恋文を書きました?「追伸 二人の手紙物語」 ― 2006-08-17 01:48
あなたはラブレター(恋文)を書いたことがありますか?
私は、若かりし頃せっせとラブレターを書いてしまいました。もう30年以上の前の手紙ですから、処分されていると思います(たぶん・・・)。でも、もしだれか保存していて、今それを読んじゃうと赤面してしまうでしょうね。若気の至り、自意識過剰のなせる技、恥ずかしいといったらありゃしない・・・。
そんなことを思い出したのは、森雅之「追伸 二人の手紙物語」を読んだからです。
1988〜9年に連載された漫画を15年経て、2004年に単行本にしたもの。仕事も自分の生き方も茫漠としている若い恋人が遠距離恋愛をするというストーリー。二人をつなぐものは手紙であり、途中固定電話になる。携帯もメールもない時代。
瞬時に個と個を結びつけてしまう携帯やメールの時代になっても、互いの猜疑心や自分への未熟さに対する腹立たしさはそれほど変わっていないんじゃないかなぁ。この本は「大人の絵本」としてはストーリーは甘いモノでしょう。でも、理路整然とした恋愛なんかないでしょうし。
本文ではなく「追伸」で本音をちょこっと書いてしまうという手紙の一面もよく表現していますね。
そうそう、ガールフレンドの家に電話すると、なぜか彼女のお母さんがまず電話口にでることがおおかった。「**です。##さんいらっしゃいますか」というだけでは素っ気ないと思い、ついつい彼女のお母さんと世間話をしてしまうということもありました。そのためガールフレンドから苦情をいわれたことがあります(苦笑)。
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