森に籠もる日と「街のクジラ」 ― 2005-11-04 00:00
奈良に向かう電車のなかで、「街のクジラ」(中村淳 著 朱鳥社)を再読。
2年前に読んだ本だが、明日の武奈ヶ岳登山に向けて、読み直した。
凡庸なアウトドア小説ではなく、自然の中に入ったときの感覚が丁寧に描かれている小説。
2年前、書店でふと手にとって、いっきに読んだ。そして、再度読み返してみると、いまの自分の仕事上のしんどさがどのようなところから来ているかもわかるような気がする。
「石橋は叩けば叩くほど、「ユーモアと自然であること」は剥がれて谷底へと落ちて細っていく。あげくの果てに、冷たいしかめっ面の石の骨だけが残される。」(214頁)
山に登る人、カヌーをする人、釣りをする人には感覚がすっと入っていくる小説です。
さて、あすは紅葉の山で、精霊にあってこようと思います。
2年前に読んだ本だが、明日の武奈ヶ岳登山に向けて、読み直した。
凡庸なアウトドア小説ではなく、自然の中に入ったときの感覚が丁寧に描かれている小説。
2年前、書店でふと手にとって、いっきに読んだ。そして、再度読み返してみると、いまの自分の仕事上のしんどさがどのようなところから来ているかもわかるような気がする。
「石橋は叩けば叩くほど、「ユーモアと自然であること」は剥がれて谷底へと落ちて細っていく。あげくの果てに、冷たいしかめっ面の石の骨だけが残される。」(214頁)
山に登る人、カヌーをする人、釣りをする人には感覚がすっと入っていくる小説です。
さて、あすは紅葉の山で、精霊にあってこようと思います。
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