無人島で読む本 ― 2008-06-11 22:19
夏の無人島で1週間ほど過ごし、そこで1冊の本を読むとするならどんな本がよいか妄想してみた。
まず装丁
・分厚い単行本では重すぎるし、ちっぽけな文庫では物足りない。
・蛍光灯のような白い紙質では日射しの中では反射しやすいし、夜のテントの中ではやさしい色を発しない。
・よくあるパターンの装丁ではなく独創性が欲しい。
そして内容
・ストーリー性が中心を占める本は何度か読むうちに新鮮さが薄れてくる。
・新しすぎる本は逆に飽きてしまいそう。発表されて20年ほど立つ新古典的な本がよい。
・読み返すほどに、新たな感覚が呼び起こされる本がよい。
ということで本棚から1冊選び取るとするなら
この本は装丁が洋書のペーパーバックのようで持ちやすく紙質、本の色合い、サイズも出色。村上春樹の1980ー1991年の短篇選集であり、なんど読み返しても飽きない作品で構成されている。
いちど本屋で手に取ってみてください。きっと惹かれると思いますよ。
無人島でなくても以前旅行した口永良部島(くちのえらぶじま)で読みたいなぁ。
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