徳島のほんと2020-04-02 23:55


午前中は、病院の定期受診。2月に受けた特定健診の結果もDrから聴くことになっている。コロナ対策のため、Net予約してから3人づつ待合室で待機することになっている。

健診結果はとくに異状はなく(とはいえ加齢なりの衰えはある)、薬局で処方薬を用意してもらう。薬局も私ひとり、たぶんコロナ対策で病院に行かないほうがよいという選択になっているんだろう。次回、世の中の情況次第では電話でDr判断してもらい、処方箋を薬局にFaxしてもらうことになるだろう。

コロナウイルス、トップの迷走ぶりに(マスク2枚・・・)「これって自分で自分を守るしかないやん」と痛感する。日本という国はこれほど劣化したのか。

官僚はそれなりに優秀だと思っていたが、どうも大いなる錯覚だったようだ。

テレビのニュースやワイドショーを見ても、血圧が上がるだけなので、

旅の本と

題名はきわものっぽいが、力作の本を読む。

徳島ってたぶん鳴門以外、訪れたことがない。装丁、サイズ、そして見開きに写真と解説記事が載っているのが見やすくていいな。

西北のジュンク堂で購入して支払おうとしたら「Dポイントが支払として使えますよ」と店員さんから言われた、知らなかった。
スマホがドコモで、かつ家族会員として4台分を私が一括で支払っているので、Dポイントがそれなりに溜まっている。書籍代として使うのもいいかも。

老人なのでキャッシュレスには妙に抵抗があるけれど、Mi Smart Band5がGoogle Payに対応するかもしれないので、日本版ができれば導入するかもしれないな。

隠居生活3年目2020-04-03 22:36

どんよりとした世相にうかうかと過ごしていたら、今月で隠居後3年目に突入。

組織人としての垢はすっかり落ちたというか、ほとんど思い出すこともない、所詮そんなていどの職業人だったのだろう。再雇用で働く期間を1年早めて退職したが、経済的損失はあったとはいえ、精神的には本来の自分にはやく戻ったような気がする。

本来の自分といっても、元来器が小さく、非社交的なので、静かに日々を送っていくということで、身体に痛みもなく体調もそれほど違和感がなく、日々を過ごしていければ良しという気もする。

退職後1年目、旧組織の「権力に阿るものはいつか権力に裏切られる」という態様を遠くで眺めていた。
2年目、小権力者として傲慢だった人が「奢れる平家は久しからず」という態様になっているのを、より遠くで眺めていた。

器が小さいゆえに、凡庸な組織人でよかったなと正直思っている。

とはいえ昨年6月頃、健康を害して、その面では傲慢な自分がすこし控えめになったかな、人は平等に年老いて、そしていつかは滅んでいく。

今日は午後から武庫川河川敷をジョギング。

コロナウイルスの鬱屈からしばし解放されるのだろう、老人と高校生以下の子ども達で河川敷は賑わっている。三密ではないので、河川敷は好まれるんだろうな。


フラッと走って12.5km

ウイルスに罹患することを防ぐ完璧な手段はないだろう、とするとせめて罹患したときに堪え忍ぶ身体を自分に期待するしかないかもしれない。
ダメなら諦めも肝心だろうな、じぶん。

帰宅後、本を並行読書。

今日のような凪の時間は意外とそれほど、自分には残っていないかもしれないし、予想に反してしばしあるかもしれない、ただ見たい風景と会いたい人には逢っていたほうがよいかもしれないね。

今日のジョギング中の音楽は石崎ひゅーいのアルバム。ジョギングとの親和性はかなりある。



土佐好古史談2020-04-06 22:38

桜は満開、でも鬱屈した世相は変わらない。

週末は孫守の手伝い。長男夫婦たちは老人である私たちへのウイルス感染を危惧してくれているが、息子たち・孫たちは運命共同体、孫たちと遊ぶと体力もアップするので悪いことじゃないだろう。

