平城京跡で昼寝&読書2005-11-14 00:13

平城京跡 後ろに見える桜並木は春くるとステキです
今日はぶらりと平城京跡へ。

なんど来ても気持ちいい。街中でこんなに広々とした空間はなかなかない。近鉄電車で奈良に向かうとき、電車はこの平城京跡を横断しながら奈良に向かう。

車窓から見える広大な平城京跡に興味を持っていたけれど、下車することはなかった。

昨年から友人と奈良にハイキングすることが多くなり、奈良の街に親しむようになった。
平城京跡にはすでに5回目だろうか。

広場ではジョギングしたり、ボール遊びしたりする人がいる。屋敷跡の石の遺構に寝ころんで、本を読む。
空が広がり、ゆっくり本を読むことができる。

電車や広場で読むほうが、頭によく入る。

秋の日差しで、うとうとと昼寝もする。

贅沢な時間でした。

石田衣良「てのひらの迷路」2005-11-14 22:55

わたしはほとんど夢を見ない、正確にいうと朝起きて覚えている夢を見ない。
悪夢ばかりだとイヤだが、夢を多く見る人の人生をすこし羨ましく思う。

その代償措置なのか、本を読む。
わたしは本を読んだあとは、目が覚め、夢を見たことのけだるさのようなモノを感じる。現実と夢の境目を漂っているような感覚。
だが、そのけだるさを好ましいと感じる。

今回は石田衣良の最新短編集「てのひらの迷路」。短編集といっても、ひとつひとつがとても凝縮されている。
石田衣良の小説には、匂いとか色彩が感じられて気持ちがいい。とくにHシーンの汗の味とか、匂いとかとてもエロチシズムにあふれている
この小説には、めずらしく私小説めいた部分もあり、石田衣良ファンには舞台裏を見せてもらうようで、その点も従来の彼の作品とはすこし違っている。

ひきこもりの心理を描いた「銀紙の星」、おいしい料理を食べたくなる「ウエイトレスの天才」、男女のエロスを描いた「片脚」「左手」。真剣な?Hをしたくなる。

ところでこの本、「石田衣良の三冊」キャンペーンの2冊目。1冊目の「東京DOLL」も購入しているので、最後は、来年2月刊行予定の「40」
抽選で特製プレゼントが当たるらしいが、なんなんだろう
。 妙に気になるなあ。

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