Mr.Children「彩り」を聴きながら ― 2007-03-16 23:09
今日、Mr.Childrenの「彩り」を聴いていると
僕のした単純作業が
この世界を回りまわって
まだ出逢ったこともない人の 笑い声をつくってゆく
そんな些細な生きがいが 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に
少ないけど あかきいろみどり
という歌詞が気になった。
華々しい仕事、かっこいい仕事ばかりじゃない。
いま私が夜遅くまで携わっている仕事も地味な仕事だ。
地味だけど,責任は私たちが負わなければならない。
今日も昼食は近くのファーストフードの店ですませた。
サラリーマン達が短い昼休みを有効に使うためか、客の回転が速い。
若いスタッフ達は、驚くほど敏捷に注文をとり支払い客にも対応する。
感心するばかりだ。
昼時のピークだったこともあり、さすがの彼らも注文・代金の受け取りをうまく回転できなくなっていた。ひとりの30代前半のサラリーマンが支払いをしたいと申し出たが、店は大混雑。
待たされた彼はだんだんイライラしてくる。
支払うときにかなり不快そうな顔をして店を出て行った。
もったいないなと思う。
そんなに急いでどうするんだろう。
わずかの時間をも惜しいと思う生き方は、とても人生を狭くさせるのに。
組織というのはあなたがいなくても十分まわっていく。
明日あなたが死んでも話題になるのは1週間ほど。
近しい人だけがあなたのことを覚えてくれていたらよいのだ。
だからといって仕事や組織に虚無的になる必要はないだろう。
神は細部に宿るのだ。
ミスチルの「彩り」を聴きながら、ふとそんなことを考えた。
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