自転車人にお会いして、「くろまんぷ」を走る。 ― 2009-12-20 21:38
今日は昨日の痺れるような寒さじゃないし、冬の光の中ふらっとサイクリングしようと午前10時半過ぎにロードバイクで発進。猪名川堤防道路から県道12号線に入り北上。途中、何人かのロードバイク乗りとすれ違う。昨日の38号線三木市ライドでは二人しかロードバイク乗りを見かけなかったが、さすがに北摂、今日も走る人が多い。
信号待ちしていると後から自転車乗りが現れたので挨拶すると「asyuuさんですか?」と声をかけられました。ブログにコメントを寄せていただいている「やのさん」です。
すれ違った際に赤BASSOに気づき、わざわざ引き返してくれたとこと、恐縮です。
せっかくの機会なので近くのファミレスで自転車談義をさせていただくことにしました。
やのさんは私より一回り若く、大学サイクリング部出身で北摂を縦横に走っておられ、保有自転車はなんと10台!とのこと。す、すごいです。
お乗りになっているのはTOEIのフレームから組み上げた自転車です。渋いクロモリに厳選されたパーツが存在感を際だたせています。
大学時代から北摂の道を走り抜いているやのさんから興味深い道をいくつかご紹介いただきました。
・天引き林道ー天引きトンネルからるり渓に抜ける林道
・仏坂峠ー能勢の野間の大ケヤキを北上して能勢高に抜ける林道
・325号線ー川西多田大橋から長尾山トンネルへ抜ける道
・浮峠ー今西からR173へ抜ける短い峠
ロードバイクや自転車にはいろんな乗り方があってよいと思う。レーシーな走りをしたい方はより戦闘的に走ればよいし、里山や冬の光を楽しむ走り方があってもよい。山に貴賤がないように、自転車にも貴賤はないだろう。
やのさんとお話ししながら、北摂自転車乗りの幸せ(すてきな道が縦横に走っていること、春夏秋冬飽きることがないこと)を再確認しました。
やのさんは来年からブルベの世界に進出するとのことです。新しい自転車の世界を楽しまれることでしょう。
話は尽きないのですが、あまりに引き留めてもなんですから名残惜しいながらそれぞれの道に走っていくことにします。
やのさんは家族サービスのため帰宅の途に、私はやのさんにご紹介いただいた「くろまんぷ」を目指します。
「くろまんぷ」についてはこののHPに詳しい解説があります。
旧道倶樂部活動報告書・津坂隧道
県道12号線を北上し、ふるさと館の手前で集落に入っていきます。
右が12号線、左が集落の道。
しばらく走り揚津小学校横から「くろまんぷ」への道に入ります。
静かな道を上っていく。
途中、里山の風景を一望できる。
ほどなく「くろまんぷ」の入り口に到着。
まさしく隧道という趣き。
出口には雑木林が広がる。
林田側から見ると山を切り抜いてできた隧道だとよくわかります。
隧道内の石壁や外壁が歴史を感じさせる。
忘れられた道のようでいながら、存在感を際だたせている旧道です。ここから下るとすぐに林田のニュータウンがあり、いきなり現代に戻ってきたような錯覚を覚える。「くろまんぷ」周辺には濃密だが落ち着くような気が漂っています。
県道12号線に戻り、南下。今日は坂道を上っていないので川西のけやき坂・萩原台の住宅激坂を上ってお茶を濁しました(苦笑
萩原台から眺める北摂の山並み。
北摂自転車乗りとしてあの山の向こうを走り続けるだろう。
今日の走行距離 67.8Km
・フラフラと北摂を走り、独りよがりなブログ記事をアップし、マイナーなBASSOに乗っているわたくしですが、今日のやのさんのお話はとても役に立ちました。よき意味での「自転車人」にお会いしたという感じです。
またお会いしましたらよろしくです。
・夏大好き人間で冬は冬眠していたけれど、自転車に乗るようになってからキリッとした冬の大気や光も好きになりました。今日も「くろまんぷ」を走っている頃は粉雪が舞っている。冬の光に自転車は似合います。
・次回は23日に次男の加古川マラソン応援のため加古川まで自走の予定。
・やのさんからもご指摘がありましたが、ブログにコメントできない時があるようです。スパムコメントを防止するためスパムフィルター設定(語句設定)をしていますが、とりあえずフィルターを外しました。こんな辺境のブログにわざわざコメントを寄せていただいたのに不具合のあった方、申し訳ありませんでした。これに懲りずにコメント等よろしくお願いいたします。
コメント
_ やの ― 2009-12-20 23:20
_ kurubi ― 2009-12-20 23:35
こちらでコメントさせてもらいます。
「くろまんぷ」はかなり興味持ちました。
祖父母のお墓が猪名川霊園にあるのでお墓参りの際には
寄り道してみることにします。
そして、やのさんが紹介している道も食指が、、、。
今までasyuuさんの走っている道も合わせると、
北摂のコースの奥深さが伝わってきます。
ところでasyuuさんのVIPER改造計画が気になります。
記事の流れから大体の事は推測してますが。
私はホイールが手に入るようサンタさんにお願いでもしてみます。
たぶん「来年まで待ちなされ」と言われそうですが、、。
