「ひとりで山に行く」ということ2008-06-16 23:59

最近、自転車ばかりに傾注しているが、やっぱ山も歩きたい。今年の夏はキチンと森にテント泊しようと思っている。で山岳雑誌を眺めていると今月号の「岳人」特集はー「ひとりで山に行く」ということー。
単独行が中心の私を誘うような特集です。
岳人 2008年 07月号 [雑誌]

この中で町田有恒さんという単独行者がーなぜひとりで行くのかーという質問にこう答えている。

「好きなひとに会いに行くときに、友だちと一緒には行かないですよね。やっぱり1対1で向き合いたい。同じように、山との距離や密度も5人で行ったなら5分の1に、3人で行ったなら3分の1になってしまうと思う。だから、ひとりです」

この気持ちはとてもわかる。好きな森に会いに行くときは、森とじっくりと話しをしたい。なるべく人に会わない森で、歩いて食べて眠る。
町田さんのテント泊での食事は
・無洗米
・ハウスジャワカレー中辛
・インスタントみそ汁
・菓子類委
・永谷園お茶づけ海苔
・マルタイ棒ラーメン
・ラーメンの具(乾燥野菜)
・山崎製パン薄皮つぶあんぱん
など無洗米を中心に使い回していくようだ。

ついついレトルト商品・缶詰などに頼りがちだが、これだとだいぶ軽量化できるな。
インスタントコーヒーミニ瓶、サントリーレッドミニ瓶(ホットウイスキー用)はそれほど重くないから入れてもイイか。

2−3泊のテント泊なら20Kgほどに収めるようにしているが、もうすこし軽量化できるかもしれない。

もともと人の多い日本アルプスや山小屋にはまったく興味がないので、地味な森を今年もテント泊で歩きたいな。
それに低山(芦生、大峰山系、高島トレイルなど)であれば危険度は相対的に下がる(もちろん街と違って携帯も通じず、道迷いやケガをすると危険なのは同じだが)。

山を歩き始めた頃、多人数で山歩きを何度かしたことがある。あまり楽しくないのだ。自分の心に風が吹いてこない。組織の原理の話しや山歩きの後の飲み会などは、別に山を介在しなくってイイじゃないかと偏狭に思うようになった。

芦生の森でひとりテント泊したとき、森の中で動物のように寝るのがじぶんに合っているのだなと痛感した。
山道をひとり歩いていると遠くから雷鳴が聞こえてくる。まだ夕暮れは遠いのに薄暗くなった森の中をひたすら歩く。激しい驟雨が始まり、雨宿りした無人小屋で夜を明かした。由良川源流部でテント泊をして外に出ると、季節外れの螢が2匹空中に漂っている。その光りの軌跡をぼんやりと眺めていた。

昨年は仕事が忙しくテント泊できなかったので、今年の夏はすこし休みをいただいて森に出かけよう。


はてなブックマークに追加はてなブックマークに追加
Blog(asyuu@forest)内検索

Copyright© 2005-2024 asyuu. All Rights Reserved.