武庫川の桜は満開。

今日、スーパーに買い物に出かけると、とくに買い占めは生じていないようだが、カップ麺の棚にけっこう空きがある。私はときおりカップ麺などのジャンクを無性に食べたくなるので、3個ほど自分用に購入。あとは生鮮食品のみ。

旧い本をgoogl play booksで読んでいる。Dマガジン、Amazon Kindle,honto,青空文庫と電子書籍を利用しているが、Play booksでは著作権切れの古書を読めるようだ。

いま面白いのは、高知の郷土史家・寺石正路(慶応4年9月2日(1868年)ー昭和24(1949)年12月23日)著作の「土佐好古史談」

真覚寺日記、もともとは「地震日記」「晴雨日記」という表題で、現在の土佐市宇佐の真覚寺の僧侶・静照(じょうしょう)が書いたものも紹介されている。

安政(1858年)のトンコロリ(コレラ)の流行の際、
「誰言ふとなく唐辛(とうがらし)を頭上に頂けば病来らずとて男女共頭に辛を頂く 遠方より見れば簪(かんざし)の如し

比時静照師は戯れに左の狂歌詠じた

髪のある人は理屈がよけれ共 坊主頭はせん方もなし」

迷信がまだまだ跋扈する江戸末期に、知的な存在としての住職日記は、知的高潔さを感じさせる。いまの下品なマスコミとは当然ながら比べることなどできない。

「土佐史蹟巡遊」という本では浦戸湾内巡航船で桂浜・浦戸を訪れる記載がある。

「共日巡航船 に て 内海 を 航 し 午後 二 時 長濱 に 着 し 同 地 小学校」と記載がある。

「浦戸と長濱とは土佐の鎌倉と江ノ島である 其風光に富み海山 の 景色 麗しく 然も 名社古刹や英雄偉人の墳墓古跡も多くして 旦 城市に近く四 時の遊 者 をして 容易 一日の清遊を試みしめ 風詠と懐古の威 を併せ得せしむる所は相似て居る他日四国鐵道貫通の 暁には 室戸岬と相待ちて必ず日本名勝地の 一に挙げらるる事は疑をまたぬ所である」

私の生まれ故郷は江ノ島みたいにはならなかったが、桂浜は観光地として高知を代表する土地となっている。

宮本常一の民俗学の本を読んでいると、埋もれた史家の文章も面白いなと思う。
世相が不安定になると(阪神淡路大震災のときもそうだったが)、現在の小説などはなぜか読みたくなくなる。大正・昭和初期の市井の学者の本が、みょうに好ましい。


甲山・北山貯水池の桜2020-04-07 21:47

隠居ものなので世事との接触は少ない、そして日々の定型動作が読書・自転車・散歩・ジョギングなので、人の集まる場所に行くこともほとんど無い。

非社交的で世の中とは縁の薄い生活をしているので三密が少ないかもしれない。
もちろん根拠なく「自分はウイルスとは無縁」と思うほど脳天気ではない。

今日は妻とハイキングに出かけた。公共交通機関は使いたくないので、自転車(私はクロモリロード、妻はママチャリ)と徒歩で甲山周辺を歩くことにした。

午前11時過ぎ、自転車で出発。甲山森林公園入口近くに自転車を置いて、公園を抜けて仁川渓谷沿いの道を歩く。平日、当然ながら出会う人はほとんどない。

甲山(309m)に上ってみる。妻はほんま久しぶりみたい。頂上では若い女性二人がいて、ひとりがダンスしてもうひとりがスマホでそれを撮影している。春山だね。


北山貯水池を眼下にしながら下っていき、北山貯水池まわりの桜を観賞。


池のしだれ桜が見事やね。

人も少なく、乾いた風が吹いて、息苦しさとは無縁。


神呪寺にお参りして、仁王門前の自販機で缶コーヒーを飲む。

以前、夜にここまでロードバイクで走ってきたな。


まだまだ私も若々しかった(56歳!)

