ふらっとミニブルベ ― 2009-05-02 23:50
当初は芦生の森を訪れ、佐々里峠、能見峠、針畑川、朽木とぐるっと走って、湖西線の近江今津から輪行で帰る予定だったが、気まぐれにコース変更して自走で帰宅。
結局、243.38Km、走ってしまいました。
すっかり日も暮れ、顔には汗で塩の結晶ができています。ライディングハイ状態になったが、明日目覚めたら私の身体はどうなっているのでしょう?
画像の整理などは明日にでもいたします。
芦生の森までミニブルベ ― 2009-05-03 13:57
O型獅子座のわたくし、計画して行動することが苦手です。おおざっぱ、妄想癖有りの傾向はロードバイクの乗り方にも顕れています。
GWの自転車計画として当初は1泊2日の日本海ツーリングライドを考えていたけど、安宿は予約がいっぱい。遊びすぎて金欠なので、美山、佐々里峠、能見峠、針畑川、朽木、近江今津と走り輪行で帰るという計画にした。
昨年9月に走っているコースの逆コースです。
湖西(高島市)を経て針畑郷・美山を走る(輪行編)
いつものごとく猪名川堤防道路、知明湖周遊道路、府道110号線を経てR477に合流し、亀岡市内に入る。府道25号線(やわらぎの道)を北上し、R477に再度合流。
酷道として有名なR477の上りに入ります。
小さな棚田に水が張られている。
廻り田池。新緑が美しくなってきている。
杉林のなかを滑るように下っていき日吉橋まで走る。途中、名残の八重桜を眺めたり
田植えの準備に取りかかってる里山を眺める。前方に見えるのは京都愛宕山。
R477からR162(周山街道)に入っても車が多いだけの国道なので、府道365号線に入る。
この道は大正解。車が全く通らない快適な道を走っていくことができる。
家主を喪った茅葺きの家。
府道443号線を走り峠を越え、佐々江の集落に抜けることにする。
名も無き峠。ここから京都市を離れ南丹市に入る。峠に昔の道標がある。
「佐々江村三組」「役人」との記述が下部にあるが、かなり古い道標なのだろうか。
下りは新緑の中を走っていくことができる。
佐々江の集落を眼下に眺める。
府道19号線に合流し神楽坂トンネルを抜け、美山向けて走る。
ロードバイクの集団とすれ違うので「さすがロードバイクのメッカだなぁ」と思っていると、次々と集団とすれ違う。5月31日に美山ロードレースがあるので、そのための試走だろうか。みな力強いペダリングで、ちんたらと走っているオヤジ自転車乗りとは違うなぁ。
美山ふれあい市場で休憩し、おむすび2個、餅2個を昼食用に購入。府道38号線を走る。
定番の美山かやぶきの里。
ここだけは観光客が多い。今回のコースで人を多く見るのは、美山ふれあい市場とここだけです(笑
由良川を眺めながら快走。
前回走った五波峠への標識。
渓谷を走っていく。
美山高校を通過。
ここから佐々里峠(720m)まで上りが続き、峠直前はそこそこの傾斜。すでに120Kmほど走っているので、かなりしんどい。なんどか小休止。やっとこさ峠の石室に到着。
外国人2人のバックパッカーが地図を広げている。これから芦生の森に入るのだろうか。この時間帯からすると廃村灰野を経て芦生集落に至るのがギリギリだろう。健脚ならば七瀬谷まで至ることができるなと勝手に想像したりする。
佐々里峠周辺は満開の八重桜が迎えてくれ、疲れが吹き飛ぶ。
下方の谷は広河原から佐々里峠に至る谷筋の登山道がある。趣があって魅力的な登山道だ。何度か歩いているが、ロードバイクでここまで走ってくるとは。芦生の森もロードバイクだと近い(って本当か?)
