北摂自転車乗りの幸福2008-11-24 15:04

今日は雨。2日連続で走ったので雨の1日もよいでしょう。やはりオヤジ自転車乗りなので3日連続ライドはしんどいかもしれません。
自転車乗りにとって、北摂という魅力的な地域が近くにあることは幸福だったと思う。

宝塚十万辻を越えれば一気に里山に下っていけるし、川西市街地を抜ければ猪名川町・能勢などの田園地帯を走ることができる。亀岡盆地・篠山盆地の中、明るい日射しに照らされながら走ることの気持ちよさ。

車がほとんど通らない里山の道をゆっくりと味わうように走っていく。


黄葉の絨毯のもと休憩する。



競うわけでもなく誇示するわけでもない。雑木林の中でロードバイクと休憩しながら、擬人化が度を超して「よい相棒だよな」とロードバイクを眺める。

川沿いの道を走り、峠を上り、ダム湖の周遊道路を走る。


長く生きていると、当然ながら埃のように身体にも精神にも降り積もっていくものがある。リアルの問題はリアルで解決しないとダメだけれど、すこし身体と精神を解放させてあげるにはロードバイクはステキな乗り物だと思う。

昨日、亀岡の出雲大神宮の鳥居前で休憩していると、何台かのマイクロバスが停まっている。バスの中にはお年寄りの人たちが座っており、車窓から鳥居前の紅葉を眺めているのだ。近くの老人介護施設から来たようだ。桜、紅葉、初雪と毎年訪れるものであっても、それを眺める者は年老い病を得ていく。
「明日のために今日を我慢する」という時代はもう私たちの世代にはふさわしくないだろう。もちろん刹那的になったり傍若無人に振る舞ってよいということではない。いつか滅びる自分というものをすこし意識しながら、善き人、善きものに出会っていきたい。


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