古書店で妄想する2007-03-17 11:56

砂のように眠って起床。よい天気だが今日は午後から所用で出かけなければならない。
なかなか自分だけの時間というものは持てないものだ。

ところでいま私は本に関しては恵まれた環境にある。
会社の近くに
・図書館
・大型書店
・古書店
と揃っているのだ。

新刊書は大型書店で、ちょっと古めの本は図書館で、そしてもう流通していない本は古書店で読む。

古書店で近代の棚を眺めていると
-『郷愁記』若き哲学者の日記杉 正俊著-という本が目にとまった。

出版社の情報によると
http://www.toeisha.co.jp/tugi/sensho.html
1985年に再版されているが古書店にあるものは奥付は昭和15年。

哲学徒として欧州に留学した彼が病を得て亡くなるまでの日記。
次第にナチスの台頭が始まっている欧州で、彼は病床についている。

彼の静かな文章を読みながら,彼の時代にブログがあったなら彼はどんな文章を書いただろうかと想像する。
コンピュータのある時代,ブログのある時代に私たちは生きている。
だがひとりの時間、ひとりで考える時間はやはり大切なんじゃないかな。

窓から見える青空を眺めながらふとそう思った。

大阪梅田で自転車店めぐり2007-03-17 22:13

今日は午後から梅田に出て春用のスーツを買う。
採寸してもらうとすこしデブになっている。
うーん、連日の残業のせいだな。ついついなにか軽く食べて夜まで残業、そして帰宅して食事というサイクルは確実にデブになる連鎖だ。

その他の所用をすませてVia Cycles Village とSILBEST梅田店に立ち寄ってみる。
いろいろなバイクがあるがもうひとつしっくりとこない。
マイナー好みなんでググッとくるバイクに出会いたい。

候補に入れているバイクがなかったのでまた考えてみよう。

書店で「ゼロから始める自転車生活」という本が発売されているのに気づく。
「主婦の友社」発行で初心者向けの本のようだ。

ついつい買ってしまう。
いろいろなバイク乗りのインタビュー記事が中心。

ほーっ、芥川賞作家伊藤たかみさんはBMX乗りだったんだ。
記事が面白い。「自転車で壁を横に走れる芥川賞作家は、おそろく日本にひとりだけである。」
そりゃー、そうでしょう(笑。

お笑い芸人のパックンさんの言葉がイイ。
Bicycles are steel legs given us by God.
(自転車は神が人間に与えた鉄の足である)

梅田のビル街は風が強く、寒い一日。
北摂の峠からときおり梅田のビル群を眺めることができる。
そのビル群のなかを今自分が歩いている。なにか不思議な感覚もする。

明日はすこしバイクで走ってみよう。

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