_ asyuu>やのさん ― 2009-12-20 23:51
ブルベの世界、もうすこし若ければ挑戦したかもしれませんが、「年寄りの冷や水」はいたしません(笑
でも松本自走380Kmには驚きました。ブルベの世界で「距離感の壊れた人」を是非目指してください。報告を楽しみにしております。
私も山と同様自転車の世界でも単独行ですが(理由はいろいろとお話ししたときに申し上げましたが)、北摂でお会いしたときはまた自転車談義なりふらっとご一緒に走ったりいたしましょう。
今日はほんとうに楽しかったです。ありがとうございました。
_ asyuu>kurubiさん ― 2009-12-21 00:21
「くろまんぷ」は短い距離ですが隧道付近はなかなかの雰囲気です。
ブログには書き漏らしましたが、やのさんとのお話の中で以下の道も話題になりました。
県道12号線から北上して「仲しいたけ園」の看板が見える地点に12号線を外れ、右に入っていく新道があります。
そのときのブログ記事は
http://asyuu.asablo.jp/blog/2009/06/11/4361719
です。いま読み返すとトンでもない走りをしております(汗
南から「くろまんぽ」を通ると通り過ぎてしまうのが難ですが。
VIPER第3弾改造計画はたぶんご想像のとおりです。
まだショップから連絡がないのですが、正月休みには改造VIPERで走りたいものです。
VIPERの初期のホイールはR500だったと思いますが上りはやはりエンジン次第でしょうか。今日もやのさんと「自転車はエンジン(乗り手)が90%以上走行能力をきめちゃいますよね」とお話ししていました。
ただ現在のホイール(WH-7850-24-CL)にしてから下りが安定したこと、ロング走っても疲れないような気がします。
大人になってもサンタさんが来ますように(笑
_ ペダル ― 2009-12-21 08:44
旧道サイトにもコメントがありましたが,中のくねり具合に街道の歴史を
感じました。
それと,やのさんのスポルティーフ,綺麗ですねえ。
キャリアの長いサイクリストならではの,たたずまいの良い自転車で
憧れます。ブルックスのサドルが似合ってます!
_ asyuu>ペダルさん ― 2009-12-22 09:33
誰にも会わずに異次元スポットに迷い込んだ感じがステキです。
やのさんの自転車、小さな画像なのにブルックスのサドルと気づくのはさすがに慧眼なペダルさん。よい色合いが出ていました。
きっとペダルさんなら、やのさんのスポルティーフのすばらしさがおわかりになるんでしょうが、私は不案内なので気づいていない点が多いようです(汗
_ むこがわ ― 2009-12-22 22:15
黒いtimeに乗っているむこがわと申します。
まだロードバイクを乗り初めて半年ほどのアラフォーライダーですが、自宅が武庫川に隣接しているのをいいことに週末の度に武庫川CRから六甲山にかけて走りまわっています。
ネット検索で「武庫川、六甲、自転車」と検索した所、貴ブログにたどり着きました。
過去の記事にさかのぼってゆっくりと拝読させていただいておりますが、自分が走った道などほんのわずかでまだまだ近隣には走りたくなるような道があるのだなと嬉しくなってきました。
asyuuさんもよく武庫川CRを走られているそうですので、きっといつかお会いできることがあると思います。その際はぜひ声を掛けさせていただきますのでよろしくお願い致します。
_ asyuu>むこがわさん ― 2009-12-23 21:28
武庫川を中心にしても様々なところに走っていくことができますね。
有馬街道を経て三田方面へ、宝塚十万辻を上って篠山方面へ、県道12号線から亀岡・美山方面へなどなど。
私は武庫川CRはほとんど走らない(有馬街道/十万辻のアプローチとしては使いますが)のですが、仁川から上部が完全舗装されたことは朗報ですね。
なんどもブログに書いておりますが、北摂・丹波・美山には豊かな自然と四季折々の風と光があります。北摂自転車乗りとして、今後ともよろしくお願いいたします。
_ GORYU ― 2009-12-26 22:28
先日このブログにたどり着いて、今日走ってきました。
くろまんぷ、浮峠、天引林道、仏坂峠を通るルートです。
天引林道、仏坂峠は激坂でした。完全に失速してしまいました。
また情報よろしくお願いしますm(__)m
_ asyuu>GORYUさん ― 2009-12-27 10:31
最近、北摂自転車乗り界隈では「くろまんぷブーム」が密かに起こっているようです(ホンマカイナ)
天引林道、トンネル側から上られたんですね。しんどうそう。
でもそちら側からの方が林道の楽しみをじっくりと味わうことができそうです。
Twitter方面でもよろしくお願いいたします。
ではではまた。
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asyuuさんが北摂のほとんどの道を走っていらっしゃったので、大変びっくりしましたが、2年間で2万キロ近く走っていらっしゃると伺って納得いたしました。
また北摂でお目にかかれるといいですね。