボンバイクで空気圧を調整して午前10時すぎに発進。東北東の風強く、伊丹空港に着陸する飛行機がいつもの大阪側からではなく宝塚方面から着陸してくる。

東進するとおもいきり向かい風。県道12号線を北上する。途中、前輪からプシューと音がしたので、「ひさしぶりにパンクか?」と前輪をチェックするとパンクしていない。自販機で買ったエナジードリンクをボトルに移していたが、炭酸性だったので緩く閉めていた栓を炭酸がもちあげた音だった。かなりまぎらわしい。

12号線旧道でやたらサイレンが鳴り響くので、またまた「なんだろう?」と怪訝に思っていると、一庫ダムの警報訓練の電光掲示が表示されている。またまたまぎらわしい。



肝川旧道にて枯れ枝をホイールに巻きこみそうになったので「今日もより慎重に走れということやな」と、慎重さを再度確認する。

阿古谷集落にて。「北摂里山周回コース」の標識が設置されているんやね。




サイトを見るとなかなかガチなコース。10年前なら楽勝だったけど、いまはヘロヘロになりそう。



歴史街道沿い、いつもは通りすぎるお寺のベンチで休憩。次男夫婦から母の日のプレゼントとして、妻にドライフラワー・お菓子の詰め合わせ、そして孫娘からのお祝い色紙(まだ字がきちんと書けないので、手形を押している)をいただいたが、フィナンシェの菓子をおすそ分けしてもらってライドのおやつにした。

新緑が美しいね。

林田から上って、くろまんぷを通過。静謐なり。

槻並の田んぼに水が張られ、まもなく田植えが始まるのだろう。

帰りに伊丹の義母宅に立ち寄る。

伊丹市でも高齢者向けのコロナワクチン予約が始まっているが、来週からかかりつけの医院でも接種予約可能となる。でも医院に直接予約するのではなく、コールセンターに電話予約または、WEB予約をする必要がある。
高齢の義母にはむつかしいだろうから、接種券をあずかり私たち夫婦が代行で申し込むことにした。

バックパックに接種券などを入れて午後4時前に帰宅。

走行距離 81km 平均時速 18km 獲得標高 1386m 最高速度 53km

5月14日
ぐんぐん気温が上がりそう。季節が2週間ほど今年は早いので、まもなく梅雨入りかもしれない。今日は近場をトレッキングすることにした。

昼前にクロモリロードで発進。仁川激坂直登を迂回しながらピクニックロードまで上って、甲山森林公園の入り口の木陰にクロモリロードを駐輪。仁川渓谷沿いを歩く。

以前はトレイルランでこのコースを辿ることが多かったけど、右膝もまだ完治はしていないので、膝に負担をかけることはできない。新緑が美しい。平日の自然路にはほとんど人がいない。

仁川渓谷に降りてみた。水量が多く、対岸に渡る飛び石で転倒してもあかんので、眺めるのみ。


北山貯水池から北山国有林へ。

北山ロックの岩場でちょっと昼寝。梅田方面の高層ビル群を眺める。

岩肌がここちよい。


北山緑化植物園は館内展示などは閉鎖されているが園内の散策はOK。

別コースで北山貯水池に戻り、神呪寺にお参り。お寺横の登山口から甲山に上る。うねうねと木段が続く。

頂上。二等三角地点。


短い登りなのにばて気味。10年前、湖西線比良駅から3時間ほどで武奈ヶ岳に登ったけど(標高差1000mほど)、確実に加齢が進んでるね。アラ古希だからその範囲で遊んでいくほうがいいだろうな。

最高気温28度、半袖でもたっぷり汗をかいた。

次男から譲り受けたトレイルランシューズ。グリップ力がよくていまだに愛用している。

3時間ほど自然の中で遊んで、クロモリロードを駐輪している場所へ。いっき阪急仁川駅まで下って、帰宅。
シャワーを浴びて缶ビールを飲む。小確幸。


GPS2020-06-23 21:25

2020年6月22日(月)
ジョグ&ウォーキング10.8km
をしてから

午後、長男夫婦の孫2号の子守ヘルプ。午睡が足らなかったのだろう、珍しく機嫌の悪い孫2号。言葉もまだまだ喋れないので、地団駄を踏んでぐずる、ジイジ・バアバはちょっとおろおろするのみ。

「トムとジェリー」のDVDを再生すると機嫌を直して、そのまま寝入り始めた頃、長男の奥さんと孫1号がピアノ教室を終えて帰宅。

夕食は回転寿司ですます。

6月23日(火)
グングンと気温が上がり、湿度は低いとはいえ、なかなかの暑さ。
とてもジョグできる雰囲気ではないので、午後から武庫川河川敷をウォーキング。
宝塚まで行き、折り返す。

