侮るなかれ、六甲山2006-11-01 22:47

六甲山で遭難事故があったらしい。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000154878.shtml
驚きなのは
・あの低山である六甲で遭難したということ
・3週間も遭難して生存していたこと

わたしは山歩きを六甲山系から始めたので、六甲のほとんどのコースを歩いている。
六甲山は標高931m。縦横にドライブウェイーが走り、山麓には住宅が迫っている。登山道も整備され、標識もしっかりしているコースがほとんど。
だが、この記事を読むと、どうも彼が迷い込んだのは西山谷の上流のように推測される。

西山谷周辺は六甲では珍しい谷歩きのコース。いくつかの小さな滝を越えて登っていく。歩く人もほとんどおらず、谷から見える空も狭い。携帯はもちろん通じない。
http://www2.famille.ne.jp/~akata/kansaituusin/040828nishiyama/040828nishiyama.html  ←こちらの記録が詳しいです。Thanks!

沢登りというほどの装備は必要ではないが、ハイキング感覚ではちょっと無理な谷筋だ。

お風呂でも、深酒して入浴すると溺死してしまう危険はある。六甲といえども、谷筋はけっこうアドレナリンがあがるコースが多い。

山歩きは低山だからとナメてはダメですね。

でも、山にはいろんな魅力があるからなぁ。
・北海道の羊蹄山で私よりはるかに年長の男性がひょいひょいと登っていって、あっという間に見えなくなったこと。
・南アルプス最南部のヌタ場で強烈な野生の匂いをかいだこと。
・芦生の森でだれもいない夜の闇を体験したこと。
・九州の久住山で台風のような風の中でインスタントラーメンを食べたこと
・口永良部島の新岳(活火山)で野生の鹿たちの楽園をみたこと
・鈴鹿の山で物の怪?に出会ったこと。
・里山に生きる人々のやさしい気持ちに接したこと。
などなど、山から得るものはたくさんある。

いま仕事が忙しいけど、おちついたら山にも行きましょう。

はてなブックマークに追加はてなブックマークに追加
Blog(asyuu@forest)内検索

Copyright© 2005-2024 asyuu. All Rights Reserved.