佐々里峠を下り降り、広河原の集落を走っていく。
ここから県道110号線に入り、能見峠ー久多ー針畑郷ー朽木ー近江今津と走り輪行で帰宅予定だったが、地図を広げていると例のおおざっぱな性格から38号線を南下しようと思い立つ。途中京都から輪行で帰ればいいじゃないか。これがとんでもないロング走になろうとはこの時は予想していない・・・
府道38号線からR477に合流し西進。上黒田の百年桜
ここのマーケットいつも閉まっているんですけどー。巡り合わせが悪いのかな。
缶コーヒーを飲みながら休憩。
レンゲ畑を通過。
暗幕を張ってカメラ撮影している人がいる。
ウッディ京北でR162合流し栗尾峠を上る。えーっ、そこそこ勾配があるではないか・・・。だが次第にライディングハイ状態になり、一時感じた腰の痛みも感じない。
R162を南下して京都に出ると、ますます時間がかかるな(ここで気づくか)と思い、それにR162は車も多いので府道363号線を西進。この道もよい道です。R477に合流し杉林の中を上る。日も落ち、杉林の中は暗くライトを点灯する。対向車が来るとホッとするほど心細い道だ(汗
R477を下り降り亀岡市内に下りるとやっと街の灯りにホッとする。
あまりにお腹が空いたのでラーメン屋で唐揚げ定食を注文。顔をこすると結晶した汗の塩がパラパラと落ちてくる(苦笑
帰路はR423を走るのが最短距離だが、安全策をとって車が少なく緩い下りの府道110号線を南下することにする。今回最後の上りであるひいらぎ峠を越えて府道110号線を走る。集中力が途切れて事故らないようにだけ注意する。R173も車が少ないのでかっ飛ばす。最後の馬鹿力か?
猪名川堤防道路を走り帰宅。げっ、午前8時過ぎ出発で午後10時前到着ですやん・・・
昨日の走行距離243.38Km 初の200Km越え。
昨日の走行コース
猪名川堤防道路ーR173ー知明湖周遊道路ー府道110号線ーR477ー亀岡ー府道25号線(やわらぎの道)ーR477ー日吉橋ー府道365号線ー府道443号線(佐々江京北線)ー府道19号線ー神楽坂トンネルー美山ふれあい市場ー府道38号線ー美山かやぶきの里ー佐々里峠(720m)ー広河原ーR477ーウッディ京北ーR162(周山街道)ー栗尾峠ー府道363号線ーR477ー亀岡市内ーR9ーR372ーR477ーひいらぎ峠ー府道110号線ー知明湖周遊道路ーR173ー猪名川堤防道路
・今朝起きると身体の調子はとくに変わらない。ペダルをクルクル回すだけだから、筋肉痛などにはならないんだろうか。単なるパンチドランカーになっているかもしれない(苦笑
・新緑の里山を堪能しました。今回走ることができなかった針畑郷は輪行で走ろうと思います。
・攻めの走りができないので平均時速は21Km強。写真を撮ったり休憩も多い。でも240Km以上走ってもこれだと大丈夫みたい。より速く走ることができればナイトランを避けることができるけど、それはないものねだりでしょう。夜型なのでナイトランは安全性を除いたら好きなんですけどね。
・出発が遅すぎました。目が覚めてから1時間ほど活動不能なので、もっと早起きしないとだめですね。でも今回は4時間しか睡眠を取ってなかったけど(集中・短睡眠型です)、アドレナリン出まくりで眠くはありませんでした。
・以前クロスバイクで168Km走った時は尻が痛い、膝はボロボロになったが、ロードバイクはやはりスゴい。
パンクは忘れた頃にやって来る ― 2009-05-04 22:30
今日は午前中は雑用を済ませたり、Viperのセッティングなどをする。サドルの位置をすこし変え、高さも数ミリ低くする。なるべく楽にロング走りたいものだから。
午後から点検も兼ねロードバイクでポタリングに出かける。北摂に向かうと、ふらふらとそのまま帰ってこない虞があるから武庫川堤防道路や五ケ池ピクニックロードなどを走る。
久しぶりに尼崎リンリンロードを走っていると、後輪がパンク・・・。小石を敷き詰めたような道路が整備不良でバラス状態になっていたので、気になっていたが見事にパンクしました。
ベンチにロードバイクを置いてパンク修理。ゆっくりと走っていたので、尖った小石がチューブに穴を開けたようだ。
4度目のパンクだが、すべて街中でのパンクだ。そのうち2回は最初の頃の空気圧管理不足によるパンクだ。現在Viperの総走行距離は12,639Km。1日平均100Kmとしても126日は走っている。パンク確率は0.3%。北摂の峠やロングライドではパンクしたことはない。街中の方がガラス片やバラス、段差などパンクの要因が多くあるのではないか。
サドルバックに入れてある廉価版のパナソニックのチューブに交換。普段はRーAirを使っているが、しばらくツーリングライドをするので、このチューブでもいいか。
CO2ボンベを探すと入っていない。そうだ、先日のロングライドでバックパックに入れたままだった。携帯ポンプで空気を入れるが十分ではないのでいったん帰宅。空気を充填し、タイヤ周りをチェック。替えチューブ・CO2ボンベをサドルバックに入れ再度ポタリングに出かける。
無性にタコ焼きを食べたくなったので、尼崎の寺町まで走る。私の中ではいちばんうまいと思うタコ焼きの店がある。12個350円を注文すると「中で食べていき。自転車は見とくから」と店主が言う。ロードバイクを店前のベンチに立てかけて、店内でタコ焼きをいただく。
カウンター3つ、テーブル二つほどの小さな店内だ。カウンターに座ると、おばあちゃんがビールを飲んでいる。
「おたく、日本1周してるの?」と聞かれてビックリ。おそらくおばあちゃんの頭の中では自転車=サイクリング=日本1周という論理構成があるのだろう(苦笑
「ところで寛平ちゃんは今どこにいるんやろ」
????
