フランス料理が食べたくなる小説 ― 2009-05-14 00:03
昨日は風の強い1日。ロードバイクで走ったら向かい風に難渋しそうだなと思いながら、会社のビルから青空を見る。
ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)
ロードレース小説「サクリファイス」の作者近藤史恵のミステリーを読み始める。下町の片隅にある小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルの無口なシェフが、フランス料理の腕をふるいながら客から持ちこまれた日常のミステリーを解決していく短篇集。
殺人や重大な犯罪が起こるわけではない。でも人の心の深層に料理のシーンを絡めながら入っていく。
近藤史恵が描く男性は無口で、それでも一本筋を通す人物造形が多い。それが「サクリファイス」でもこの小説でも如実だ。
「かわいそうにな。だがな、人は自分で『自由じゃない』と思っているうちは、自由にはなれないんだよ」(同書57頁)
うーん、カッコイイっす。
あぁそれにしても、この小説を読むとフランス料理を食べたくなるのはまちがいない。
2005年7月発売のロードバイクのムックを読む。あまり聞かないメーカーのロードバイクも紹介されている。
8月でロードバイク生活3年目に入る。自己流に乗っているので進歩はないが、事故なく楽しく里山を走り続けたい。今日は有給を取得しているので、ロードバイクで走ってこよう。ここ数日蒸し暑いともいえる天気が続いていたが、今日は最高気温は平年並みに戻るようだ。でも北西の風が強そうなので、向かい風に翻弄されるかな。それもロードバイクの楽しみか。
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