「功名が辻」と一領具足2006-11-20 22:30

昨日の大河ドラマ「功名が辻」、山内一豊の土佐入国のシーンでしたね。
このドラマの最後の方でドラマの舞台が紹介される。

昨日は長宗我部に従っていた一領具足たちが制圧され、その者たちの墓も放映されていた。
この一領具足の墓は、私の故郷のすぐ近くにある。

木立に囲まれた、ほの暗い神社の近くにあり、友だちとそこを訪れるとなにか子ども心にも「こわい雰囲気が漂ってるなぁ」という印象があった。

地元では「首なし馬」の伝説がまことしやかに語られていた。

夜になると、一豊らに滅ぼされた一領具足らが乗っていた「首のない馬」がその林の中から駆け抜けて来るというのだ。高知にはさまざまな怪異譚があり、そしてそれは資本主義が完成する以前の社会ではありきたりなことであったろうが、子ども心にもそこから見える闇の隙間を感じたことがある。

風が強い日には、寝ている枕元まで波の音が寄せ、汽笛の音も聞こえてきた子ども時代の夜。

山内家は一領具足に飴と鞭の政策で対処し、「郷士」として下級武士に甘んじさせた。
坂本龍馬がこの「郷士」出身であり、長年の抑圧制度に反旗を翻すようになる。

土佐では山内家より意外と長宗我部家のほうが人気があるんじゃないかな。

ちなみに私は一領具足の末裔らしい。今は亡き親父らが言っていたので、真偽は定かではないが。
土佐人には一領具足的な面が強いように思いますけど。

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