「ユリイカ特集*ブログ作法」を読む ― 2006-01-11 22:14
青土社 (2005/03/28)
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ブログを書き始めてから、さまざまな「ブログ本」を読んでみた。
自分なりに、おおまかに分類すると
(1)ブログで情報発信しよう
(2)ブログをビジネスに活かそう、お金儲けしよう
(3)ブログを既存社会とは別原理でとらえよう
(4)ブログの技術的な利用法をかんがえよう
といったところか。
(1)は、日記系から技術屋さんのToDoめいたモノと幅広い。
(2)は、アフィリエイトでお金儲けとか企業価値を高めるためにブログを利用しようというモノ。
(3)は、論壇系といっていいかな。既存のTVや新聞に飽き足らない人が、積極的にブログ論を論じている。
(4)は、CSSやブログサービスのカスタマイズを中心とするモノ。
これだけの「ブログ本」がでるということは、「ブログ」ブームは最盛期を迎えているんでしょうね。でも、最盛期だからこそ、当然、「ブログ」というのはツールだから、取って代わるモノがあれば、どっとそちらに流れは向いていくんでしょう。
印象に残った「ブログ本」は、このブログでいくつか取り上げたけど、
いちばん印象深い本は、ユリイカ2005年4月号「特集*ブログ作法」かな。
詩と批評の人文系雑誌であるユリイカに、ブログ論が掲載されたことは、興味深い。
人文系に偏りすぎている面もあるが、内田樹・北田暁大・鈴木謙介氏などそうそうたるメンバーが書いている。ちょっと「はてな」が中心になりすぎている面もあるが。
すべての記事が、ブログに好意的なわけではない。
小谷野敦氏も書いているが、例の調子の?文章。小谷野敦氏のNetに言及している本は、ちくま新書「帰ってきたもてない男」のほうが、面白い。
なお、このサイトにこの本で言及されたブログなどのリンクが整理されている。
このリンクを追って読むだけで、数日はかかりそう。
でも、とても興味深いリンク集です。
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