落ち葉のツーリング旅行(奥上林・五波峠編)2010-12-07 00:20

12月5日(日曜)のツーリング記録です。

午前6時起床。まだ暗く、寒い。午前7時前にロードバイクで発進。綾部市街地は丹波霧にすっぽりと被われている。CIMG2158

市街地を抜け、中丹広域農道を東進。旭町のお地蔵さんに旅の安全を祈願します。
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府道1号線も丹波霧が盆地を被っている。CIMG2162

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しばし走り続けていると、やっと霧がはれてきた。
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府道1号線は16号線合流点まで、40Kmほど信号が一切無いという道路。
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ゆるやかな上りがずっと続き、点在する集落を走り続けていると奥上林地区で店を発見。
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水源の里というらしい。CIMG2178

キャラクターマスコットは「しずくちゃん」
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おっ!、ぜんざいですか!、峠のおにぎりですか!
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地元のおばちゃん二人が準備されていて開店したところ。
おばちゃんに「ここまで上りが大変だったでしょう?」って聞かれたけど
「へっ?そんなに上りがあったっけ、ゆるーい上でした」というと
「ここは君尾山(581m)と標高が同じなんですよ」と諭されました。

ロードバイク乗りは、やはりちょっとオカシイかもしれません(苦笑

ぜんざいをいただきます。CIMG2182

地元の男性も来られたので談笑。

冬は以前は1.5mほど積雪したけど、昨年は暖冬で30cmほどしか積雪しなかった。以前はトラックの往来が多かったけど、舞鶴若狭自動車道の無料化で、ほとんど往来が途絶えたとのこと。「商売、あがったりやわ(苦笑)」

ロードバイク乗りにとっては天国のような道が続くんですけどね・・・

今回、この奥上林地区を走りたかったのはフォークの神様といわれた岡林信康が1972年から1976年にかけて、ここ京都府綾部市老富町で農業生活をしていたからだ。
時代に翻弄されながらも、時代に負けなかった柔軟さが岡林信康にはある。
自壊しがちな僕らの先行世代、僕らの世代にとって、岡林信康は「このオヤジ、かっこよく年取ったな」という感じです。

1973年発売のアルバムに収録されている「26番目の秋」はここ奥上林地区で作られた曲。当時(僕は20才)、この曲を聴いたときは「岡林も変節したな」と生意気にも思ったものだ。
岡林信康 26番目の秋

たぶん「変節」などいうものは、この世に存在しないのだろう。人は自分がもつスペックの中で一所懸命生きていくしかないのだ。
それにしてもこの曲を作ったとき岡林信康は26才。僕は57才で、やっとこの曲の良さがわかりました(苦笑

おっと、またまた脇道に行っちゃいましたねー。

水源の里で昼飯用のおにぎりを買って、バックパックに入れる。
300mほど上ると福井県おおい町との県境に達する。
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峠のお地蔵さんに願い事。
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峠から府道16号線までダウンヒル。途中、野生の猿軍団が道路を占拠していたがロードバイクで突き分けるとボス猿が「キイキイ」とこちらを威嚇する。
ほんま、猿のボスもたいへんやねー。

こんな林道もいつか走ってみたい。
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府道16号線(石山坂峠)を上る。新道の工事中。
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R162(周山街道)に合流。
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R162を北上。八ケ峰(800m)が見えてきた。
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名田庄あきない館まえで休憩。
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ここから五波峠(600m)までひたすら上り。お約束の「通行規制区間」の標示。
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染ケ谷川沿いに上っていく。
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八ケ峰家族旅行村を過ぎると、林道の匂いがプンプンとする。CIMG2208

立ち枯れの樹木。でもまだ枝を伸ばしている。
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晩秋の尾根道。
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いたるところで森から水が流れ落ちてくる。
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心落ち着く雑木林に囲まれた五波峠に到着。
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奥上林地区・水源の里で購入したおにぎりで昼食。風が落葉樹の枝を揺さぶっている。
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しばし雑木林の中でぼーっとする。至福の時間。
2009年4月に田歌側から五波峠を越えている。ひさしぶりの五波峠。

2009年4月の記事
極悪林道ビレッジラインを経て五波峠に上る、そして低速落車

それにしても、前回同様、やはり行き当たりばったりのライドは相変わらずです(汗

田歌に下り降りて、CIMG2226

由良川沿いの府道38号線を快走。
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茅葺きの里を通過。CIMG2229

ふらっと美山で「鯖寿司」が半額で売り出されていたので購入。
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バックパックに入れると重い・・・。ここからまだ90Kmほど走らなあかん。
鯖寿司を背負って走る商人みたいですわ。

ここぞの時の「アミノバイタル」を一袋飲んで、ふらっと美山でおやきを食べる。
充電完了!

亀岡市鳥羽宿を通過して、ひたすらデジカメも撮らず走り続ける。
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お世話になっているショップ「伊丹のカンザキ」に立ち寄り、焼き鯖寿司をおすそ分け。今回も安全に楽しくツーリング旅行できた感謝のしるしです。

ちなみに僕は心の貸し借りを一切しない人間なので、お気になさらずに>伊丹のカンザキAll

午後7時前に帰宅。

コース
綾部市街地ーR27ー中丹広域農道ー府道1号線ー府道16号線ー石山坂峠ーR162ー名田庄ー染ケ谷小倉線ー五波峠(600m)ー府道38号線ー美山ふれ あい広場ー府道19号線ー府道25号線ーR372ーR477ーひいらぎ峠ー106号線ー知明湖周遊道路ーR173ー猪名川堤防道路

走行距離 182Km

・2日間遊んで、1万円ちょっと。街でくだらないお酒のつき合いをするよりずっと安価。でも、こんな生活ばかりしてると友達、でけへん。

・輪行は電車に乗っている時間がもったいないので、奈良や琵琶湖方面へも泊まり込みツーリング旅行を活用したい。

・ほんま、ロードバイクって楽しいわ。



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