あつくなくさむくなく・・・2018-05-21 20:59

あつくなくさむくなくまた飢えもせず憂きこと聞かぬ身こそ安けれ

浮世絵師・葛飾北斎の一番弟子、魚屋(ととや)北渓の辞世の句だそうだ。
湿度もなくさっぱりとした青空のもと、「憂鬱なことを聞くこともない」隠居生活を送っている。

この句のように、しばしすっきりと生きていくことができれば僥倖だろう。

この数日間は中山連山をトレイルランしたり、
木漏れ日の雑木林を走る

トレイルランシューズは快適


5ー6kmほどジョギングしたり、ウォーキング・クロモリロードで書店・図書館巡りをしたりと相変わらずのんびりとした生活だ。

隠居後の足であるクロモリロード


公園のベンチで読書するのもなかなかよろしい。

孫引きだけど、作家の片岡義男は自室で読書するのではなく、どこか本を読む場所を設定することが好きで、最良の場所が「旅」だったようだ。


「新幹線のなかで読んで、到着した町のホテルで読んで、町を散歩して、そして歩いているとかならず雰囲気のいいコーヒー・ショップがみつかるので、そこでまた読んで。どうしてこんなに楽しいんだろう、と不思議な気持になるほど、これは楽しいです。感動というものを体で感じますよ」

具体的には国内なら夏の終わりの高知、あるいは京都(「あの町は散歩が出来るし。夜になると誰も歩いていない道がたくさんあるでしょう。いいですよ」)など。

「たとえば夏の終わりの高知の町はずれの喫茶店で、いま読んでいる面白い本のことを考えながら、自分の周囲に日常的にある光景を見るともなく見て、コーヒーを飲んでというう、まるっきり世間離れしたそういう時間は、愛しいですよ」

「夏の終わりの高知の町はずれの喫茶店」などという具体的な場所が、とても魅力的だ。最近、古書で電子書籍化されてインターネットに公開されている「遍路記録」を読んでいるけれど、何回も遍路したとかベテランぶったお遍路が戦前にも横行していたのを読んで、どんな時代にも「自称先達」はいたんだなと思う。

私は静かに町を旅して、ジョグして、本を読む季節も過ごしていきたいな。

今日は長男の奥さん、孫とともにお買い物。長男の奥さんと妻が買い物をしているあいだに、走り回る孫といっしょに走っていたので、ここ数日のジョギングより走った感もある(苦笑

4人でイタリアンでランチ。帰宅後は、孫もぐっすり昼寝したようだ。
私も帰宅後、しばし昼寝。気持ちのよい5月の1日。


禁煙1ヶ月2018-04-24 20:48

今日は雨。
禁煙1ヶ月なり

インターネット禁煙マラソンのサイトによると、現在はこんな状況かな。
ただ禁煙による体重増加を防ぐために、ラン・自転車などの運動は継続している。

筋トレにも興味を持っている。
定年筋トレ (ワニブックスPLUS新書)

ただジム通いは馴染めないだろうな。

星空の谷川俊太郎質問箱
老人になっていくけど、この問答集がステキだ。わたしはこんな80代にはなれそうもないが、イヤな爺さんにはならないよう努力する。

「カフェでカフィを」新刊が発行された。
カフェでカフィを 2 (マーガレットコミックスDIGITAL)


カフェでカフィを (集英社クリエイティブコミックス)
喫茶店も完全禁煙でも問題なくなったので、店の選択肢が拡がった。完全禁煙の店のほうが現時点ではありがたい。

喫茶店と珈琲を巡るコミック。ほっこりします。


夙川でイタリアン2018-04-21 22:12

昨日は平日なれど長男と夙川のイタリアンでランチ。私の隠居生活を祝って、彼が奢ってくれるらしい。長男の奥さんと孫は都合で参加できなかったので、長男・私たち夫婦でこぢんまりと集合。ビール・グラスワインなどをいただきながら、長男が予約してくれていたカウンターで会食。
季節のオードブル

