夏の本、夏休みのライド ― 2008-07-24 23:08
「ここは血なまぐさく暴力的な世界です。強くならなくては生き残ってはいけません。でもそれと同時に、どんな小さな音をも聞き逃さないように静かに耳を澄ませていることもとても大事なのです。おわかりになりますか?良いニュースというのは、多くの場合小さな声で語られるのです。」
ねじまき鳥クロニクルを第2部まで読み進めた。猛暑のなか読み進める村上春樹の長編小説はよい。だがますます現実との境界が曖昧になっていきそうなのがちょっと問題だ。
■琵琶湖を走り、鈴鹿山系に登る?
来月中旬、息子たちと2泊3日で琵琶湖に旅行する予定だ。なぜか「おとんは自転車で来るやろ?」」というのが息子らの既定路線だ。ホテルまでどのコースで滋賀入りするか検討中。なんか山越えをしてしまいそうな予感。
昼間は伊吹山か霊仙山に長男と登る予定。25歳と55歳の組合せなので、それまでに身体を鍛えておこう。
時間があれば琵琶湖1周にも挑戦してみよう。25年ぶりの琵琶湖1周になるな。
斉藤和義ニューアルバム ― 2008-07-25 23:55
ThinkPadと村上春樹、そしてクロモリロード ― 2008-07-26 23:59
NotePCのThinkPad X21の電源をつけLinux(OpenSuse)を起ちあげる。RSSリーダーのBloglinesでお気に入りのブログを読む。最近はロードバイク関連のブログが多い。ThinkPad X21は今となっては非力なNotePCだが、ウインドウマネージャーをIceWMにしてキビキビと動くように設定している。会社のNotePCは最新CPU+たっぷりメモリー(OSはWindows XP Professional)だけど、いろいろサーバー側で設定をかけているので重いったらありゃしない。所詮、お仕着せのパソコンだ。割り切って、当たり前だけど仕事のみに使っている。
自由さも工夫もないパソコンなんて単なる端末にすぎないのだろう。
村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」三部作を読了。人の邪悪さ、闇、そして日常生活を普通に生きていく、そうネジを巻き上げるねじまき鳥のような存在の必要性。村上春樹のこの長編小説には想像力が駆使されており、読者は多面的な読み方ができるのだろう。
「ねじまき鳥クロニクル」を読み終えると、強い日射しもすこし和らぎ風も吹いている。室内に保管しているViperに目をやり、夕方の黄金時間、軽く走ってくることにする。くっきりとした青空、西に傾きながら主張し続ける太陽を背に川沿いの道を走る。暮れなずむまでの時間が猛暑日の唯一の快適な時間帯だ。
1時間ちょっとのライドなので、ハーフパンツにTシャツ、グローブもせずハンドル・サドルを感じながら気持ちよく走っていく。最近、あんまり人と話していないな。でもきっとこんな時間が私には必要なのだろう。
今日の走行距離【25.72】Km
明日はもうちょっと走りましょ。
甲子園浜・鷲林寺ポタリング ― 2008-07-27 22:19
冷房の部屋にばかりいるとよくないので猛暑真っ最中の午後、熱風のなかをポタリングしてきました。
武庫川堰堤道路にもあまり人はいない。
甲子園浜の夏空。
湾岸道路の橋を渡っていく。
新西宮ヨットハーバーも暑さのためかほとんど人がいない。
夙川から北山公園を経て鷲林寺(標高340m)に向かう。そこそこの上りだが猛暑なので汗がしたたり落ちる。「熱中飴」を口に含んでじっくり上っていく。
鷲林寺の境内は静かで木陰に入ると吹き抜ける風が気持ち良い。
東に甲山を望むことができる。
鐘をついて祈ったりする。
よい音色でした。
さてもうすこし走ろうと思っているとアルバイト帰りの息子からメール着信。家の鍵を忘れて困っているとのこと。他の家族もいないので最も近くにいるのは私らしい。北山貯水池・五位ノ池ピクニックロード・仁川激坂とあっというまに下り降りて帰宅。