途中、河川敷の茂みに野苺を発見。熟れすぎているようで、口に含むとそれほど味がしない。

旬を過ぎているのだろう。


この頃が、野苺の旬なんだろうな。

ウォーキング 13.6km

読了した本。

インタビュアーの高橋秀実氏が、相手の本音や生活歴を聞き出すのがうまいんだろうな、スポ魂じみないのがよろしい。

81歳柔道男性
「よく続けられますね」と感心すると、さらりとこう答えた。
「肉体は衰えますが、昨日と今日はそんなに変わらないですよね」
ーそ、そうですね。
「その変わらなさを継続すればいいんです」(同書27頁)


その継続がなかなか難しいんだけどね。

77歳ボート男性
私などは少し走っただけで「苦しい」と感じるが、それは体力というより自己防衛本能が
いち早く働くからなのだ。
「年寄りになると、その比率はどんどん下がっていきます。僕たちの場合、大体50%くらいで自己防衛本能が働いてしまう」
歳を重ねると、体力は落ち、自己防衛本能が強くなる。体力が向上することは見込めないので、その比率を上げることが彼らの訓練らしい(同書64頁)

年寄りの冷や水との兼ね合いが難しいね、でも自己防衛本能の比率というのは解るような気がする。


スマホとGPS機能、電子山岳地図など登山環境はかなり変化している。
探検家の角幡唯介氏は、GPS(衛星利用測位システム)をあえて拒むと著作で書いている。緯度経度や距離を即座に示すGPSは人間を取り巻くシステムの強力かつ最新の装置で、闇の意味(極夜行)を帳消しにしてしまうからだ。

ただ一般の登山者にはGPSや電子山岳地図は役立つ、でもスマホの画面ばかり眺めていると道迷いは防げないだろうし、経験と周りの状況を判断することは絶対に必要だろうな。

久しぶりに比良山系をトレッキングしてみたいので、山と高原地図「比良山系」電子版をダウンロードした。そしてYAMAPにも登録してみた。
比良山系のコースを40代にほとんど辿っているが、リフトやロープウェイの廃止とともに一般登山道から破線(荒れた登山道)に変わっている道も多くなっているね。

比良のガイドブックを再読している。


甲山・北山貯水池の桜2020-04-07 21:47

隠居ものなので世事との接触は少ない、そして日々の定型動作が読書・自転車・散歩・ジョギングなので、人の集まる場所に行くこともほとんど無い。

非社交的で世の中とは縁の薄い生活をしているので三密が少ないかもしれない。
もちろん根拠なく「自分はウイルスとは無縁」と思うほど脳天気ではない。

今日は妻とハイキングに出かけた。公共交通機関は使いたくないので、自転車(私はクロモリロード、妻はママチャリ)と徒歩で甲山周辺を歩くことにした。

午前11時過ぎ、自転車で出発。甲山森林公園入口近くに自転車を置いて、公園を抜けて仁川渓谷沿いの道を歩く。平日、当然ながら出会う人はほとんどない。

甲山(309m)に上ってみる。妻はほんま久しぶりみたい。頂上では若い女性二人がいて、ひとりがダンスしてもうひとりがスマホでそれを撮影している。春山だね。


北山貯水池を眼下にしながら下っていき、北山貯水池まわりの桜を観賞。


池のしだれ桜が見事やね。

人も少なく、乾いた風が吹いて、息苦しさとは無縁。


神呪寺にお参りして、仁王門前の自販機で缶コーヒーを飲む。

以前、夜にここまでロードバイクで走ってきたな。


まだまだ私も若々しかった(56歳!)

こんなところに茶屋があるのは知らなかったな、でもとても入りにくい感じ(爆

そこから散策路を経て森林公園を抜けて、自転車を駐めた場所まで帰る。

帰路は下り基調、快調に走って午後3時頃帰宅。

大阪・兵庫にも緊急事態宣言が発令された。

ロードバイク乗りにはこんな考えもあるだろうな。


ぞんざいにならず、かといって過同調になるのも過去の経験からいって自分を消耗させるだけだとも思う。



中山尾根ハイキング・絵画展「ストリート景」2020-03-27 19:58


3月25日(水)
妻と中山尾根をハイキング。
妻が通っているスポーツジムも今月はレッスンが中止、運動不足ということなので軽くハイキングすることにした。隠居後の老夫婦は、できればそれぞれが活動して、卒婚状態になるほうが家庭円満なような気もする(苦笑

