いつか読書する日2005-09-19 23:35

梅田OS劇場で、「いつか読書する日」を観る。

田中裕子、岸部一徳出演の映画。

高校時代恋人同士だった二人。でも、岸部の父・田中の母が、交通事故死(ふたりは恋におちていた)したことを境に、それぞれのかたくなな世界に閉じこもる。

互いに生まれ育った長崎に住みながら、岸部は市職員としてガン末期の妻を看病、田中は独身で愛書家。
ふたりは狭い街に住みながらも、言葉を交わすこともなく目を合わせることもない。
たんたんと過ぎていく日常と、そして50歳という年齢。

岸部の妻の死をきっかけに、かたくなな世界から抜け出て、ふたりがぶつかり合い、そして結ばれる場面は秀逸でした。でも、最後の結末(あっけなく岸部が死んでしまう)はちょっと蛇足だったかな・・・。

これから生じる日々の葛藤を描いて欲しかったなあ。
「死」というものに収斂させていくのは、ちょっとルール違反のような(苦笑)。

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_ soramove - 2006-08-21 10:12

「いつか読書する日」★★★wowow鑑賞
田中裕子、岸部一徳 主演
緒方明 監督、2004年

中学の初恋の想いをずっと
心の中に持ち続けている
50才すぎの女性が主人公。

はたから見ると幸せそうには見えないが、
それでも日々の小さな幸せを
ひとり感じている...

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