似非・村上春樹的宵2007-09-11 22:04

今日は残業する気が起こらないので早々と帰宅する。妻はトレーニングジムに行っているし、長男は大学図書館で夜10時頃まで勉強している。

帰宅後、缶ビールを開け冷蔵庫からあり合わせのものを出して飲み始める。休煙(禁煙)しているので、それほどたくさんの量の食事はいらない。休煙して体内にあるニコチン・タールの固まりはすこしづつ排出されていっているのだろう。痰や咳の質量が低下してくる。

いつのまにか戸外では雨が降り始めている。秋雨の前哨だろうか。

村上春樹「ノルウェイの森 上」を読み終える。単行本は1987年に発刊されている。私が34歳の頃だ。その頃この本を読んでいたら「ふーん、カッコつけたやつ。人生なんてそんなに難解なんか?」って放り出していたかもしれない。

その前に小説なんて読んでいなかったなぁ。振り返るものなんてどこにもなかったのだから。

なのにいま「ノルウェイの森」を水底に螺旋的に沈み込んでいくように読んでいる。ちょっと沈み込みすぎるようなんで、友人に紹介された「Avanti! Piano solo」を聴きながら読むことにする。やばっ、かえってあっち(本)の世界に行ってしまいそうだ。

いまから「ノルウェイの森 下」を読もう。眠くなったら寝床に入って、明日はひさしぶりに比良の武奈ヶ岳に登ろう(天気は回復するだろうか)。

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