卒業と村上春樹2013-03-30 20:18

次男から発したノロウィルスが我が家を席捲して、やっと落ち着きを見せたのが金曜だった。前半は体調グダグダ、後半は残業でばてた気がする。

そんななか近しき人が昨日、早期退職の辞令を受け取った。

妻と出会ったのは1979年。ボクは25歳、彼女は22歳だった。同じ会社の同期会の集まりに参加しているうちに知り合い、3年後に結婚。長男、次男と子どもたちも生まれて4人で長く生活してきた。

妻として母として、そして職業人として34年間勤めてきた。
義父の介護の問題もあるし、息子たちが結婚・就職とひとつの節目を経てきたので、このへんで「専業主婦」になるという選択をした次第。

昨夜は残業職場をほっぽり出して、馴染みのイタリアンで妻とささやかな卒業祝いをした。「なかなかいい人生だった」と彼女は自己総括しているけど、ちょっとそれは早すぎるでしょ(苦笑)

とりあえずはお疲れ様です。ボクもできれば来年か再来年は後追いしたいものです・・・

今日は午後から軽くロードバイクで走ってきた。
3月になり一気に暖かくなり、猪名川沿いでは桜が咲き誇っている。さすがに猪名川町付近ではまだ咲き始め。住宅地にぽつんと立つ一本の古木や里山の山桜も美しい。

日本はまさしく桜の国ですね。

菓子処「うませ」に立ち寄って、季節の和菓子を購入してお茶をいただきながらご主人と雑談。ボクはあまり人とは話さないけど、うませのご主人が懐の広いお方なのでしょう。

里山の桜を眺めて帰宅。66km

ところで4月からNHKラジオで「英語で読む村上春樹 世界のなかの日本文学」が開講される。村上春樹の短編「象の消滅」と「かえるくん、東京を救う」の英語版を読み通しながら、村上文学の世界性と同時に日本を英語から照り返してみるという意欲的な試み。

対談あり、村上春樹へのオマージュとして新進気鋭の作家による短編小説ありというなかなか盛りだくさんの内容のようだ。

時間帯が日曜午後10:50~11:20という絶妙な時間(月曜前の憂鬱からちょっと解放される?) そして再来年に放送が終わる頃にはボクも定年退職になる(その後の再雇用制度はまだ未定だけど)
 NHK ラジオ 英語で読む村上春樹 2013年 04月号 [雑誌]

テキストの写真は「兵庫県芦屋市を流れる芦屋川の河口にて」撮影されたもの。
ロードバイクで何度も訪れた場所だ。

明日は日曜だけど仕事のため出勤。

4月になれば、よりよきものと出会っていきたい。


コメント

_ わるたわん ― 2013-03-31 13:21

私の職場で34年勤めた課長さんが
御両親の介護の問題もあり退職しました。
送別会で同僚がこっそり彼女のご主人に手紙をお願いして、
その場で読んでもらいました。
素晴らしい内容で感激。
asyuuさんは奥様にどんなお言葉をかけられたのでしょうか?

_ asyuu>わるたわんさん ― 2013-03-31 23:55

シンプルに「おつかれさまでした」とあとは「息子たちのファッションセンス、知性は父親からではなく母の影響が強い、よってありがとう」という言葉くらいでしょうか・・・

息子たちがそのへんはキチンとしているので
ボクの出場所はあまりありません(笑)

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