走り足りないが猛暑だったので、鷲林寺への坂道でちょっと身体を動かせた気分になった。
まぁ夏はぼちぼち走っていきます。
今日の走行距離【43.23】Km
来月でいよいよViper1周年になる。誰も祝ってくれないので自分で何かを祝おう!(爆
Viperとの1年 ― 2008-07-29 23:59
来月4日でBASSO Viperに乗り始めて1年になる。
現在のViper走行距離 6222.7Km クロスバイクTREK7300(ポタリング用)での走行距離は270Km。1年間、自転車のサドルに約6500Km、乗っていたんだ。
おやじサラリーマンとしては尋常でないような気もする。
ロードバイクに乗り始めて変わったこと
・ヘルメット、レーパンにまったく抵抗が無くなったこと。100Km以上走るとなると、やはりサイクルウエアーは快適だ。
・体重は62Kg(身長174cm)で固定したようだ。1年前より10kg減。
・北摂の里山のすばらしさに出会えたこと。
アスリート系でもなく、ただただ自転車に乗り続けるのは
説明や弁解の不要な世界がそこにあるからだろう。
週末は1周年記念ライドでもしよう。
BUZZKILLを買ってみた ― 2008-07-30 23:56
今日は仕事帰りに
TREK Store 六甲に立ち寄ってきました。
目的は
BUZZKILLを購入すること。
ハンドルに伝わる振動を吸収するバーエンドブラグらしい。赤と黒の2種類のカラーがあるが、赤Viperには赤でしょう、ということで赤を購入しました。「ほんまに効果があるんかい?」って感じだけど、まぁお守りみたいなもんでしょ(3000円はちょっと高い気もするが)
Viperはまがりなりにもカーボンフォークがついているし、それほどハンドルからの衝撃を感じることは少ない(グローブもしてるしね)。ロードバイクはタイヤ、ホイール、サドル、ポジショニングなどで全体的な乗り心地が決まってくるんだろうな。
しばし店内のTREKロードバイクなどを眺める。
正直、Viperほど心惹かれるバイクがない。確かに走りなどはアルミ特有のキッチリ感があるんだろうけど、なんかSexyじゃない(苦笑
TREK Storeは神戸では須磨、そしてこの六甲と2件、店舗を展開している。でも神戸っ子ってあんまり自転車に乗らないんじゃないかな?坂が多い町だからポタリングは別として、ロードで街中を走るには魅力的な街じゃないような気がする。そしてロードバイクの楽しみは機器のシンプルさ、交換可能性にある。TREKのみの製品展開というのはちょっとキツいんじゃないかな。
でもアソスのウエアーが比較的多く陳列されているので、たぶんまた行って買っちゃうだろうな。
CHILL OUT ― 2008-07-31 23:59
雑誌「BTUTUS」最新号の特集は「CHILL OUT心を鎮める旅、本、音楽」
日々は雑多な欲望や喧噪で成り立っているけれど、それが嫌いなわけじゃない。でも時折、静かな時間が絶対的に必要だ。
音楽や本のセレクトがなかなか渋い。ゴンザレス「ソロ・ピアノ」は山の麓で聴くのがよいらしい。いくつか興味深い本も紹介されている。
心を鎮める本といえば、私にとってはやはり村上春樹だろう。「ねじまき鳥クロニクル」を読み終え、いまは
を読み始めた。
いっぽうこんな手帳も出版されている。
村上春樹の小説世界を堪能できる、2009年用の手帳。で村上春樹作品の英語版でペーパーバック。
村上春樹の作品は、普通の素材なのに初めて味わう料理のような文体が魅力的だ。この手帳はちょっと入手してみたいな。
ロードバイクも心鎮めるツールだ。サドルに跨り、ビンディングペダルにシューズを嵌めると落ちついた気分になる。鉄の馬に乗って風を感じて走ろうと思う。
森に潜り、樹木から流れ落ちる光りを見上げ、渓流のさざめきを聴いていると世界に私だけがいる、でも淋しくはないという気分になる。
明日から八月。すこし自分の身体を解放させてあげよう。
最近のコメント