天候不順で妄想中2009-05-16 13:49

昨夜は職場の歓送迎会。早めに終わったので同僚と三宮マヒシャでお茶して帰りました。すこしほろ酔い気味の身体にはストレートティーが合います。 二日酔い止めのハイチオールCを飲んでいたので、今日はスッキリと目覚め。午前中は雨が降らないみたいだが、アルコールは身体に残っているだろうからロードバイクで走ることは自制。

最近気になっている本をいくつかチェック。

石内都Infinity∞ 身体のゆくえ
「写された在/不在の身体のむこうに、終わりのない時間を刻む無限の世界-Infinity-を探るような」強烈な引力のある写真集。ともすれば異形とも思える身体からそしてモノから喪失と悲しみを切り取っていく。

廃墟本3 ~The Ruins Book3~
廃道や林道には興味があるが、廃墟にはどうしても生々しさが残ってしまう。そこで生活していた人々がおり、また利益という夢を描いた「つわものなどの夢の跡」には人の思いが残存するのではないか。

とくに興味を惹いたのは「永谷集落(福井県大飯郡おおい町名田庄永谷)」。ダム計画で集落まるごと立ち退きとななり、その後芦生の森保存運動とともにダム計画は頓挫。廃村となるのは人の高齢化、積雪が主要な原因なのだが資本主義の論理に翻弄されるケースもある。
芦生の廃村灰野には石垣の後しか残っていない。鈴鹿霊仙山の麓にある廃村今畑は、ときおり住んでいた人が管理に訪れるのか朽ち果てた印象はなかったが今はどうなっているのだろう。
ロードバイクで走っていればこれからいろいろな「つわものなどの夢の跡」に出会っていくだろう。

街道をゆく 26 嵯峨散歩、仙台・石巻 (朝日文庫)
嵯峨散歩といいながら隠れ里水尾に目を付けるところが司馬遼太郎らしい。愛宕谷川林道、七谷川林道を経て府道50号線に上るのが好きだが、この本を読むと府道50号線周辺の由来がわかっておもしろい。

岳人 2009年 06月号 [雑誌]
岳人は毎年このころ単独行の特集をする。
記事中おもしろかったのは
◆ひとりきりの夜 比良山地 文=ビスタ〜リ
私の大好きな山、比良山系のテント泊の記録。金糞峠を下ったテント場で幕営しているようだ。私が比良山系で幕営したのは烏谷山頂上(テントひと張りしか張れない)、八雲ヶ原、汁谷など。ほとんどがひとりきりの夜を比良で過ごした。
比良で幕営してみたいのは長池周辺の森、ワサビ峠から中峠の途中にある谷。新緑の今なら気持ちいいだろうなぁ。
この記事を書かれたビスタ〜リさんのサイトも興味深く読んだ。

◆冬期単独サバイバル登山 南アルプス・笊ヶ岳〜大井川〜間ノ岳 文・服部文祥
「サバイバル登山家」服部さんの記事。あいかわらずハードです。

自転車人 12 (SUMMER 2008)―MAGAZINE FOR BICYCLE PEOPLE (12) (別冊山と溪谷)
乗鞍に落選し、「山岳グランフォンドin吉野」参加を検討していたところ1日で定員に達してしまっている・・・
まぁ吉野はひとりでツーリングもできるしっ と負け惜しみを言いながら、昨年の雑誌自転車人を再読。夏大好き人間だから「夏旅とロングライド」は魅力的。でも実際は猛暑の中、ロードバイクで走るのはキツいことは十分わかりましたけど。
ぼちぼち夏のツーリングライドや山行きも計画しないとダメだけど、行き当たりばったりなので妄想ばかり先走ります。
アルコールは完全に抜けたけど天候不順。明日もロードバイクに乗るのはムツカしそうだ。


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