スパムもウイルスも来ない(ひきこもり?)2005-11-26 02:00

友人らと話していると、みなスパムメールに閉口している。一日に何百通も届くらしい。いまのところ、わたしにはスパムメールはまったく来ない。

メールアドレスはプロバイダ二つに各1個、あとはDocomoの携帯アドレス。
Docomoの携帯アドレスはじぶんでも覚えきれないほど複雑にしてしまい、メールアドレスを交換するときは相手のアドレスを教えてもらい、それに送信することにしている。

ひとつのプロバイダのアドレスは、友人に公開、他のプロバイダ分は企業や各種サービスへの登録に使っている。ユーザー登録しているアドレスには、スパムメールが届いても不思議ではないが、なぜか1通も来ない。単に運がいいだけなんだろうか?

だが、考えてみると、わたしはNetの世界では「ひきこもり」みたいなもの。じぶんのメールアドレスを書き込むことが、極端に少ない。ネットオークションもしないし、懸賞などのサイトにも応募しない。

ウイルスメールについては、そもそもOSがLinuxなので、Windowsよりは被害にあう確率が低い。
一時は超漢字4という超マイナーOSを常用していたので、ウイルスメールがきてもフランス人(ウイルス)と日本人(超漢字4)が会話するようなモノ。まったく話が通じない(感染しない)のだ。

いま使っているVineLinuxでは、定期的にウイルスチェックをしているが(F-PROTというフリーのソフト)、ウイルスは、まったく検出されない。

ときには
「わたしを××してください」
とか
「わたしと交際していただいたら100万円援助しますBy社長夫人」
などのメールを読んでみたい気もするが・・・。

あっ、このBlogを読んで、そんなメール、送らないでくださいね >業者さん

ひきこもりでも、日々安寧、これがよいのかも。

ちなみにBlogのタイトル「asyuu@forest」はメールアドレスとは、無関係。
石田衣良の小説「アキハバラ@DEEP」に感銘を受けて、
ThinkPad X20を速攻で買い、Windows XPを削除して(起動画面も見ていない)、VineLinuxをインストール。

で、「芦生の森」が好きなので、ひっかけて「asyuu@forest」にしたというお粗末さです。

村上春樹とスガシカオ2005-11-26 21:01

村上春樹の「意味がなければスイングはない」を読んでいると、スガシカオが紹介されている。
村上が、スガシカオの音楽・詩について語るなんて、意外だ。

だが読んでみると、村上春樹の小説とスガシカオの音楽世界には親和性があるのかもしれないことに気づく。
象徴的なのが村上のいう「制度言語」という分析。「制度言語」とは、J-POPの歌詞や朝日・読売新聞などに見られる定型的言語(要は決まったスタイルシートみたいなもの)。
朝日新聞やその投書欄を読んでいると、「制度言語」が頂点に達している感がする。紋切り型で、もたれ合いがひどいということ。

村上春樹の小説も、スガシカオの音楽も制度へのもたれ合いがなく、表現の中に「たくらみ」があるような感じ。
その「たくらみ」というのは、うかうかしてたら読み過ごしちゃいますよ、聞き逃しちゃいますよというもの。「制度言語」は定型的なスタイルシートだから、見栄えはよく破綻は少ない。

「制度言語」は、おもしろくないんだよねぇ。

でも、そのような「制度言語」を批判するんじゃなく、その対極にある村上春樹の小説を読んだり、スガシカオの音楽を聴くほうがイイ。
「制度言語」批判って、けっきょくその批判も「制度言語」の枠内に入ってしまう危険があるような気がする。

村上春樹の本を読んだあと、さっそくスガシカオのアルバム「TIME」を購入。
単発では聞いていたが、アルバムを聴くのは初めて。ハスキーな声と、たくらみのある詩がイイですね。

「サナギ」「光の川」「秘密」がお気に入りの曲かな。


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