心がうらぶれたとき2007-11-22 00:00

山用下着を背広の下に重ね着して寒さに耐えているasyuuです。本格的な冬が来たらどうしよう・・・・。

■モンベル・サイクリングウェアー購入
週末のライド用にとりあえず冬用のウェアーを用意しておきたいので、仕事を終えて三宮モンベルに立ち寄る。
・ウインターサイクルパンツ
・サイクルグローブ
・サイクルヘッドバンド
などを購入。うむ、今月の小遣いがあっという間に減ってしまった。

峠などをロードバイクで登っていたら汗ばむほどだろうけれど、寒さに弱い。

冬もロードバイクには乗りたいので、今度はサイクルショップでもパンツなどをチェックしてみよう。

■心がうらぶれたとき
読書していると久しぶりに清岡卓行の短い詩に行き当たった。

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耳を通じて

心がうらぶれたときは 音楽を聞くな。
空気と水と石ころぐらいしかない所へ
そっと沈黙を食べに行け! 遠くから
生きるための言葉が 谺してくるから。
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原口統三「二十歳のエチュード」において、原口が敬愛する先輩として清岡卓行の名前が何度も現れる。清岡がアカシアの大連にいる頃、原口は19歳で自死する。有る意味「二十歳にして朽ちたり」ともいえる夭折だったのだろう。

清岡卓行は昨年83歳で亡くなっている。
清岡は詩人でありながら、どこか言葉を拒否したいところがあったのではないか。

若くして自死した後輩の原口統三が、若さゆえに言葉に殉じたきらいがあるとするならば清岡は37歳で初詩集、48歳で芥川賞を受賞している。

この短い詩には、孤高の魂を感じる。そして、やはり気高い山を感じる。

「音楽を聞くな」というのは極論だけど、「沈黙を恐れない」ことから確かに「生きるための言葉」は甦ってくるかもしれない。

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