「エソラvol.3」を読む ― 2006-04-06 21:45
へーっ、こんな本が出てたんだ。vol.3なのに、前の分は気づかなかった。
amazonで検索してみると、装丁の雰囲気がまったく違う。今回の装丁は、かなり目立つもんね。
漫画と小説のコラボレーション。短編小説のうち、絲山秋子・吉田修一・柴崎友香さんらの小説は、他のものも読んでいるが、伊坂幸太郎・山本幸久・唯野未歩子さんらの作品は初めて読む。
うーん、短編では、ちょっと個性がわかりにくいかも。
絲山さんの全文「ひらがな・カタカナ文」の短編はおもしろい。ちょっといままでのとは作風が違う。
柴崎さんは、短編よりは、やはり中編でじっくりと関西弁を味わいたい。
他の作品では、唯野さんの作品が、新鮮だったなぁ。
問題は、小説・漫画が交互にあらわれるので、律儀に順番に読んでいくと、なんかギクシャクした感もする。
最近、このような作家を組み合わせた本がプチ流行しているようだけど、やはりひとりの作家の作品をじっくり読むのがよいかもしれない。
でも、いままで読まない作家や漫画家の作品を読むメリットはあるかも。
ところで伊坂さんの作風ってこんなんですかね?ちょっとわからない作風なんですけど(汗)。
まぁ、こぎれいな文芸雑誌とすれば1200円は、お買い得かも。
それにしても、この表紙は、個人的にはスキですけど、ちょっとフェチよりかな(笑)。
小説現代特別編集 エソラ [esora] Vol.1 2004.12
posted with amazlet on 06.04.06
伊坂 幸太郎 吉田 修一 真鍋 昌平 他
講談社 (2004/12/03)
売り上げランキング: 7,252
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