武奈ヶ岳、そして村上春樹「ノルウェイの森」 ― 2007-09-10 22:39
会社の帰り道、鰯雲が流れ秋めいた夕暮れ。晩夏の雰囲気が濃厚になってきた。
juanさんのブログや
hatayasanのブログを読んでいると、武奈ヶ岳のことが書かれている。
無性に比良山系を歩きたくなった。週末は天候不順のようなので水曜日くらいに有休をとって歩いてみようか。
今さながらに村上春樹の「ノルウェイの森 上・下」を読み始める。
村上春樹の小説は短編集をよく読んでいる。この有名な「ノルウェイの森」を読まなかったのは、あまりにじぶんの心情が嵌りこんでしまいそうだったからだ。
感情移入するというよりは、「あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと」という初期の村上春樹のスタイルが、いまの自分には辛い読解作業になるだろうなという予感があったからだ。
社会や人と一定の距離を置いて、傷つけず傷つかないというスタイルは、私のなかでは充分に破綻しているのだ。だからこそ、いまこの小説を読んでみたいと思う。
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