間寛平がマラソンとヨットで世界を廻っていると店主から聞く。TVをあまり見ないので、そんなの知りませんやん。
でも今日のサイクルウェアーのスタイルは間寛平ぽいかもしれない(汗
カウンターにはお漬け物が置いてあり自由に食べてよいらしい。少しつまんだがうまい。うーん、ビールを飲みたいなぁ(ロードバイクに乗る時は絶対に飲酒はしません)。
「気をつけていきなあ」と店主とおばあちゃんに送られて、尼(尼崎)下町ライドを続けました。
武庫川堤防道路を走り
子ども達が小さい頃一緒によく訪れた公園のベンチでボーッとする。
北摂の峠を含むライドも楽しいが、のんびりと目的なくポタリングするのも楽しい。
今日の走行距離【72.83】Km
明日は友人と比良の新緑を眺めに山歩き。久しぶりの登山なので山用筋肉は動いてくれるだろうか。
先日の美山ライドの新緑
芽吹きの森を歩く(比良長池・音羽池) ― 2009-05-06 08:57
昨日は友人と比良の森を歩いてきました。
JR湖西線の志賀駅で下車。バス・ロープウェイと乗り継いで一気に1000mの琵琶湖バレイまで達する。
比良山系の魅力は豊かな森があり、そして琵琶湖を眼下に眺めながら縦走できるところだ。
スキー場を下り、森に入っていく。
この森は登山道からは離れているので、ほとんど人に出会うことはない。
積み重なった落ち葉を踏みしめて歩くと、アスファルト道に馴れている私たちの身体がすこしだけ柔らかくなっていくような感覚になる。
アップダウンを繰り返しながら森を歩き続けると1000mの標高にある長池に到着。
秋の午後4時頃独りでこの池に佇み黄葉を眺めたことがある。山上にひっそりと存在する神秘的な池だ。
しばらく歩くと音羽池に到着。
長池と異なり明るい池だ。6月頃にはモリアオガエルのソフトボールのような産卵が枝に多く見られる。
彷徨うように森を泳いでいく。
比良のシャクナゲ。今年は色鮮やかでシャクナゲの当たり年のようだ。
新緑の中でシャクナゲの群生はくっきりと際だっている。
夫婦滝。2筋の流れは絶えることがない。
ロープウェイ駅に到着すると雨が降り始めた。4時間ほど芽吹きの森を歩いたが、雨に遭うことがなかったのは幸い。
・ロードバイクばかりに乗って山を歩く時間がなかったが、ひさしぶりに比良の森を歩くとやはり私は山ヤになりたいんだと思う。時速20Kmのロードバイクの世界と時速4kmの山ヤの世界。どちらが優先ってワケじゃなく、どちらも私には必要な世界なのだろう。
・友人が「音のない世界を歩くってあまりないよね」と言っていたが、森の静けさは街の喧噪から私たちを別の世界に誘ってくれる。
でも大阪梅田に出て、友人と居酒屋で飲んでおりました。街の喧噪と欲望の中で生きていくことも嫌いじゃありません。
今日は天候が不順ぽい。ロードバイクに少しは乗れるかなぁ。
コミック「岳」再読 ― 2009-05-06 21:53
山の本、そして明日も美山ライド ― 2009-05-08 23:21
GW明けはさすがに仕事が忙しく、残業込みの仕事で金曜の夜を迎えました。会社からの帰りに月を見上げると、すっきりとした輪郭を際だたせている。明日は晴れのようだ。
「野宿モノというライフスタイル―強く生きることの力になる!」をパラパラと読む。総花的な内容だが、時折心惹かれる部分もある。だが「大地に意志的に眠ることと」と「大地にやむを得ずに眠ること」はまったく異なるのではないか。その視点が明瞭ではないので「なにを結局言いたいのか?」という疑問も湧いてきてしまう。表紙はかなり魅力的。
古書店にて300円で購入。1991年パキスタン・ウルタルⅡ峰登山中雪崩に巻き込まれ、登山家長谷川恒男は43歳の人生を終える。1979年、26歳の私はひとり三宮の映画館で彼の登山ドキュメンタリー「北壁に舞う」を見ていた。その後、山に興味なく仕事、子育てと30代を過ごしたが今彼の軌跡を読むと単独行者の迫力がヒシヒシと伝わってくる。