私はマイペースな人間で夫としても父親としてもそれほど上等ではなかった、だからこそ、きほん独りのほうがよろしいでしょう。

清荒神近くの登山道から尾根を上っていく。私はモントレイルのトレイルランシューズ、軽くてグリップ力がいい。妻はナイキのトレイルランシューズ。


このあたりは独りでもトレイルランするコース。でも今日はゆっくりと歩いていく。



平日なのに、けっこうハイキングしている人が多い。里山だし、ウイルス感染の確率が低いので登山は意外といまは人気かもしれないね。

中山寺奥の院

前方に甲山


中山寺に下りてきて、家族の健康などを祈願。小さい子供3人連れのご夫婦に写真撮影を依頼される。わたくし、たぶん外見は厳ついのに、なぜか街で道を尋ねられたり、写真撮影を頼まれることが多い、なぜだろう・・・

数枚写真を撮影して、スマホをお返しする。

中山寺境内の花をめでる。



宝塚阪急で鯖寿司、出来合いのおかずなどを買って、路線バスで帰宅。

12kmウォーキング

3月26日(木)
武庫川河川敷を経てウォーキングで阪神尼崎へ。

「朴永子(ぼくえいこ)展-ストリート景- 」を鑑賞。

大阪の街をいきいきと描いていて、自転車のある風景もすてき。
私は芸術にはトンと疎いので、このような時間も大切にしたいですね。



この絵画展は、ひろべぇさんのブログで知った、多謝。

10km ウォーキング。

夜はAmazonビデオで「ロングトレイル」を観る。

3,500キロに及ぶアメリカの自然歩道「アパラチアン・トレイル」踏破の旅を描く。
ロバート・レッドフォード79歳 ニック・ノルティ75歳

レッドフォードが最初見分けつかないほど年老いていたことに驚く、まぁ年齢からすると当然だが。「華麗なるギャツビー」の頃とは当然違うし。

人は平等に老いる、老人を大切にしろなんて、自分が若い頃は思いもしなかったし、自分が老人になることも想像できなかった。だから、飄々と山を歩くように老いていけたらいいけどね。

この映画は「地域人」で紹介されていた。

あと「山と道」のサイトも素敵。

私の山の本の蔵書として多い、草川啓三氏のインタビューがいい。

HIKE / LIFE / COMMUNITY TOUR 2017 REMINISCENCE #20 草川啓三 - journals

以前の草川氏の著作に関するブログ記事


3月27日(金)
雨なれど、午後から図書館巡り。ひたすら歩く、そしてJR尼崎近くの図書室にお目当ての本があるのでウォーキングで借りに出かける。

妻に依頼されていた本を、近場の図書館で数冊借りて、バックパックに入れる。

ちょっと稀少な山の本がJR尼崎近くの図書室にあった。

「山高きを以って貴しとせず、人少なきを以って貴しとす」
「九割の登山者が一割の山(有名な山)へ向かい、一割の人が九割の山に登る」
「登山道からの解放」は「人が決めた名山からの解放」への道となる。
同書(はじめに)


いいね。

草川啓三氏も著者として連なっている。

あとはこの本もいずれは読んでみたいね。

GPS登山は想像力と読図能力を減殺するかもしれないけれど、遭難防止には役立つだろうな(体力維持もとうぜん大切だけど)

ウォーキング 16.5Km



20年ぶりの親子登山2019-03-03 10:47

昨日は長男と20年ぶりの親子登山。

コース
阪急芦屋川駅ー風吹岩ー雨ケ峠ー東おたふく山ー土樋割峠ー蛇谷北山ー石の宝殿ー六甲山頂ー魚屋道ー有馬温泉


歩行時間4時間、休憩時間45分
午前9時半阪急芦屋川駅出発、午後2時15分有馬温泉着

金曜の夜、長男から電話があって「有馬温泉に日帰り入浴に行こうと思っているけれど、東おたふく山経由で有馬に抜けたいんやけど」とのこと。

いちおう六甲山系の主要ルートをほとんど歩いているし隠居で暇なので、たぶん20年ぶりに親子登山することにした。現在、私65歳、息子35歳、20年前高校1年だった息子のオーストラリア留学を前に、二人で九州の九重山系を縦走して以来の山歩きのような気がする。

長男は一年間のオーストラリア留学を終えて日本の高校に復帰、大学ー大学院ー就職ー結婚と忙しく、そのあいだ二人で登山することもなかったな。

長男の奥さんと子供は鳥取の実家に里帰りしているので、のんびり二人で歩くことにした。

雨ケ峠にて。
息子たちが小学生の頃、この峠に向かう途中、ブウブウと次男が文句を言っていた。ちなみに彼はいまはマラソン・トレイルランナーですわ。
サブスリーを2回達成し、今日は篠山マラソンを走っているはず。

