神の子供たちはみな踊る2010-11-17 23:03

8月生まれの私は、今頃から冬至(12月22日)頃までがバイオリズムの底みたいだ。
夏の時季の半分ほどにエネルギーが低下する。たぶん日照時間が短くなるからでしょう。

平日は仕事ばかりなので、村上春樹「神の子供たちはみな踊る」を再読しようと単行本を書架から探し出そうとしたが見つからない。
神の子どもたちはみな踊る

面倒になって文庫本を購入して、再読。
 神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)


読み直すのは4度目くらいなのに、なぜか新鮮な感覚がする。村上春樹の小説は読むときの自分の感情、境遇、年齢などでずいぶんと読後感が異なる。つまらないと思ったことは一度もないのが不思議だ。

「音楽に合わせて無心に身体を動かしていると、自分の身体の中にある自然な律動が、世界の基本的な律動と連帯し呼応しているのだというたしかな実感があった。潮の干潮や、野原を舞う風や、星の運行や、そういうものは決して自分と無縁のところで行われているわけではないのだ。」(同書107頁)

この文章には、なぜかロードバイクに乗っているときの自分の身体感覚と呼応するものがある。私がいまそのような身体感覚でいるからだろう。

今日はすこし残業して仕事を片付け、明日は有給をとることにした。

ぐっと冷え込むらしいけど、ロードバイクと晩秋の道を走ってくる予定。


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