オヤジ本、自転車本を読む2007-10-13 14:58

昨夜は親友のIくんと久しぶりに飲む。仕事のグチやこれからのオヤジの生き方など定番的な会話だ。5時間1本勝負で痛飲したが、ハイチオールCを飲んでいたので二日酔いはなし。ハイチオールC、二日酔い防止に効きますよ。

オヤジ本と自転車本を読書中。
会社員の父から息子へ (ちくま新書 686)
勢古さんの最新オヤジエッセイ?愚直で頑固で定型的な勢古さんの本をけっこう好き。
同じ主張を延々と繰り返す彼の著作は、一種の芸の域に達していると思う。
勢古さん、定年半年前に会社を退職されたんですね。「心身の疲労困憊」が理由だという。わが社でも55歳以上を経ると「心身の疲労困憊」を理由に退職される方が増えている。
うむ、私ももうすぐダメになるかもしれん。まぁ、その時考えよう。

私が父になったのは29歳の時だ。そしていま二人の息子(24歳、21歳)の父親だ。
私が21歳の時、父は亡くなった。無口でそれほど人生を楽しんで生きているとは思えない人だった。悋気で陰鬱な傾向を持つ母との軋轢、そして豊かとはいえない経済生活の中で,父は深い虚しさを抱えたのではないかと今になって思う。

父と語ることはほとんどなかった。機能不全に陥っている家庭(そしてどの家庭もおおかれすくなかれ少しの幸福と不幸をまとっている)から逃れることばかり考えていた少年時代だった。
私には父というモデルはなかった。

だから自分が心構えもなく父親になったとき,とまどいとともに息子たちにはこう接していこうと思った。
・友だち親子にはならない。親は親、頑迷で愚かなのが親だろう。
・子どもは社会の子だ。だから学校や友人や恋人とのあいだで成長すればいい。
・親は「後になるべき先の者」にすぎない。いつかは息子たちに追い越されていくことを喜ぼう。
・「生きているっておもしろいじゃん」と息子たちに感じさせるようなオヤジになりたかった。
・そして、彼らが社会で,人との間で疲れたときふらっと帰ってくる縁側みたいな存在で家庭はいいんじゃないかとも思っていた。

息子たちがどう思っているかはわからない。勢古さんは、どう語るだろう。ちょっと読むのが楽しみ。

吉田自転車 (講談社文庫)
ゆるゆるとした自転車本。自転車の本というと妙にレースよりだったり、マシン中心主義でなんか偏頗な感じのする本が多い。
面白いから乗る、乗ってナンボの世界じゃんという乗り方があっても、もちろんいいだろう。
脱力型自転車本としておもしろそう。

今日は夕方からコンサートにお出かけ。二日連続で酒を飲むんだろうか・・・。

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