こんなところに茶屋があるのは知らなかったな、でもとても入りにくい感じ(爆

そこから散策路を経て森林公園を抜けて、自転車を駐めた場所まで帰る。

帰路は下り基調、快調に走って午後3時頃帰宅。

大阪・兵庫にも緊急事態宣言が発令された。

ロードバイク乗りにはこんな考えもあるだろうな。


ぞんざいにならず、かといって過同調になるのも過去の経験からいって自分を消耗させるだけだとも思う。



人をまっすぐ立たせておいてくれるのは、決まった習慣だ2020-04-09 23:24

今日もジョギングしながら、公園で本を読む。

バックパックに入れたタブレットにダウンロードした本を読む。


読んでいると桜の花びらが舞い落ちてきて、見上げると満開の桜。


ついに尼崎市の図書館も明日10日から臨時休館となった。
HPや玄関には次のように表示されている。
<期間>令和2年4月10日(金)~当面の間

・原則、図書の返却と、予約図書の貸出のみを行います。

・返却及び予約図書の受け渡しカウンター以外の場所は、閉鎖します。

・書架への立ち入りや、新聞・雑誌を含む資料の閲覧はできません。

ジョギングの途中立ち寄って、短時間で本を数冊借りる。

この本にこんな文章がある。

『まわりの全てが崩壊してしまったとき、人をまっすぐ立たせておいてくれるのは、決まった習慣だ』

崩壊とはいえないが、人生100年時代というのが妄言だったと思われるような世情、しばし生き延びて来年の春には四国の谷を巡ってみたいなと妄想している。

この文章が美しい。

街をジョギングしていると、飲食店も休業や持ち帰りサービスを実施する店が多くなっている。いまケガや病気をすることができないので、人と接せずにジョギングやウォーキングで身体を維持するしかないだろう。

adidas Training - 自重トレーニング専用筋トレアプリ by runtasticをタブレットにインストールして、自室でときおり利用している、けっこうきつい。

阪神淡路大震災の時には私は41歳、体力は十分にあった。今回の見えないウイルスに直面している私は66歳、なんとかまだ余力があると信じるしかあるまい。

人をまっすぐ立たせておいてくれるのは、決まった習慣だ

この言葉をしばし反芻しよう。




Mi Smart Band 4とソーシャルディスタンス2020-04-12 22:29

Xiaomi Mi Smart Band 4を使い始めて1ヶ月半以上が経った。
入浴時・充電時以外は左手首に装着しているが、すごいよね、このスマートバンド。

・SNSやメール、電話受信を振動で知ることができ
・ウォーキング時の音楽の音量調整や曲送りもでき
・スマホが見あたらない(けっこうこれがあるんだな)、スマホを探索して鳴らすことができる。
・廉価、そしてバッテリーが2週間以上(充電量20%未満になると充電する)もつ。

ということで愛用しているが、バンドが黒のみなのでちょっと飽きてきた。
サードパーティから互換性のあるバンドが多く出ていて、複数パックで廉価。
でも純正品がやはりシリコン製の肌触りや、造りもしっかりしているようなので、替えとして「ダークレッド」を注文してみた。

「ブルー」は「ブラック」とそれほど変わらないし、オレンジはスーパー銭湯のロッカー用鍵バンドみたいだし(真夏にはいいかもしれない)、ライトピンクはさすがに爺さんにはまちがいなく不向き。
ということで渋いと思われる「ダークレッド」を注文。

日本郵便にて到着、配達のみなさまご苦労様です。

予想していたよりシックな感じでいいね。
デフォルトの黒バンド

新しいダークレッド

気分で交互に使うことにした。

昨日は13kmほどジョグ&ウォーク。

伊丹の猪名野神社で安寧の神頼み、そして名残の桜。

今日は雨で気温低下なので自宅で読書。

さすがサブスリーランナー、トレイルランと登山用歩き方の相違の指摘が的確やね。

コロナウイルスはグローバリズムと東京一極集中主義の弊害を顕在化させたけれど、落ち着いたあとのライフスタイルを変化させるような気もする。

地球が壊滅的になる前に、ほとんどの人間は歴史上、その生命を終えてきたのだが、それも危ういもの(人類の有限性)だと気づかせた今回のウイルス蔓延状態。
多くが生き延びて、本来の自分の命を老化とともに全うするという当たり前の世の中が必要なんだろうな。

