梅雨入り2009-06-09 23:59

バガボンド 30 (モーニングKC)
バガボンド30巻を読了。なんか説法めいてきた。漫画は「岳」「かもめ☆チャンス」「孤高の人」と新刊が出るたびに購入しているが「バガボンド」はボチボチ話の展開が欲しいところか。

関西地方は梅雨入り。昨年6月の自転車走行距離をチェックしてみると、652.22Kmを走っている。意外と雨が少なかったのか、平日に有給をとって走ったのだろう。しばらく天候を見ながらロードバイクを走らせることになるだろう。

ロードバイクで走っていると峠や分水嶺に興味を持つようになった。
日本風景論 (角川選書)
池内紀さんが歩いた町並みのエッセイ。峠の項目で柳田國男の言説を引用している。

柳田國男は「峠に関する二、三の考察」のなかで、峠越えのない旅は、「餡(あん)のない饅頭」だと述べている(同書113頁)
ありふれた日本の風景の中に、歴史や人の長年の営みを不意に見つけることほど楽しいものはない。
ロードバイクで峠を越え、下りおりると違った空気と町並みが広がる。

日本の分水嶺―地図で旅する列島縦断6000キロ
同時に日本の分水嶺を解説した本を読み始めた。2分化すると日本海と太平洋に水が流れ落ちる分水嶺。分水嶺には峠や山系が連なっている。日本の景色と透かし絵のように重なる分水嶺を見比べて見る。そんな作業も面白いかもしれない。

月初めにはJR西日本の広報誌「電車&ウオーク」を読む。

関西の花の見頃、寺院、美術館の催しものなどが簡潔に紹介されている。ロードバイクで行こうと思うのが自転車乗りの性(さが)だろう。蛍を見にいきたいなと思う。子供の頃、高知の里山では当たり前のように蛍が乱舞していた。農薬の影響で、ほとんど見かけなくなっていたが最近は蛍の復活を図っている里山も多いようだ。

蛍を最近見たのは、芦生の森・七瀬谷でテント泊したとき。由良川源流部を季節外れの蛍が上空を飛んでいる。村上春樹の短篇「蛍」のシーンを思い出した。短篇「蛍」は長編「ノルウェイの森」に繋がっていく。
最新小説「1Q84」は発売1週間で100万部売り上げたそうだ。「海辺のカフカ」が新しい 読者のための村上小説ダイジェスト版だったとすると、「1Q84」は村上春樹の小説を読みつづけている読者にとっては「やはり村上春樹らしい」という小説のような気がする。

ツール・ド・フランス―君が教えてくれた夏
岩波書店から6月12日発売。岩波書店からも自転車本が発売されるのか・・・

ということで自転車に乗れず、雑多なことを考えていました。


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