夏男、暑さに負ける(ロードバイク編) ― 2008-07-13 23:24
今日も正午前からロードバイクで走りに出かける。だがグングンと気温が上がり、昨日より夏日っぽい。
宝塚十万辻を越えて西谷方面に向かう。
すでにこの時点で500mlのスポーツドリンクを飲み干している。
当初は丹波篠山に向かう予定だったが、暑さに負けそうな予感がするのでムリをしないことにする。
上佐曽利から杉生まで走りR602を東進。猪名川変電所横の芝生で休憩する。
Viperも熱中症寸前だ。
芝生に寝っ転がって夏空を眺める。
逢坂峠(300m)を経てR106を南下し、知明湖周遊道路に至る。
スポーツドリンクを飲み、一口羊羹などを食するが身体が熱を持っている感じ。かなりバテている。
R173を通過し猪名川堤防を走るが、雲もなく強烈な日射し。
ビ、ビールを飲ませてくれぃ・・・
伊丹空港を横に眺めながら、猪名川堤防をひた走る。
・帰宅後、体重を計測すると59.9kg。60kgを切っている。出発前の体重が62kgだったので水分補給、体温調節に失敗したみたいだ。
・夏大好き人間だが、今日の暑さには参った。早朝から走る、水分補給・体温調節もキチンとするというのも予定に入れておかないとあかんなぁ。
・もう少し走ればViper走行距離6000Km突破であったが、今日はその余力がありませんでした・・・。
今日の走行距離【90.6】Km
南木佳士「草すべり」などを読む ― 2008-07-15 23:52
帰宅後、発泡酒+漬け物で飲んでいます。
■南木佳士最新短篇集「草すべり」読了
南木さんは最近、山歩きのエッセイが多いが今回は山歩きをモチーフにした短篇集。
南木さんは40代前半に終末医療の現場を経ることによって神経衰弱・うつ病を発症し、回復過程で50歳からすこしづつ信州の山歩きをされている。人はなぜ山を歩くのか?というひとつの答えがこの短篇集の中にある。
どの作品も私小説めいているが、おそらく私小説ではないのだろう。
「自分がかぎりなく卑小な人間なのだと自覚してしまえば、金で幸福は買えないけれどたいていの不幸は遠ざけられる、という品のない薄っぺらな箴言はすんなり胸底に落ちついてくれる」(83頁 旧盆)
「定型の句と所作は、うちに抱え込んだ柔らかな細部を保護してくれる。」(93頁 旧盆)
「山歩きは人生の復路に入ってから始めたほうが、より多くの五感の刺激をからだに受け入れられる気がする。若いからだは余剰の熱を外に向けて発散するばかりだが、老い始めると、代謝の低下したからだは外部からのエネルギーを積極的に取り込むようになる。鳥の声、針葉樹林の香り、濃すぎる青空、鮮やかな緑の苔、沢の水音、木漏れ陽。」(100頁 旧盆)
ひとりごとのような「わたし」の諦観に親しみを感じる。日々を哀しんで生きているわけではないが、静かな山歩きをしたいという思いは強まっていく。
■自転車人
表紙の気持ちの良さったら! 今年の夏はテント泊とともにツーリングも計画しよう。
■探険倶楽部AGAIN
こちらも山と渓谷社の最新マガジン。日本の秘地として「口永良部島(鹿児島県)」が紹介されている。なんか最近、屋久島がブームっぽいが屋久島の西、ひょっこりひょうたん島のような形容の口永良部島の魅力が簡潔に紹介されている。登山道のない新岳を登ったときのすばらしさを忘れることができない。
関西は蒸し暑い日々が続くが淡々と日々を送り、自転車・山歩きをしていこう。さて、いまから冷酒でも飲みましょうか。
夏には長編小説を読もう ― 2008-07-16 23:59
関西地方は梅雨明け宣言。仕事を終えて会社を出ると夏特有の残り陽がまだまだ力強い夕暮れだ。
