電子の海ではなく、いま手紙を書きます ― 2006-04-16 22:37
関西地方は、すっかり葉桜の季節だ。緑の葉が次第に桜の花を被っていく様を見るのも、新緑の季節を予感させる。
パソコンをするようになってから、手紙を書くということが少なくなった。PCや携帯からメールを送ることができるし、このようなブログなどを書いていると日常生活の一部分を公開しているような面もある。
Google Calendarのように共有スケジュールなどというものを採りいれると、シェアリングという概念が重要になり個対個というものは希薄になるかもしれない。
若い頃は、よく手紙を書いた。携帯もメールもなく、恋文も書いたような気がする。正確に言うと、恋文ではなく、知識を羅列する小論文みたいなものだったかもしれない。賢く見せるのが、モテるコツなどと勘違いしていたのだろう。
だが、やはり大事なことは手紙に書こうと思う。先日、敬愛する先輩からお手紙をいただいた。
メールでも送ることができたのに、電子の海にメールを流すのではなく、手紙にはまた違った趣がある。
封を切るとき、同封された便せんを開くとき、わたしたちは少し緊張し、そしてすこし高揚する。
いまの職場は、わたしにとって必ずしも座り心地のよい場所ではなかった。だが、敬愛する先輩に出会えたこと、何人かの友人を得たことは恵まれていたと、衒いなく言うことができる。
今から、手紙を書きます。でも、ご承知のように悪筆なので、パソコンで書いてプリントアウトしてお送りします。

(口永良部島でシュノーケリングをしながら岸まで泳いでいった。水と戯れるように、海を泳ぐことができた。そんな気持ちを持ち続けることができたら・・・)
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