2年6ヶ月2020-10-08 13:19

隠居生活に入り、2年6ヶ月が経過した。組織人としての垢はすっかり削ぎ落とされて、凡庸な老人として順調に老いつつある。

しばらくは凪のような静かな時間を過ごしたい。基本は一日二食(朝と晩)の生活で胃腸を休め、朝は午前8時過ぎにしっかと朝食をとり、午後4時半には入浴、午後5時半頃夕食。

昼間はジョグ&ウォーキングかクロモリロードでポタリング。緑陰や喫茶店で読書、戸外のトイレや公園はかなり把握した。複数の市立図書館を利用しているので、クロモリロードで出かけて、予約本を受け取ったり、書架を眺める。意外な本との出会いもある。

コロナ後のジョグやロードバイクで走った距離は

2020年4月
ジョグ&ウォーキング 252km
ロードバイク 130km

5月
ジョグ&ウォーキング 250km
ロードバイク 239km

6月
ジョグ&ウォーキング 141km
ロードバイク 390km

7月
ジョグ&ウォーキング 123km
ロードバイク 186km

8月
ジョグ&ウォーキング 43km
ロードバイク 557km

ロードバイクに関しては、10年前のような100kmから200kmほど一日中走るということはできなくなっているけれど、のんびりと街を散策する感じで乗っている。


昨日は緑陰で「谷口ジロー 歩くひとPLUS」を読んだ。

なにげない凪のような時間を過ごすのは悪いことじゃない、むしろ年老いていく自分に同化していく面もあるかもしれない。「年齢は気持が決める」なんていうのは妄言だろうし、「若い者には、年寄りは務まらない」とマッチョ化しない生き方がいいかもしれない。

(日本の高名な女性の作家や評論家・政治家は、名誉男性化(オヤジ化して眷属に属していくこと)していく傾向があるけれど、この本はほんまもんの知性を感じさせる。)

谷口ジローがあとがきで

「人間や動物は、本来静かな生き物だと思っています。密やかに生きることで身を守ってきました。大声で叫んだり泣いたりする人々の姿を日常生活ではあまり見かけないように・・・。
つまらない日常の小さな出来事だと思われているものでも、ようく深く観察してゆくと、そこに一つの物語が浮かび上がってきます。私はそれらのエピソードを掬(すく)い上げてマンガ表現出来ることを学びました。
それが「歩く人」だったのです。」

と書いている。

「物語優先ではなく、登場人物の感情表現」をいかに自然に伝えるか、そのことは物語優先の現役時代と異なり、隠居生活の感情優先の生活と同調するものがあるかもしれない。


昨日もクロモリロード図書館に行き、予約本を受け取る。近くで開催されていた「喫茶店の時代展」を覗いてみる。

そのあとブラブラ走っていると、「そういえばこのあたりで新しい店がオープンしていたな」と思い出したが、何の店だったか肝心なことを思い出せない。スマホで和菓子・ケーキやカフェと検索してみたが、それらしい店に行き当たらない。
偶然、新しいパン屋に検索で行き当たったが、どうもこれじゃないけど、せっかくだからと立ち寄ってみた。

ブレッド スタイル ソプラノ 伊丹店、近畿中央病院の敷地内にある。



昨年6月に念のため精密検査でこの病院で受診したときには、この店はなかった。

調理パン、惣菜パンや健康志向のライ麦、おから、大豆粉、アマニなどを使用したパンが並び、店内に併設されたカフェでイートインも可能。

ライ麦パンなどを自宅用に買って、イートインコーナーで珈琲と蒸しパンでひと休止。ちょっと休むには(ロードバイクも駐輪しやすいし)、いい店やね。


帰宅後、妻に確認するとお目当ての新店舗はドーナツの店だった、こんど立ち寄ってみよう。

夕方は長男夫婦の息子二人の保育所迎え。先週から長男が残業続きのため、孫守ヘルプをすることが多かった。エネルギー満載で無駄に走り回る5歳と2歳の男児、こちらもそれなりに疲れる(苦笑

脳が成長する孫たちには、頭ごなしに注意するのではなくキチンと言葉で説明する、老化の進む義父母たちには言葉ではなく、こちらが率先して動くことで感情としてわかってもらうことが大切かもしれないなと、最近は心がけている。


夜は読書して、録画している居酒屋番組(太田和彦氏、吉田類氏の番組)、紀行番組、スポーツ番組を見ることが多いかな。地上波のバラエティー番組、ワイドショーなど喧しい番組は一切見ない。

マスコミや官僚が「忖度する時代」から「萎縮する時代」へと移り変わっているような気がする、それを増長させているのが地上波の番組だから、マイナスの磁場に立ち入るほど自分の余生はそれほど長くないだろうしね。


河川敷に忘れられたボールでバスケットゴールにシュートを何度か試みた。すぐに息が上がった。順調に老いている(苦笑




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