エコやら小ぎれいなライフスタイルや、ナチュラリストなどという概念ではなく、自然の気まぐれと直截に向かい合う彼のような登山家にはやはり惹かれるものがある。自分にはない激しさと我が儘と強さがあることに対し畏敬の念で読み進めることができる。
さて明日は初夏のような快晴のようだ。早起きできれば、またまた美山方面までロングライドの予定。家族から「たまには土産物を買ってこい」と指令があったので「美山ふれあい広場」で鯖寿司や野菜などを購入して、バックパックに入れて帰宅の予定だ。
「美山ふれあい広場」までロードバイクでお買い物 ― 2009-05-09 23:59
週末自転車乗りのわたくし、休日はフラフラと1日ロードバイクで走っております。ローラー台で禁欲的に走行能力を高めるなどの努力・精進がまったく似合わない(ナマケモノとも言う)ヒトです。
子どもも成長し、偏頗な性格から友人もほとんどいないので、週末はもっぱらロードバイクに遊んでもらっております。ただ時折家族サービスはしなければ「外交上」いろいろと支障をきたすので、今日は美山ふれあい広場まで買い出しに出かけました。夕食の準備までには帰宅しなければならないので、朝6時半に発進。
猪名川堤防道路を走り、一庫ダムに到着。ここで買い置きのサンドイッチで朝食。
府道106号・R477を経て亀岡市内に入る。
良い天気だ。初夏だ!
府道25号線(やわらぎの道)から七谷川林道を抜けて50号線に上る予定だったが、崩落部分を工事しているようだ。
あきらめて、いつものコースR477を上ることにする。
神吉周辺ののどかな里山風景。
日吉橋まで杉林の中を下っていく。お気に入りのコースです。
酷道R477の名に恥じない道です。
日吉橋から佐々江京北線に入る。
峠から佐々江の奥まった集落を眺めることができる。
今読んでいる「長谷川恒男 生きぬくことは冒険だよ」の中に次のような文章がある。
ー山の道具には、まさに魂が宿っている。私とともに厳しい自然の試練を味わってくれる道具には、なにものにも代えがたい愛着が湧いてくるものだ。人格のある友人のような気がする。ー(同書47頁)
高級ロードバイクが目白押しの自転車の世界にあって、鉄の馬だが道の向こうへ誘ってくれるViperはやはりよき相棒なのだろう。だがすこしサドルを下げすぎたようで腰に違和感がある。またセッティングを点検しなくちゃ。
藤の花が美しい。
神楽坂トンネルを抜け、府道19号線を北上し「美山ふれあい広場」に到着。ここまで102Km。
あいかわらずオートバイ乗りが多い。自転車乗りもチラホラいる。5月31日に美山ロードレースが開催されるので試走している集団と今回もすれ違う。
買い出しが目的なので鯖寿司、苺、パン、漬け物、香辛料、お菓子、醤油などを購入しバックパックに入れる。自転車用バックパックはよくできており、それほど重くは感じない。
帰路は府道19号線を日吉まで走ることにする。
里山では田植えの準備が整っている。
田原川を眺めながら走る。
府道25号線に合流し、亀岡の蒔田野神社に立ち寄る。
いつものお願い事をする。
あとはR477ー府道106号線と往路と同じ道を走っていく。猪名川堤防道路に出ると強烈な向かい風。200Km近くになって向かい風はしんどいなぁ。
川原のシロツメクサの群生を眺めながら帰宅。6時前に帰宅。夕飯の準備には滑り込みセーフ(苦笑
今日の走行距離200.5Km。計画していたワケじゃないけどキリのよい走行距離になりました。
・初夏のような1日。日焼け対策をしていなかったので、すっかり日焼けしてしまった。年寄りに日焼けは大敵なのに・・・
・先日、240Km走ってなんとなく200Km走る感覚みたいなものが付いたような気もする。気候がよく、日も長い今の季節に1日300Kmを走ってみようか、イヤイヤ妄想です(笑
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