盛夏の比良・武奈ヶ岳登山(詳細編) ― 2010-08-21 07:00
私はツキノワグマとは1回しか遭遇していないので、確率論からいって遭遇する可能性は低い。
ダケ道との分岐点。青ガレ・金糞峠を目指す。

青ガレ。このコースは落石が多いので、登山コースとしては推奨されていないけど巻き道もあるし慎重に登れば大丈夫でしょう。もちろん自己責任で。

直登気味の登りをこなして

最後の狭い道を抜けると金糞峠に到着する。
ダケ道との分岐点。青ガレ・金糞峠を目指す。

青ガレ。このコースは落石が多いので、登山コースとしては推奨されていないけど巻き道もあるし慎重に登れば大丈夫でしょう。もちろん自己責任で。

直登気味の登りをこなして

最後の狭い道を抜けると金糞峠に到着する。

北比良峠から八雲ヶ原湿原を通過。

ひたすら森の中を歩く。

低山とはいえ森の中は風が通り、爽やかな気候だ。
頂上直下の急な階段を登ると

武奈ヶ岳山頂が見えてくる。

ひさしぶりに一緒に登山する大学生の次男。

小学生の頃、この武奈ヶ岳に連れてくるとブウブウ文句をたれていたが
今はフルマラソン、100Kmトレイルランに参加しているのはなんでやねんと突っ込みを入れると「子供にとって登山なんかなんもおもろうない」との返事。
そやね、山は自ら登りたいときに登るもんや。
最近、あるブログを読んでいてロードバイクや山に登るときの「論理」みたいなものを再認識した。
NHKのニュースに紹介された自転車の少年
自転車のよいところは、頑張れば予想外の長距離を走れるところではない。頑張らなくても予想外の長距離を走れるところだ。乗り始めの自転車乗りに自転車が教えてくれるのは、今の駄目な自分でも頑張ればできるんだという凡庸な教訓ではなく、今のままの自分にも自分自身知らなかった力がこれほど潜在していたのだという自己肯定である。
そうですね。ロードバイクにしても山にしても自分自身のあるがままの力が如実に反応するのがイイのでは。
人は57歳になっても自己肯定なしには生きていけないんだから。
武奈ヶ岳頂上(1214m)には午後1時過ぎに到着。JR比良駅からは標高差1,100m以上あり、1時間で300mほど登る計算であれば登りに要した3時間半は妥当な時間だろう。
山頂からは360度の展望。

東に琵琶湖を望み、京都北山、芦生・湖北の山々を眺めることができる。
薄曇りで遠くまで見通せないのは残念だが、武奈ヶ岳頂上がすっきりと晴れることは意外と少ない。

下山を開始し、比良ロッジの跡地で休憩していると鹿の親子がこちらをジッと眺めている。

旧リフト道を下山することにした。

眼下に琵琶湖を望みながら下っていく。

リフトのあった軌道路も次第に樹木で覆われていくのだろう。

下るにつれ蒸し暑さが増してくるが渓流の冷たい流れ、水場は火照った身体をしばし休ませてくれる。


リフト前バス停の古い表示。当然リフトもバスも廃止されているのでJR比良駅まで自力で歩かねばならない。

樹下神社境内で汗まみれのトレッキングウェアーを着替えて、午後5時半頃JR比良駅に到着。振り返ると暮色の比良山系。

電車を乗り継いで大阪梅田に午後7時到着。
次男とビールを飲んで、ラーメンなど食べて帰宅。
私はバテバテで午後10時過ぎ爆睡・・・・
・久しぶりに次男との登山。親父と息子、いまさら語り合うこともない。休憩時にこれからの進路のことなどちょっと話したけど蛇足みたいなもの。ロードバイクも登山も饒舌を必要としないところがいい。
・私が死んだら遺灰のひとつまみを大好きな武奈ヶ岳にそっと置いて欲しいと願っているが、次男曰く「キツイ山やん。父さん、早めに死んでな」
あのなぁ、仮に私が90歳まで生きたって君は今の私より若いやん(苦笑
・平日の武奈ヶ岳。出会った登山者は8人ほど。2004年にリフト・ロープウェイが
廃止され、武奈ヶ岳は原始の森に帰りつつある。
・山用筋肉をひさしぶりに使ったので筋肉痛。この週末は軽くロードバイクに乗ろう。
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