快晴だし久しぶりのロックガーデン・風吹岩はハイカーの多いこと。40代は山歩きを中心(比良山系が好き)にしていたが、50代からロードバイクに移行、隠居後はジョギングが中心になってきている。
私が山歩きから離れているあいだに「山ガール」やトレイルランナーが出現、時代の変遷を感じます。

東おたふく山のアップダウンをこなす。

息子と歩いたのは彼が中学生の頃だから、まだ笹原だったが今は芒復活事業がされているようだ。

土樋割峠に下って、蛇谷北山道を登ることにした。通常は七曲りを経由して一軒茶屋に出るというコース選択が多いだろうが、蛇谷北山は静かな山歩きを楽しめるので私の好きなコースだ。

とはいえ昨年の台風の影響か、倒木も多い。

蛇谷北山山頂。


六甲山頂で定番の撮影、ふたりとも意外と山頂には立ち寄らない。

75歳くらいまでこのペースで山歩きする算段をしているが、これはあくまでも算段。

魚屋道を経て、有馬温泉金の湯に入湯。案の定、かなり混み合っており中国人観光客も多い。想像していたより泉質はいいね。息子と二人、ハイキングの疲れをとり、クラフトビールの店で生ビールを一杯。

有馬温泉から阪神バスにて、芦有道路経由で阪急芦屋川駅に午後4時過ぎに到着。
午後5時過ぎに妻が予約してくれた焼肉屋で1時間半ほど3人で夕食。
3人でビール大瓶6本、焼肉、ご飯大盛りで、店のおばちゃんに驚かれる。

午後9時就寝。

35年間、親子関係をしていると楽しいこともあるものだ。


クライマー2019-02-19 22:14

先日読んだ「ランニング登山」の著者はこう書く。
ランニング登山
登山界も競争の原理が崩れたら話題性がなくなって日蔭の存在に転落し、同時に山岳雑誌はつぶれると思って間違いない。山川草木を愛で、花鳥風月に<もののあわれ>を感じる登山者は確かに多く、雑誌の方もそれらを無視して営業は成り立たないが、頂点に感傷の一切を排除し、全能力、全財産、そして生命を賭けたひと握りの競争者がいてはじめて登山界は成り立っている。」

「高峰の征服競争や人跡未踏の地の探検競争は消費型行為なので、地球の面積が有限である以上、いずれは対象が消費し尽され行為自体が消滅する運命にあり(現在なりかかっている)、必然的に他の一般のスポーツ同様技術、体力そして時間勝負に変わっていかざるを得ない。」

「登山者には運動神経が鈍く、スポーツ音痴の人が多い。自分の性格や能力を数値で明瞭に評価し、他者と比較・競争することをきらい、一定のルールのもとで全力を出し切る能力と精神力に著しく欠け、狭い殻に閉じこもってひたすら自己満足にひたる。」


という著者も1999年にスイス・マッターホルンで滑落し、55歳で亡くなり、初版のカメラマンも2002年に穂高で遭難している。

先鋭的な登山家は死と隣り合わせにいる。
若い頃の死は未来を失うことであり、年取ってからの死は余生を失うことであろう。
だからこそ前者には痛ましさがつきまとうが、クライマーは生ききったという思いが強いかもしれないな。

今日は雨なので、この本を一気に読み終えた。
太陽のかけら ピオレドール・クライマー 谷口けいの青春の輝き

彼女の死はネットニュースなどで知っていたが、私は登山客でもクライマーでもないので、彼女のことを寡聞にして知らなかった。
今回、読み始めるとクライマーとしての彼女、そして彼女を巡る人間像がいきいきと描かれている本だ。最近の山岳本のなかでは出色のできではないか。

彼女は大学時代はメッセンジャーとして働き、サイクリング部では林道を繋ぎながら国内を走ったり海外遠征もしている。
卒業後は、アドベンチャーレースに参加、そしてクライマーとして名を成していく。
ただ彼女は「登山家」や「クライマー」よりも「旅人」がしっくりくると思っていたようだ。。テーマは「自分自身の限界への永遠の挑戦」。山岳スキーに習熟しようとする途中、国内の山で滑落死している。

クライマーでなくとも、この本を読むと人としての熱量が伝わってくる。
最近読んだ本では、構成もよく、クライマーという独自の世界に対し門外漢でも魅せられる本だ。




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