しっかりとした味付けで私たちの好みだ。
メインは三田のポークをチョイス

カウンターだから3人でいろいろと話をする。

長男夫婦には9月の下旬頃、二人目の子どもが生まれる予定で、性別は男子らしい。現在2歳6ヶ月の長男がいるので、私たち夫婦と同様に息子二人の家族になる予定だ。
男子二人だと小さい頃は、子犬を二匹飼っているのではないかと思うほど、部屋を走り回っていることになるだろう(経験談)。

私たち夫婦は息子たちがしっかりと自立してくれたので、安心して隠居生活に入れたけれど、これはとても恵まれたことなのだろう。

ランチを終えて、帰宅後、しばし昼寝。
そのあと軽くジョギングに出かけて4kmほど走るが、足は重い。

楽あれば苦あり、今日は懸案の事項をとりあえずは解決してぐったり疲れている。

近場をウォーキングして、公園でプチ筋トレ。

以前なら煙草でごまかしていたストレスも、煙草なしでスルーする算段も必要になった。

禁煙4週間なり。

ここではないどこか あなたではないわたし2018-03-22 22:56

まもなく桜の季節だ
組織人を辞するまで、ほんとうにカウントダウン状態になった。

先日、元上司や後輩とお酒を飲んだときに
「なぜに退職するのか?」と尋ねられたけれど、自分でも明瞭には説明しにくい。

ここではないどこか
あなたではないわたし

という存在に自分を置きたい欲求が勝ってきたのだろう。

残念ながら老人として真似たいスタイルの人を、この組織では見いだすことはできなかった。唯一、どんな素敵な老人になられるだろうと、こちらが勝手に楽しみにしていた先輩は私より若くして亡くなられてしまった。

自分には真似るべき先達がいない。
だからこそ、ここ(組織)ではないどこか、あなた(組織人に執着し続ける人々)ではないわたしに、自分のスタイルでなっていくしかないだろう。

望むらくは、「あんな爺さんもいいな」とたまには思っていただける存在になればいいなとは思う。

三宮の夜2018-03-21 22:43

昨夜は職場の元上司、後輩と3人で飲み会だった。
阪神大震災当時の上司と後輩、もう23年も経ったのが不思議なほどだ。

今月末で私は組織を完全引退するので、ついつい昔話に花が咲く。
長男が中学1年の頃、管理教育に閉口している傾向があったので元上司と息子と3人で六甲山に登りに行った。長男は先に軽快に登山道を走っていって、木に登って追いついてくる私たちを待っていた。当時私は43歳、元上司は47歳だった。二人で六甲山系、比良山系、北摂山系、南アルプス、九州の山々を登った。

その後、組織人としては生き方が異なったので、私の山歩きは基本単独行スタイルとなっていったが、長男は中学時代のことを今でもよく覚えている。

一度は長男を交えて3人で飲んでみようと約束して解散した。

そして今日は次男夫婦が娘のこはるちゃんを我が家に連れてきてくれた。
春の嵐っぽい不安定な天気だったが、大阪市内から車で我が家に来て、要望のあったピザとサンドイッチをランチとして皆でいただく。
孫のこはるちゃんは4ヶ月半、首も据わってきて腹ばい運動もできるようになっている。

初めてのジイジ・バアバ宅なのでちょっと機嫌が悪く、泣くので交互に抱っこすると女の子のためだろうか、やはり男子と違って柔らかな感じがする。

次男夫婦も仲睦まじくやっているようなので、こちらとしても安心だ。
次男夫婦から妻に誕生日プレゼントがあった。家族には恵まれたなと思う。

組織人としての飲み会は、あと退職日に仲のよい友人らとおこなって最後の予定。




「きょうよう」と「きょういく」2018-03-18 21:40

午前中は妻とともに妻の実家のお墓参り。ママチャリで伊丹のお寺まで出かけて、お墓を掃除して花を供えてお祈りをする。

帰宅後、着替えてクロモリロードで1時過ぎにポタリングに出かける。
猪名川を渡って豊中市庄内から能勢街道を辿ってみようと、天竺川沿いに北上してみるも住宅地に阻まれて線が繋がりにくい。お寺や地蔵が多くあるところは、旧街道筋の雰囲気がわずかに残っているような気もする。

