なにも願わない手を合わせる ― 2005-11-24 23:22
先日急逝した同僚への追悼文集みたいなモノをつくることになった。
文章を考えていると、ふと写真家藤原新也の「なにも願わない手を合わせる」ということばが、浮かんできた。
わたしはもともと宗教には興味はない。しかし、山を歩いているとお地蔵さんに会釈するし、山行きの安全を祈願する。 神社に行けばお賽銭をいれて、祈る。
でも、いつもなにか居心地の悪さを感じていた。 なにを思って祈ったらいいんだろう・・・。
そのとき藤原新也のサイトで「祈りのかたち」という文に出会った。
現世利益を願わない祈り方、そんなものにすこしでも近づけたらいいなと思う。 神社などで手を合わせるとき、何も願わない、何も思わない。静かな時間を数十秒過ごすことにしている。
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