「愛の流刑地」を読まない2006-06-18 15:54

今日の朝日新聞読書欄「売れてる本」というコーナーで「愛の流刑地」が紹介されている。

どうでもいいんですけど、上下各部20万部売れてるって!?。
記事によると、読者層は女性が半分。年齢層は30代、40代が4割強だそうな。 ほんまかいな?

この本を文学作品と思って読むと、精神衛生上とても悪い。「Leon」や「Nikita」のように「そんなアホなぁ・・・」と突っ込みいれるために読む本なんでしょうね。

それにしてもこの朝日新聞の記事、この本の担当者の引用ばかり。典型的な「制度内言語」(=村上春樹が言うとうころの定型的な言語)です。だれもこの本の書評を引き受ける人がいなかったのかな?

でも、脳科学者の茂木健一郎さんが読売新聞で書評を書いている。 茂木さんの本を愛読しているけれど、これはちょっとねぇ・・・。彼が傾倒する小林秀雄作品と「愛の流刑地」は、つながりようがないんですけど。

朝日新聞の読書欄は、ともすれば「こんな本誰が読むの?」というディレッタントに充ち満ちていることがある。
もっぱら記事の下の出版広告を熟読してますね(苦笑)。

「愛の流刑地」連載時から、するどい論評を加えていたブログをふたつ挙げておきます。
本文より、こちらのブログの突っ込みのほうが、めちゃおもしろかったですね。

にっけいしんぶん新聞

じゃすみんちゃんの冒険な日々
いちおう「愛の流刑地」Amazonにリンクしますけど、内容については責任をもてません。それにしても、濃い表紙だ・・・・。

愛の流刑地〈上〉 愛の流刑地〈下〉

コメント

_ 蚯蚓 ― 2006-06-26 08:45

ポルノ小説が売れるのは変態性欲者が意外と多いと言うことなのだろう。

_ asyuu>蚯蚓さん ― 2006-06-26 23:59

こんにちは、蚯蚓さん。
「愛ルケ」は、残念ながらポルノ小説ではありません。そっち方面(どっち方面?)の想像力をかき立てるというよりは、ちょっと「オヤジの妄想が、きしょい(関西弁で気持ち悪いということ)」小説です。
まぁ、私自身は犯罪行為でない限り、性に変態という概念はないというオープンな態度なんですけど・・・(苦笑)。

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