自転車小説と社会の子2009-12-03 22:10

今日は帰宅後、ロードバイクに軽く乗ろうと思ったが降雨後の路面は乾いておらず、食後うたたねしてしまう。

yom yom (ヨムヨム) 2009年 12月号 [雑誌]
yomyom最新刊に近藤史恵「サクリファイス」のスピンオフ短編が載っている。久しぶりに出会う主人公白石誓。舞台はパリ・ルーベ、北の地獄。映画の予告編のような短編。新潮携帯文庫で連載されている長編が単行本になるのはいつだろう。

昼休みに書店をぶらぶらしていると川西蘭さんの最新小説を発見。
あねチャリ

主人公は、早坂凛という少女(17歳)で、トラック競技を通しての少女成長物語か?自転車小説というのはけっこうムツカシイ。自転車競技というのがマイナーなスポーツだし、ともすればナルシズムなストーリー展開になりやすい(自称自転車小説にはこのタイプが多い)。

読み始めたが、この小説はロードバイクに乗る感覚がよく描かれている感じ。

ところで作者の川西蘭さんのブログを拝見すると
超漢字十周年記念『湯飲みポインタ湯飲み』 - 底抜けにセカンドウィンドな日々
川西さん、超漢字(BTRON)のユーザーなんだ。
私は今はLinuxオンリーだけど、いっとき超漢字を愛用していたことがある。ちょっと懐かしい。

かくのごとく妄想の日々を送っているが、OSJおんたけウルトラマラソンに参加された徳島のタウン情報誌編集者の方が、すこし次男との出会いをWebでお書きになっている。

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「2009OSJおんたけウルトラトレイル100キロ」は、林道の崩落のため迂回路を利用し全行程103キロとなった。589人のエントリーのうち200人がリタイアあるいは関門閉鎖にあい、389人が完走した。完走率は66%である。  そしてぼくは、フィニッシュ会場で帰る足をなくして途方に暮れていた尼崎市在住の大学生君を拾い、無限の可能性を秘めた若者の渇望感ある話に心打たれつつ早朝に自宅まで送り届け(またまた徹夜です)、足かけ三夜四日間にわたる不眠不休の旅を終えた。
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By バカロードその3
嵐の不眠不休
文=坂東良晃(タウトク編集人、1967生まれ。18〜21歳の頃、日本列島徒歩縦断、アフリカ大陸徒歩横断など約1万キロを踏破。男四十にして再びバカ道を歩む、か?)

息子たちは私のDNAを引き継いでしまい、社会との折り合いがけして器用とはいえない。だが人は社会の子。家庭というのは温々とした衣食住を提供し、縁側のように懐かしんで帰ってくることのできる場所であること、それが親が最低限してあげられることだろう。

彼らは自分の渇望感を、家庭だけではなく社会の人々との間で充たしていって欲しいと思う。

さて、今週末の日曜は神戸市西部まで先輩とお会いするためロードバイクで自走する予定。コースを考えていたが、市街地を走ってもつまらないので、逆瀬川から六甲山上、小部峠と走り抜け、先輩と歓談・ポタリング。帰路も余力があれば、逆コースで六甲山上を越えていく、って大丈夫か自分・・・・


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