秋深し・・・2008-11-13 00:40

関西地方は見事な秋晴れの一日。ビルの隙間から、青空と紅葉が目立ってきた六甲山系を眺めながら、「こんな日、ロードバイクで走ったらキモチいいだろうなぁ」と吐息。でも仕事のポイントの時には休まないのがサラリーマンの鉄則ですからね。

■マニア本?
廃道本(ブルーガイド・ムック) (ブルーガイド・ムック)
ここまで来るとロードバイクでは探索は難しい。

そこにシワがあるから──エクストリーム・アイロニング奮闘記
バカバカしいと思っていたが、突き詰めると全てのものは素晴らしく美しい・・・。Netでもコラムが連載されているが、兵庫遠征の記事は地元だけに「そうそう、その地形だよな。おおっ、あそこでアイロンしたのか」と臨場感たっぷりに読ませて頂いた。

■秋深し
人は、人と近しくなりすぎて苦しみ、遠くなってしまって哀しむ。そんなことを思いながら「文藝 特集柴崎友香 ロングインタビュー」を読む。
文藝 2008年 11月号 [雑誌]

柴崎さんはロングインタビューの中でこう語る。
「私が小説で描きたいことの根底には『きょうのできごと』にあるような「人の気持ちは分からない」という思いがずっとあるんですね。分からないからこそ分かりたくてコミュニケーションする、分からなくて当然だからちょっと分かったかもしれない時に嬉しい。もともと分からないものだって思うから、「なんで分からないの?」という気持ちはそんなにないんですよ。他のことや世界に対しても、たぶんそんな感じでいるから、そこで絶望の方向にはいかないのかもしれない。」(同書109頁)

村上春樹、瀬尾まいこ、森見登美彦、南木佳士と一見作風も文体も異なる小説を好んで読むのは、コミュニケーションの立ち位置に共通するものがあるかもしれない。

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