「サバイバル登山家」と欲望資本主義 ― 2007-03-09 23:59
しばしブログを更新できず。
ブログを更新できないときは
・リアルの生活(仕事面)で忙しすぎる。
・酒を飲み過ぎて砂のように眠っている。
かのどちらかです。
を読了。
表紙をみるとなにか挑発的な雰囲気があるが、本文はとても静謐。
なるべく近代装備に頼らず電子機器も排除し、食料も現地調達(岩魚釣り、キノコ・山菜採りなど)して長期縦走というスタイル。
百名山踏破、ピークハント型などいろいろな山歩きのスタイルがあるだろう。
どれが高尚でどれが俗悪かなどの分類は無意味だ。
私は低山徘徊派だが、ただ山の中にいたいだけ。そしてできれば文明からすこし距離を置いた空気の中にいたい。
私たちは欲望資本主義の中に生きている。消費し続けるという生活スタイルをとっている。それをすべて否定することはむつかしい。原始の時代に戻ることはできない。
だが、おそらく私たちは原始の時代から、それがオーバーだとすると子どもの時代から欲望資本主義とは違ったDNAもじぶんの中に取り込んでいるのではないか。
美味しいものを食べ、しゃれた服を着て、交通網の発達した都市に住むのは快適だ。「都市は人を自由にする」というのは真実だと思う。
いっぽう私たちはいつかは滅び、そして土に戻るという有限性を持っている。
山で死に絶えていく動物との間に彼我はない。
この本を読んでいると、動物として山に籠もるスタイルを好ましく感じる。
とくに「日高全山ソロサバイバル」の記録は読み応えがある。
ときおり出会う他の登山者に食料をなんとかねだろうとするいじらしさもおもしろい。
山にはいると、歩く以外は寝ることと食べることばかり考えるもんなぁ。
欲望資本主義のまっただ中で生まれた著者(1969年生まれ)がこれからどのような山行きスタイルをとっていくのか興味深い。
コメント
_ Composition(もな) ― 2007-03-10 10:05
_ asyuu>Compositionさん ― 2007-03-10 22:26
先日は京都に来られていたんですね。
京都もよい街でしょう。
最近はBikeばかりなんで、
春山になれば山も行こうと思っているんです。
年寄りの冷や水といわれない程度にがんばります。
ではでは、また。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
トラックバック
Blog(asyuu@forest)内検索

>山にはいると、歩く以外は寝ることと食べることばかり考える
深いですねぇ、これは。。。