山の本、そして明日も美山ライド ― 2009-05-08 23:21
GW明けはさすがに仕事が忙しく、残業込みの仕事で金曜の夜を迎えました。会社からの帰りに月を見上げると、すっきりとした輪郭を際だたせている。明日は晴れのようだ。
「野宿モノというライフスタイル―強く生きることの力になる!」をパラパラと読む。総花的な内容だが、時折心惹かれる部分もある。だが「大地に意志的に眠ることと」と「大地にやむを得ずに眠ること」はまったく異なるのではないか。その視点が明瞭ではないので「なにを結局言いたいのか?」という疑問も湧いてきてしまう。表紙はかなり魅力的。
古書店にて300円で購入。1991年パキスタン・ウルタルⅡ峰登山中雪崩に巻き込まれ、登山家長谷川恒男は43歳の人生を終える。1979年、26歳の私はひとり三宮の映画館で彼の登山ドキュメンタリー「北壁に舞う」を見ていた。その後、山に興味なく仕事、子育てと30代を過ごしたが今彼の軌跡を読むと単独行者の迫力がヒシヒシと伝わってくる。
エコやら小ぎれいなライフスタイルや、ナチュラリストなどという概念ではなく、自然の気まぐれと直截に向かい合う彼のような登山家にはやはり惹かれるものがある。自分にはない激しさと我が儘と強さがあることに対し畏敬の念で読み進めることができる。
さて明日は初夏のような快晴のようだ。早起きできれば、またまた美山方面までロングライドの予定。家族から「たまには土産物を買ってこい」と指令があったので「美山ふれあい広場」で鯖寿司や野菜などを購入して、バックパックに入れて帰宅の予定だ。
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