三密以上に、ソーシャルディスタンス(社会的距離)をキチンととりながら生活していくしかないだろう、だからこそ働き方も本来見直すべき時に来ているが、「欲望資本主義」優先できた社会がすぐに変わるのはなかなか難しいだろうね。


この記事は参考になるな。
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ーー週末、みんなにそういう風に過ごしてほしいのですね。

僕は暗いので、一人で長時間のジョギングをするのが好きなんです。2〜3時間、ものすごくゆっくりしたスピードで走ることを「LSD(Long Slow Distance)」というのです。

一人で散歩するイメージで、ゆっくり長時間、小さい負荷をかけながら汗をかく。本当に暗い趣味だからこそ大好きなんですけれども(笑)。こういう活動なら、全然構わないです。いっぱい歩き回って、でも立ち止まって30分以上人とは話さないでほしい。

みなさんも工夫しながらできることはいっぱいあると思うのです。

企業の方にも訴えたいのですが、この行動制限は長期化します。家にいながらできることや、オープンエアでできることを開発するなど、ビジネスが持続できるような至急の開発に協力してもらいたいです

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家に閉じこもるだけでは、私のような老人は身体能力が低下するばかり、身体性を感じる活動は必要だろうな。




友人とSNS2020-04-14 22:44


家の近くに武庫川が流れていてよかったな。川は洪水などの災害をもたらすこともあるけれど、風が吹き抜ける地形はやはり気持がよい。

毎日午後から10kmほどジョグ&ウォーキング(ウォーキングのほうが中心だが)をしている。ロードバイクにしろジョグにしろ、クイクイとお尻を動すので腸が動くのだろうか、お通じが好くなる。快食・快眠・快便、そして身体に痛みがないというのはとても贅沢なこと、そのためには閉じこもりっぱなしではかえって健康には悪い。

でもこんなご時世、武庫川の河川敷は広くて風が通り抜けて、ありがたい場所となっている。

昨日は雨の中、傘をさしてトレイルランシューズでウォーキング。
名残の桜。

そして雨の公園には誰もいない。


今日は北風が強いながらも、快晴。

昨日の花散らしの雨にも耐えたようだ。

これから満開を迎える花もある。
よく見ると、蝶ではなく蛾が花の蜜を吸っている。



足下のタンポポ。

みな余裕がないのだろう、スーパーのレジでイライラしたおじさんが店員に苦情を言っていたと買い物帰りの妻が言う。街はマスク姿で溢れている、なにか既視感があるなと思ったら、阪神淡路大震災後の神戸の街がマスク姿で溢れていたな(その後、倒壊したビルや家屋の撤去が始まり粉塵がひどかった)。

阪神淡路大震災はインフラ(水・鉄道)が壊滅的打撃を受けたので、考えてみると現在の情況よりは危機的だったけれど、コロナウイルスは見えなくて、かつ先行きがより不透明なのでじわじわした不安感があるんだろうな。

元来、非社交的とはいえ、定期的に会っている友人たちと、飲んで食事して、バカ話をするという時間が喪われているのは、思った以上に空虚感があるんだと気づいた。

だからSNSなどでときおり、くどくならない程度にお互いの近況などを連絡しあうのもいいだろうね。

震災時にはいまのようなスマホは存在しなかったので、SNSは家族や友人を結びつけるツールとしては(くだらぬデマ情報を除いて)役立つものだろう。

今日も友人らとLine・メールなどで近況を語り合う。
どっかでリモートワークで自宅内飲み会ができればいいけどね。



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