鴨居玲展「見えないものを描く」‐京都日帰り散策 ― 2025-06-04 21:23
家でボーっとしてばかりいると脳に刺激が行き届かないので、昨日はふらっと京都まで妻と出かけた。午前10時すぎ路線バスでJR立花駅へ。尼崎駅で米原行き快速に乗り換えて、自宅から1時間半ほどでJR京都駅着。とくに急ぐ所用ではないので、のんびりとしたもの。
JR京都駅前の伊勢丹内にある美術館「えき」KYOTOにて、「没後40年 鴨居玲展 見えないものを描く 」を鑑賞。けっこう陰鬱な作風だけれど、明暗の暗がりとしての魅力は確かにある。小さな美術館なので、見疲れしないのもよろしい。
地下鉄で四条烏丸に出て、寿司酒場でランチ。きつねうどんと単品をいくつか注文して、生ビールとハイボールを各一杯飲む。
錦市場をちょっと散策したが、雨にもかかわらず外国人観光客で通りは密集状態。店もずいぶんと様変わりしている。市場を避けて、漬け物屋「大藤」で季節の漬け物をいくつか購入。
途中、見つけていた喫茶店「生きている珈琲」で珈琲と和菓子をいだたく。なんか水がめちゃ美味しいし、イノダ珈琲のように酸味がきわ立つことなく、私好みの珈琲の味。
ちょっと値段高めだけど、レトロな雰囲気で地下の店にもかわらず店内はけっこう広い。
休憩後、京都高島屋に立ち寄って京菓子をいくつか購入。四条河原町から阪急特急で帰宅。自宅に着く頃には、昨夜から降り続いていた雨もやむ。
午後4時過ぎに帰宅して、30分ほど午睡。老人になると、戸外での活動時間は6時間ほどがちょうどよい感じになってきた。
帰宅後、国会図書館デジタルコレクションで鴨居玲氏のエッセイ「踊り候え」を読む。絵画の陰鬱な作風と異なり、文章は軽妙洒脱。人間の多面性がかいま見えるといえようか。AIが紡ぐような、嘘ではないけれど無味乾燥な事実と推論の羅列の表現より、「見えないもの」に魅力を感じるほうが人生を豊かに描いていけそうな気もする。
ボケ防止のため、昆布出汁のラーメンの店を予約して来月も京都に遊びに出かける予定。京阪神に住んでいると、神戸・奈良・大阪・京都は日帰りの近場エリア。足腰が元気なうちは行かないとね。
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