76歳で司法試験択一試験合格とは! ― 2006-06-08 23:04
大学の法学部に在籍してる長男からの情報。
今年の旧司法試験(法科大学院ができたから、こう呼ぶらしい)択一試験の合格者発表が今日あったようだ。
択一試験とは憲法・民法・刑法の20問×3=60問を3時間30分で解答する試験。5者択一であるが、単なる知識問題ではなく、かなり難解な問題が続く。択一試験を経て、論文・口述試験と進み、やっと最終合格となる
じつは私も20年ほど前に、この試験に挑戦していた。ちょうど、長男が生まれた頃だ。仕事を終えて、すぐに司法試験予備校に通学し、夜帰宅すると、赤ん坊の長男がよく眠っていた時間だ。
択一試験に合格して、論文試験を京都大学で受けた。受験科目の間に空き時間があり、京大の芝生で寝っ転がって参考書を読んでいると、なんとわが社の二人が受験しているではないか。それも間近の課の後輩たち。
3人とも、互いに黙礼して、参考書に目を戻した。二人とも優秀な人だったので、司法試験には最終合格した。
わたしは、結局最終合格できず、40歳で司法試験受験を引退した。合格しなかったことが、幸か不幸かはよくわからない。
いま息子たちが、それぞれ大学の法学部に進学し、長男は法科大学院進学を希望している。次男は、まだ、どうするかは未定だ。じぶんの果たせなかった夢を息子に!とは、思わない。彼らには、思うままにしばらくは生きて欲しい。
ところで、今年の択一試験合格者の最高年齢は、76歳。いやー、すごい!。あの3時間30分の濃い時間を乗り切る知力・体力があるのには驚きだ。私も50歳過ぎたからなぁ・・・と泣き言を言っていてはいかんなぁ。
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