コミック「サクリファイス3」など ― 2009-09-19 09:42
平日は仕事ばかりで、ウカウカしているとシルバーウイークに突入しました。
昨夜は職場の有志と軽く飲んでいました。JR三宮北の居酒屋で、生ビール3杯・芋焼酎お湯割1杯。最近は、歳をとったせいか冷酒や芋焼酎が好みです。
2500円の和コースを頼んだのだが、ガッツリと量もあり美味。いつも満席状態なのは当然かもしれない。1時間半ほどでミニ飲み会は終了。
ときおり人と話す以外は
を読む。
デビュー作「風の歌を聴け」を再読すると、スノッブなカッコつけた小説だなと思ってしまう。だが私たちは後知恵としてその後の村上春樹作品を知っている今、村上春樹の出発点はこの小説にあるのだなと深く感じることができる。
最新作「1Q84」は200万部売れているらしいが、「村上春樹が好き!」という人に出会ったことはあまりない。あまり社交的でなく、どちらかというと内に向かいがちな傾向のある人が村上春樹作品を好むようだが、そんな人が200万人もいるとは思えない。
言葉にうまく言い表すことのできない感情や、どこかで運命づけられている人々の行く末を村上春樹作品は掬いづつけているのかもしれない。
サクリファイス 3 (ヤングチャンピオンコミックス)
コミック「サクリファイス」が完結している。小説版「サクリファイス」をうまく3巻でまとめている。ロードバイクの雰囲気がよく描かれていて、コミック版として劣化していないのがいい。
それにしても唯一出てくる女性(主人公の元恋人)の魅力のなさがコミックではもっと魅力なく描かれているのがおもしろい。作者近藤史恵は他の小説では魅力的な女性を描いているのとは対蹠的だ。
さて昨夜の酔いも、ぐっすり眠り解消したので軽くロードバイクで走ってこよう。シルバーウイークは、気の向くままロードバイクに乗り、山に登る予定。
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