今日は早く職場を出られたので喫茶店で珈琲を飲みながら読書。
これから暑い夏が続くので、ゆっくりと長編小説を読みたくなる。心だけ夏休みの気分。村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」3部作を読み始める。ずいぶん昔に読んだ記憶があるが、読み返し始めるとひんやりとした冷気を感じる、暗めの赤色灯が灯る部屋に入ったような感覚が生じてくる。だがとても心地よい空間だ。
ここ数年、人との親和性に拘泥しなくなった。ロードバイクと山歩きがますますそれを進捗させているような気もする。孤独だけど、もう不確かな人の思いに振り回される時季でもないのだろう。
今年の夏はゆっくりと長編小説も読んでいこう。
そして神戸 ― 2008-07-18 23:59
梅雨明け、猛暑、急な冷房などで風邪をひいてしまったようだ。退社時、ひどく身体が重い。喉の痛みもある。
昨夜、職場の有志と納涼会を神戸栄町のフレンチの店でおこなった。
梅雨明けの夏空がくっきりと上空に広がっている。
南京町の路地にはいると「燃えよドラゴン」に遭遇。
旧いビルの入り口(栄町)。
食事を終えて外に出ると、繁華街からすこし離れているので人通りも少ない。
元町から三宮へとすこしほろ酔いで歩いていく。
神戸で働き始めて30年ほどになる。街にも人にも、それほど親しまない私にとって「自分の街」という概念には、ほど遠い。ただ街の適度な人との距離感は好きだ。おそらく人は人と接することによって救われもするし、手ひどく傷つくこともあるのだろう。
遠回りして、結局ひとりなんだということにキチンと気づくほうがよいのかもしれない。饒舌な言葉や深刻ぶった所作もなく、人生の坂道をゆるやかに下っていこうと思う。
免疫力低下中につき輪行袋を試す ― 2008-07-19 16:52
今日もハンパじゃない暑さだ。風邪気味のため昨夜は早く就寝し、午前4時頃に目が覚める。元気であればロングライドに出発する予定だったが、いまは免疫力が低下している。自制し、すこしNetを眺めてから8時頃まで再就寝。
今日はロードバイクには乗らないので、ひさしぶりにViperを水洗いする。午前なのにグングンと気温は上がり、あっというまに濡れた車体も乾いていく。
輪行袋(モンベル コンパクト リンコウバッグ クイックキャリー)も試用してみた。担ぐと意外と軽い。Viperは9.6Kgなので山用ザックよりは軽いか。だが前輪のみを外すタイプなのでけっこうかさばる。混み合っている電車では使えないな。始発の各駅停車などを利用するしかないようだ。
国道=酷道シリーズの第2弾をパラパラと読む。府道=腐道704や、またまた暗峠も紹介されている。紹介されているコースを走るにはタイヤは25Cにしておくほうがよいかもしれない。おまけで実走DVDも付いている(まだ見ていないけど)。
明日も晴れの予定だが大坂の最高気温は36度の予定。さて、明日は免疫力は回復するだろうか。
猛暑の中、奈良へ160Kmライド ― 2008-07-21 15:01
昨日は猛暑(大坂・奈良36度)の中、奈良まで走ってきました。
コースは
淀川堤防道路ーR1(大阪市内)ーR21ー大和川CRーR25(奈良街道)ー法隆寺ーR9ーR41ー奈良公園ー平城京跡ーあやめが池ニュータウンーR7(くろんど池)ー枚方市街ー淀川CRーなにわ自転車道
というぐるっと奈良迂回コース。
大和川CRに出ると、二上山を夏日を通して眺めることができる。
飛鳥から、六甲から二上山をその目立つ形容ではっきり捉えることができる。
R25(奈良街道)を走っているときはそれほど暑くないが、信号待ちで停まるとアスファルトから激しい熱気。
