内田樹「村上春樹にご用心」を読む2007-10-02 01:01

昨夜はロードバイクのパンク修理初体験。リム打ちパンクなのでチューブの新品をはめ込む。タイヤを嵌める際,最後の部分が固くてちょっと苦労したがなんとか終了。よし、こんどはロングライドでパンクしてもなんとかなるだろう。でも、パンクはなるべくしたくないな。

村上春樹にご用心

内田樹教授の村上本を、ぱらぱらと読む。ほとんどの文章が彼のブログ日記を再構成したものなので既読のものが多い。まぁ、ブログ日記を読ませていただいるので「寄進」の意味もあって購入した。

村上春樹の小説は、さまざまな解釈を可能にさせるものだ。だから読者は、これって私のことを書いてるの?とおもったり、村上ワンダーランドの迷路を楽しんだりすることができる。

例によって内田教授はレトリック満載で、牽強付会・我田引水に陥りそうな域にまで、村上春樹について喋り続けている(書いているというよりは喋っているという感じ)。
村上春樹はじぶんへの批評はいっさい読まないそうだから、どんな喋り方でもよいんじゃないでしょうか。そのほうがおもしろいし。

内田教授の村上春樹短編ベスト3は、「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」「中国行きのスロウ・ボート」「午後の最後の芝生」だそうな(同書236頁)。
私なら、「午後の最後の芝生」「沈黙」「我らの時代のフォークロア―高度資本主義前史 」が村上春樹短篇ベスト3だ。
最近のものでは「東京奇譚集」に載っている短編が好きかな。

で、10月になった。大好きな夏も終わった。またまた歳をとってしまった。本もぼちぼちと読んでいくけど、ロードバイクと山歩きももう少し時間が取れるようにしたいな。


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