芽吹きの森を歩く(比良長池・音羽池) ― 2009-05-06 08:57
昨日は友人と比良の森を歩いてきました。
JR湖西線の志賀駅で下車。バス・ロープウェイと乗り継いで一気に1000mの琵琶湖バレイまで達する。
比良山系の魅力は豊かな森があり、そして琵琶湖を眼下に眺めながら縦走できるところだ。
スキー場を下り、森に入っていく。
この森は登山道からは離れているので、ほとんど人に出会うことはない。
積み重なった落ち葉を踏みしめて歩くと、アスファルト道に馴れている私たちの身体がすこしだけ柔らかくなっていくような感覚になる。
アップダウンを繰り返しながら森を歩き続けると1000mの標高にある長池に到着。
秋の午後4時頃独りでこの池に佇み黄葉を眺めたことがある。山上にひっそりと存在する神秘的な池だ。
しばらく歩くと音羽池に到着。
長池と異なり明るい池だ。6月頃にはモリアオガエルのソフトボールのような産卵が枝に多く見られる。
彷徨うように森を泳いでいく。
比良のシャクナゲ。今年は色鮮やかでシャクナゲの当たり年のようだ。
新緑の中でシャクナゲの群生はくっきりと際だっている。
夫婦滝。2筋の流れは絶えることがない。
ロープウェイ駅に到着すると雨が降り始めた。4時間ほど芽吹きの森を歩いたが、雨に遭うことがなかったのは幸い。
・ロードバイクばかりに乗って山を歩く時間がなかったが、ひさしぶりに比良の森を歩くとやはり私は山ヤになりたいんだと思う。時速20Kmのロードバイクの世界と時速4kmの山ヤの世界。どちらが優先ってワケじゃなく、どちらも私には必要な世界なのだろう。
・友人が「音のない世界を歩くってあまりないよね」と言っていたが、森の静けさは街の喧噪から私たちを別の世界に誘ってくれる。
でも大阪梅田に出て、友人と居酒屋で飲んでおりました。街の喧噪と欲望の中で生きていくことも嫌いじゃありません。
今日は天候が不順ぽい。ロードバイクに少しは乗れるかなぁ。
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