法隆寺に到着。
あまりに暑いので法隆寺近くの茶店でかき氷をいただく。老夫婦が営んでいる昔ながらの懐かしい店だ。
法隆寺・法輪寺・法起寺とまわる。
静かな寺が多い。
奈良公園に入ると猛烈な暑さ。公園の水道で頭から水をかぶる。公園を見つけるたびに水をかぶらないと、猛暑で頭痛がしてしまうほどだ。
平城京に向かう途中法華寺に立ち寄る。
このお寺には花の庭があり、観光客もほとんどいない。奈良には京都と違い、素朴なお寺が多い。
ただっぴろい平城京に到着。日陰もなく暑いぞー。
いまだ発掘調査をしています。
帰途はR163(清滝街道)を経て大阪に抜けるコースがいちばん近道だ。だが車が多いし、走っておもしろい道じゃない。ぐるっと迂回するがR7(府民の森・くろんど園地)を上り、枚方市街を抜け淀川CRに抜けるほうがストレスが少ないだろう。R7は緩やかな上りだが、100Km以上走行しており、かなり足が重くなっている。ちょっと足がつりそうな予感がしたのでストレッチをしたりする。
下りはかなりの急勾配。逆から上ってくるとけっこうハードな上りになるだろうな。
枚方市街を抜けて淀川CR、なにわ自転車道と走る。
向かい風で切れかかっている足にはかなりつらい。淡々と軽いギアでペダルをまわす。
昨日の走行距離160.05Km
・猛暑のライド、バテました・・・。北摂のように峠のアップダウンがないので楽勝とおもったが、暑さ、そしてR7の上り、なにわ自転車道の向かい風、と後半は「なんでこんなに長時間サドルに乗っているの?」と自問自答(笑
・信号で停車していると「暑いのに大変やねぇ」と年配の人から話しかけられることが多い。「ほんま暑いですねぇ」
・公園のトイレなどでひたすら頭から水をかぶる。
・200Km以上走行するのは猛暑ではムリみたいだ。秋以降にしよう。
・今日はビールを飲みながら、Jスポーツで録画したツール・ド・フランスを見ている。昨日、かなり身体が熱を持ったし、そういえば風邪も治っていなかった(咳がでる)。今日はまったり過ごします。
岳7を読み、熱中飴を食す ― 2008-07-23 01:33
■岳7
関西地方は今日も猛暑。書店でマンガ本を眺めていると山岳マンガ「岳」の最新刊が横積みされている。
さっそく読んでみた。
今回は遭難・救助というよりは主人公三歩の周りの人間造形といったストーリー展開が多い。
高所恐怖症の救助隊員阿久津くんが新たに登場しているのが、注目。私も高所恐怖症だから(爆
今回の表紙のイラストっぽい画がいいですねー。後書きのようなおまけもおもしろい。
■熱中飴
猛暑にロードバイクで走ると、失われる塩分量はハンパじゃない。前回の奈良ライドでもサイクルウエアー、二の腕から塩がふき出ていました・・・。塩分補給でちょっと話題になっている「熱中飴」を購入してみた。
ひとつぶなめてみると、そんなに塩辛くないしけっこう美味。次回のライドで試してみよう。
■NHK BS hi「里山 いのち萌ゆる森 ー今森光彦と見つめる雑木林ー」
録画していた琵琶湖里山シリーズを見る。森のオヤジ・クヌギ、トチノキ、そしてそれらをめぐる動植物の四季を通しての営み。あいかわらず、すごいカメラワークで森を見つめていく。もっとも冷酒ロックを飲みながら見ていたので、後半はすっかり眠りながら見ておりました。
今回は朽木奥の針畑川周辺も撮影されているようだ。今森さんの本
でも針畑川近くの古屋の里山が紹介されている。以前、三国岳に登ったとき針畑川近くで昼寝をした。豊かな里山だ。はやくロードバイクでも走ってみたいな。
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