2018年3月30日2017-04-01 21:22

4月。来年の今頃は隠居生活に入っている。現在、1年契約の再雇用で働いているけれど今年も更新を認められて、定年後3年が経過した。希望すれば、再来年3月65歳まで働くことはできるが、あと1年で十分だろう。

早めの隠居生活を決めたのは
経済的要因=贅沢しなければ暮らしていける
家庭的要因=息子たち二人がきちんと就職してしっかりしていて魅力的な女性と結婚したこと
などが影響していることもある。

退職金で家のローンを精算したり、ニートの子供を抱えている家庭もあるけれど、我が家はその点恵まれていて、そのような心配はない。

以上の要因に加えて、自分の加齢をしっかりと認識できるようになったこともある。
頭の回転は往年の半分くらい、集中後の疲れも著しく、ミスも散見されるようになった。ほんとうに老いるとミスしたことも気づかなくなるだろう。その前に「老兵は去るのみ」というのが自分にはあっているような気がする。

今朝は長男が歯科受診・家事をするので、孫を我が家に預けにきた。いつもの如く近くの公園まで孫とともに歩いて行く。孫は足取りもしっかりしてきて、公園に着くとほころび始めた桜の花の下でよく歩く。歩く視線が低いのだろう、石や樹木の種を拾ってジイジ・バアバに渡してくれる。

私は幼少の頃は機能不全家庭に育ったけれど、長男夫婦や孫、そして次男夫婦を見ていると、家族っていいなと衒いなく思う。不幸は連鎖しやすいけど、息子たちを育てることによって不幸の連鎖を断ち切ることができ、私も親としての喜びを得た。

小1時間公園で遊ぶと孫は欠伸をし始めた。孫は午前7時半には寝て翌朝5時には起床するという生活パターン、午前11時、公園でよく歩いたので眠くなったのだろう。抱っこしてやると腕の中でうつらうつらし始めて、やがて横抱きにすると眠りに落ちている。

帰宅後、孫を布団に寝かせると自宅で家事を終えた長男が来宅、皆で昼食をとり雑談していると1時間ほどの昼寝から孫が目覚めた。長男は連れて帰って昼ごはんを孫に与えるというので、午前中の子守はこれで終了。

昼にビールを飲んでしまったので、ちょっと昼寝。

そのあと昨夜、Amazonでダウンロードした電子書籍を読む。
最近、電子書籍化されたようだ。
1990年代、山川健一の本をいくつか読んだ。

自転車散歩の達人
この本は知らなかったな。MTBやロードバイクではなく、女子から貰ったママチャリで走りながら、自転車がもたらすものを魅力的な文体で描いている。レース的な思考ばかりの本は疲れちゃうし、隠居生活に入ったら、クロモリロードが生活の足になるだろう。

マッキントッシュ・ハイ (幻冬舎文庫)
この本を読んでマッキントッシュを買いたかったけど、当時は高嶺の花、結局PC98(MS-DOS) -Windowsと経て、いまはLinuxやAndroid中心のデジタル生活を送っている。
あらためて1990年代の牧歌的なデジタル環境を懐かしく思い出すかもしれない。

隠居生活後にしたいことを今からいくつかピックアップしつつある。老後の生活や隠居生活の本をいくつか読んだけれど、老後生活は当然ながら人それぞれ、他者のましてや功成り名を得た人の本は参考にはならない。平凡な人生だけれど、おもろかったなという隠居生活は自分で見つけていくしかないだろう。

明日はカーボンバイクで軽く走る予定。





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