服部緑地近く天竺川の松林。

松林を眺めていると、昔の地道を想像できそうだ。

自動車を避けて脇道を走るが、豊中市北桜塚4丁目で道標を発見。
だがこの道標は「箕面街道」の道標らしい(苦笑

千里川などを経て、井口堂から水月公園へ。本来の能勢街道に入ったようだ。

街中で旧街道を探索するのは、なかなか難しい。

午後4時前に帰宅。 走行距離 45km

こんな本をパラパラと読んだ。
定年入門: イキイキしなくちゃダメですか
最近は定年本や老後の本が相次いで出版されているが、私たち「モラトリアム世代」が老後となり、右往左往する私たち世代をターゲットにしているのだろう(苦笑
功成り名を遂げた有名人ではなく、市井の職業人・自営業者などの定年者・定年間近の人にインタビューした記事が中心となっている。とはいえ著者が稀代のノンフィクション作家高橋秀実氏であるだけに、一筋縄ではいかない。

このなかで「きょういく」と「きょうよう」という項目がある。
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定年後に必要なのは教育と教養だ。
 そう聞かされて私は「なるほど」と納得した。子供の頃に習ったピアノを定年後に趣味としてあらためて生かしたり、多くの定年退職者たちが大学の社会人講座で学んだりしている。やはり最終的には造詣のようなものが大切になるのだろうと思ったのだが、そうではなかった。
 教育とは「きょういく」で、「今日行くところはあるか?」という問い。教養も「きょうよう」で、「今日用事はあるか?」ということで、教育と教養とは要するに、スケジュールを埋めるという意味だったのである。

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老人は孤立を恐れるんだろうな。
でも老人になってもやたら前向きなのはいかがなものか。もう還暦を過ぎたら「世捨て人」でいいじゃないかという気もする。

隠居後はプログラミングの勉強もしてみたいなとこの本に興味を持っていた。
独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで
でも電子書籍版がないのでペンディングしていると、なんと原著がAmazon Kindleであるではないか。それもKindle Unlimited対象だ。高橋秀実氏の本によると老後は囲碁や俳句などの習い事が男性には人気があるらしい。

囲碁や俳句は私には向いていないし、興味もないや。
The Self-Taught Programmer: The Definitive Guide to Programming Professionally (English Edition)
当然英語で書かれているが、英語の小説を読むのはとても無理だけど、コンピュータ書籍ならタイピングするし、Kindleの英語辞書参照でたどたどしくも読むことができるだろう。

隠居後はお金もあまりないので、基本自分でできることはなるべくしていくっていうスタイルになるんだろうな。貧乏くさくない範囲で生きられたら良しとしよう。




ゲーマーとスライム2018-03-13 23:09

今日は現職場の上司との勤務評定について最後の面談。
3月末で退職するのだけど、勤務評定があるらしい(苦笑

ここ1年は組織人としての自分に飽いたとともに、あまたの組織人としての姑息な顔や無機質な顔を見飽きた。

私は人生についてあまり意味はない、傲慢ながら「人生は死ぬまでの暇つぶし」と思って生きてきた。人生のゲーマーとして、つまらないスライムに出会いすぎたような気もする。自分がスライムになってないように願うばかりだ。

ケン・リュウの作品も含まれたSF短編小説を読んでいる。
スタートボタンを押してください (ゲームSF傑作選) (創元SF文庫)
架空のゲームを題材にスピード感があって、現実と仮想はほんとうに異なるのかと、よき意味で混乱させる作品が載っている。

残りの人生をどんなゲーマーとして過ごすのかが、今の楽しみだ。



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